はじめまして
キジャニのプロジェクトをご覧いただき、ありがとうございます。
フェアトレードやサスティナブルなブランドである「キジャニ」の日本正規販売店である有限会社ウエストトレードの岡将高と申します。
キジャニはウガンダ、カンパラを拠点とする、ウガンダの社会問題を解決するソーシャルビジネスです。社会や環境や人権を大事にするビジネスをサポートする必要があると私が信じて、キジャニ商品を日本でも販売する計画を立てました。
キジャニではユニークで高品質な布おむつを生産して、主にウガンダの女性向けに公正な賃金と労働条件で雇用を生み出しています。
おむつは赤ちゃんがいる家庭で必ず必要になるアイテムです。一般的におむつは「布おむつ」と「使い捨て紙おむつ」の2種類から選ぶことになります。
ご存じのように、布おむつは洗濯して繰り返し使えるため、経済・環境的に優しいメリットがありますが、洗濯の手間やうんちの処理などに不安を抱いてる方も多いと思います。
確かに布おむつは、使い捨て紙おむつのようにゴミ箱に入れて終わりではなく、うんちを流したり、洗濯・乾燥の作業が必要になります。そのため日本では使い捨て紙おむつを選ばれる方が多いと思います。
そのような手間があるとわかっていても、なぜウガンダのお母さんたちは布おむつを作っているのかを説明したいと思います。
ウガンダでの課題
ウガンダの首都カンパラは、アフリカの中でも急速に成長している都市の一つですが、貧困は依然最大の問題として残っています。[1]
ウガンダの女性の失業率は42%[2]あり、仕事をしている女性でも非常に貧しかったり、悪条件での労働を余儀なくされていることがよくあります。
ウガンダの女性が直面しているもう一つの問題として、赤ちゃんのおむつ等の衛生製品へのアクセスの難しさがあります。手ごろな価格で衛生製品へアクセスが出来ないことにより、赤ちゃんや家庭内の衛生状態や、健康状態が悪化する可能性があります。
日本では使い捨て紙おむつが一般的に使用されますが、ウガンダの平均的な家庭にとって紙おむつはとても高価です。平均年収が年間600ドル、平均6人の子供がいるウガンダの家庭では、1日3回だけ使い捨ておむつ交換するとしても、年間約300ドル近くの出費になります。そのためウガンダの家庭では、使い捨ておむつを買う余裕がなく、子供たちに基本的な衛生環境を与えるために紙おむつ以外の選択肢を必要としています。ですがウガンダで布おむつを販売する店は少ないので、キジャニのようなソーシャルビジネスの活動によって布おむつを入手することができています。
平均家庭よりも収入が高く、使い捨て紙おむつを購入できる中流階級の家庭であっても、別の問題に直面しています。ウガンダでは日本のような効率的なゴミ収集サービスがなく、カンパラの当局では日々出されるゴミの量に必要な収集・処理能力、技術、財政が整っていません。そのためほとんどのウガンダの家庭ではゴミを燃やし、深刻な環境問題を引き起こしています。使い捨て紙おむつは燃えにくく、燃やそうとしても有害物質が発生するため大気汚染が悪化し、燃え切らなかったおむつが町に飛散してしまいます。[3]
[1] UNICEF, Uganda's multidimensional poverty profile, 2020, p. 2-10
[2] RAPID Gender assessment Uganda, Uganda, 2020, p. 10
[3] Philip Owen, Disposable Diapers - A Growing Threat to African Rivers, 2017
解決策
キジャニはウガンダ女性の失業、布おむつへのアクセス、環境保全などの問題を解決するために地域のNGOや国際援助団体、保健センターなどの組織と協力して、ウガンダの家庭がおむつを手ごろな価格で利用できるようにしています。
ゴール#1
ウガンダの一般家庭での健康・衛生状態の改善、節約、そして環境保護のために、使い捨て紙おむつの代わりになる、環境に優しく、お手頃な値段で高品質な布おむつを提供します。
「キジャニ」はスワヒリ語で「緑」を意味し、布おむつが地球にとって良いものであることを意味しています。
ゴール#2
女性のための積極的な雇用と職業訓練の機会を創出する - 女性に真の力を与える最善の方法は、慈善や寄付ではなく、働いて、自立した生活をする機会を与えることだと考えています。
現在洋裁を担当している4人の女性のうち2人は、また服の縫い方を知らない状態で働き始め、裁縫のトレーニングを受けました。キジャニではウガンダ女性の平均以上の給料を支払い、柔軟で働きやすい雇用環境を提供しています。
リターンについて
布おむつカバー
キジャニのおむつは高品質の輸入生地、カラフルなキテンゲ生地(アフリカ布)、地元で栽培・生産されたコットンジャージ素材から作られています。
キジャニの布おむつカバーの外側はキテンゲ生地(アフリカ布)、内側には汚れなどの拭き取り性が高いPUL生地を使用して作られていますので、カバーが汚れるまで何度も使うことができます。
おむつの内側はソフトで速乾性に優れた層が縫いこまれています。背中側にはインサーツ(成形おむつ)が固定できるボタンが付いています。
このおむつカバーは他のメーカーのインサーツや輪型おむつと組み合わせて使用することもできます。
キジャニのおむつカバーは新生児用(3~7kg)、フリーサイズ(5~20kg)、XL(15~30kg)の3種類があります。
インサーツ(成形おむつ)
キジャニのインサーツ(成形おむつ)は裏面にPUL素材を使用しているのが特徴で、非常に汎用性が高くなっています。インサーツ(成形おむつ)自体の裏地に防水性があるため、どんなカバーでも清潔で乾いた状態を保つので、カバーを洗濯せずに何度も使うことができます。インサーツ(成形おむつ)の再度にもゴムがついており、横からの漏れも防ぐことができます。
インサーツ(成形おむつ)の下部数センチは防水加工されていないため、折り返してサイズ調整をすることができます。吸水体の素材はすべて天然コットンジャージと竹綿です。
おむつカバーと同じく、新生児用、フリーサイズ、XLの3種類のサイズから選べます。
輪型おむつ
キジャニの輪型おむつは、おむつに吸水性をプラスするためにつかうおむつブースターです。吸水性に優れた竹と綿の天然素材を組み合わせて作られています。新生児用、フリーサイズ、XLの3種類のサイズから選ぶことができます。
トレーニングパンツ
トレーニングパンツは夜のおねしょ問題に頭を抱えている親におすすめの商品です。
トイレトレーニングのあと、何年もおねしょが続いてしまい夜間おむつを必要とする子供たちがいますが、布おむつのように再利用可能なトレーニングパンツはあまりありません。
キジャニのトレーニングパンツは様々な年齢やサイズに合うようにウエストが調整可能で、綿と竹の天然素材を組み合わせて作られています。
XSサイズ(1〜3歳)、Sサイズ(2~4歳)、Lサイズ(4~6歳)の3種類からお選び頂けます。
カラーはピンク、アクアブルー、ロイヤルブルー、ティール、パープルの5色があります。
資金の使い道
みなさまから頂いたご支援は
・ウガンダから日本への送料
・日本からお届け先(CAMPFIREの支援者様)への送料
・本サイトの手数料
・キャンペーンデザイン・翻訳
・日本でのキジャニのマーケティング活動
として活用させていただきます。支援者の方々にはリータン商品をプレゼントを致します。
実施スケジュール
2022年6月30日 CAMPFIRE終了
2022年9月中 ウガンダから発送
2022年10月頃 日本の皆様にリターン商品を発送予定
2022年11月頃 キジャニの布おむつや防水ポーチをオンラインショップでも販売開始予定
最後に
ここまで文章をお読みいただきありがとうございました!
ウガンダの問題やキジャニの活動、そして布おむつについて、少しでも知っていただけたら嬉しいです。日本から遠く離れた国ではありますが、ウガンダが抱える課題は日本でも共通している問題は多いと思います。
サステナブル素材を使ったキジャニの布おむつで、ごみを減らしながら楽しい育児につながれば嬉しいです。
皆さまのご支援を心よりお待ちしております。
募集方式について
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
・送料:送料込み
プロジェクト代表プローフィール
有限会社ウエストトレードは、兵庫県西宮市を拠点とする小さな商社です。フェアトレードやサスティナブルなブランドを応援し、今回「キジャニ」の正規販売店として、日本で再利用可能な布おむつや防水ポーチなどを販売する予定です。プロジェクト担当者は岡 将高です。佐賀県に生まれ兵庫県に育ちました。イギリスの大学院を卒業した後、英語を生かせる外資系化学メーカーに就職しました。前職では輸出入業務や手続きなどの経験をし、キジャニのように海外との取引も経験があります。
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