阪南大学国際観光学部教授新今宮駅周辺観光まちづくり推進協議会会長松村嘉久大阪市内のあちらこちらで,現在,公立小中学校の統廃合が進みつつあります。小中学校は地域社会の拠点,世代をこえて,色々な人たちの想い出がつまった特別な場所です。統廃合した小中学校の跡地をどう利用するのか,それは地域にとって大きな課題。なかでも,大阪コリアタウンに隣接する御幸森小学校は,多文化共生の象徴のような存在でした。世代だけでなく国境もこえて,色々な人たちの想い出が,たくさんつまった特別な学校です。大阪・関西万博に向けて,大阪を訪れる外国人旅行者はこれから増え続け,かつて以上の賑わいが必ず到来します。外国人定住者も増えている大阪は,国際都市へ脱皮しようとしています。そのような状況のなか,あの御幸森小学校跡地で構想されているのが,この「いくのコーライブズパーク」です。地域の人たちだけでなく,小中学校統廃合に直面する大阪の人たちみんなが,このプロジェクトに期待しています。まちづくりに携わってきた経験者の目から見ても,いくのコーライブズパーク構想はとてもよくできていて,ここでしか実現しない,ここだからこそ実現できる,夢のあるものです。みなさん,ぜひ,このプロジェクトを応援してください。そして,近未来の生野のため,未来の大阪・関西・日本のため,みんなの力で成功させましょう。