私の故郷山形県天童市に、戦後曾祖父の開拓した農地と山林があります。5年前祖父が亡くなってからは管理の継続が難しく耕作放棄地とならざる負えない状況でした。「幼少期より私に生きるエネルギーを注いでくれた山、ご先祖様がのこしてくれたこの山をこのままにはしておけない、なにかよい方法がないか。」と考えていた矢先、活動の協力者である仲間より「キャンプをしながら里山農園を作り上げていく。」という活用案をいただきました。次世代を担う若者と共に豊かな自然を活気ある形で後世にのこすための「里山再生プロジェクト」発足です。
「故郷の里山を活気ある形で後世に残したい」と活動する方ら、私は仙台にて「一般社団法人 みやぎ青少年トータルサポートセンター」という法人の代表理事をしています。障がいの有無に関わらず、特別な支援が必要な青少年のサポートを行う団体です。
学校や社会にうまく適応できずにいる青少年、及び、背景に発達障害のある青少年を中心に継続的な支援を行う中で回復と成長を遂げた青年メンバーが中心となり誕生したのが、自分たちで仕事を創り出す「若者たちで作るTake off project」です。自分のよさを活かし互いに高め合う新しい青年支援がスタートしました。
その支援の中で出会った青年たちと一緒に立ち上げたのが「里山再生プロジェクト」です。
山形県天童市は将棋の生産地としても有名ですが、サクランボ、ラフランス、リンゴ、ブドウ…なんといっても美味しいフルーツが年中味わえる、フルーツ王国でもあり、自然豊かな環境に恵まれた最高の場所です。昔のように地域の方々を含めみんなが仲よく集える場所にしていきたいという想いも抱いております。
山林と農地は他の持ち主の方もおりました。しかしそのほとんどが遊休農地であるため今回のprojectについてお話したところ、ご理解ご賛同をいただくことができ一部借用させていただけることになりました。数年間管理していなかったことで、不法投棄が行われており早急に対応が必要な状況であったため有志を募り一昨年より整地をはじめてきました。管理運営を整えこれからを担う若者たちに引き継いでいくことができる様に将来を見据えて計画を立てました。既に整地が始まっています。より安全に安心して過ごせるキャンプサイトを目指し環境整備を行っていきます。今回は雪で被害を受けてしまった小屋「管理棟」の修繕、キャンパーが快適に過ごせる様に炊事場の設置を行いたく、本プロジェクトを行いました。雪の被害は想定外でした。祖父の代(昭和40年代)に立てた小屋が思った以上に傷んでいた結果です。
昨年6月より整地をスタートさせ、キャンプサイトオープンに向けて準備をはじめました。令和4年4月30日(土)ゴールデンウイークを境にできたところまでで、オープンしました。設備はまだまだ不十分ではありますが、資金が集まり次第、安心安全に過ごせる環境を整えながら若者たちと共に創造する楽しさを味わっていきたいと思います。自然災害、コロナ禍、戦争…含め世の中は大変な状況下にあります。だからこその精神で世の中との折り合いをつけながら、自分たちにできることをできる限り明るい未来を創造してゆきます!!
仲間同士…否定せず、強制せず、ていねいに
みんなが資源
みんなで支援
自分のよさを活かし互いに高め合う活動と自立をめざしたコミュニティー創りの仲間になっていただけたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします!(^^)!
※「一般社団法人 みやぎ青少年トータルサポートセンター」とは
特別な支援を必要としている子どもたちや青年その家族や支援者の方たちに適切なサポートを行うことを目的として2009年に任意団体として発足。2015年1月に法人として設立されました。教育関係の支援や福祉のサポートを期待できなかった青少年、更に東日本大震災の緊急支援活動の中で出会った青少年や家族と共に任意団体設立当初より支援活動を継続しています。
【経費について】※見積もり金額
管理棟山小屋の修繕(材料費、人件費) 1,000,000円
炊事場の設置(材料費、人件費) 1,000,000円
クラウドファンディング手数料(17%) 340,000円
合計 2,340,000円
雪でダメージを受けてしまった小屋がこちらです…。
屋根が雪の重みで垂木、桁が折れてしまいました。このままでは雨漏りだけでは済まない状態に…。
吹き溜まりでは、1m以上の積雪に…
例年は積もっても40cm程度です
写真左側が1月の状況。右側が2月下旬の状況。
雪の層が増えているのが解ります。
大雪の状況(2022年2月)
これまで~現在の状況(2021年6月より着工)
リンゴ畑だったところには大きな石や木の根っこが埋没しておりました。
ユンボで掘り起こし整地し芝生を植えました。ファミリーサイトの完成です。
これまでの不法投棄物等の片付け処分を開始しました。
ゴミ集積所へこれから自分たちでコツコツ運びました。
柿…昨年度は豊作でした。渋抜きをして美味しくいただきました(^^)
もちろん無農薬です。
越王山の山林のほとんどが栗林となっております。
Lサイズのビッグな栗がたくさんあります。
今後の計画について
〇会員制の農業体験型キャンプサイトとして今春オープンを目指します。
会員証…栗の木を利用して製作しました。
〇一泊、1組3,000円~4,000円のキャンプサイト使用料をいただき運営していく計画を立てています。
最大5組の利用が可能です。
〇キャンパーの皆様に…栗拾い、たけのこ、山菜、など季節ごとの農作物の収穫体験を提供するために作物を管理しています。
薪割り体験もできます。
タケノコ
山の幸(*^^*)タラの芽…天ぷらは絶品です。
山形県のシンボル…カモシカにも出会えます。
(カモシカはおとなしい性格の動物です。)
多くの皆さまのご支援をお待ちしております!
最新の活動報告
もっと見る2022年 11月活動記録③
2022/11/27 19:502022年11月活動記録③ 今回の作業は前回に引き続き雪囲いの作成。来週から雪が降るとのことで、作物や植木に作りました。また、手伝いに来てくれた弟にはタラの木の剪定をやってもらいました。やはり人手が増えるとできると効率が上がると感じます。切った木はチッパーにかけました。お昼はおばあちゃんが握ってくれたオニギリを2人で頂きました(^^)来週からいよいよ、雪が降るとのこと。今年の積雪はどの様になるのか不安もありますが、できることを積み重ねて行きたいと思います(^^) もっと見る
2022年 11月活動記録②
2022/11/24 21:27今日は雪が降る前に作物を守るための雪囲いの作成材料となる竹の伐採をメインに行いました!そして伐採した竹をナタで割って雪囲いの制作、初作品。たくさん作って慣れていきたいです(^^)作業は雪が降る前が勝負。引き続き頑張りたいと思います! もっと見る
2022年 5月 キャンプ場お披露目会
2022/11/13 22:245月に行ったキャンプ場のお披露目会の記録になります!応援してくれる方達に向けて見学会を行いこれからに向けての活動方針を共有しました。来てくれた方達の大自然を満喫して姿をみると、ここをどのような場所にして行きたいかイメージが広がってきます。みなさんの笑顔、応援を力に変えてよりよいものを作成して行きたいです! もっと見る
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