こんにちは。横山です。前回の活動報告でもお知らせしましたが、お正月休み中にLINEスタンプを製作しました。(昨日、神さま『やおよろず』スタンプも完成し、販売しております)https://line.me/S/shop/sticker/author/677224こちらからお求めできます。各40種類120円です。今回は各スタンプのイラストの神話エピソードを簡単に紹介させていただきます。イラストの意味を知ってLINEのやりとりをより楽しめたら幸せです。(ちょっと長くて申し訳ないですが、お付き合いいただけますようお願いします)神さまノート同様、日本の神話がぐっと身近なものになりますように。天岩戸の伝説弟スサノオが姉アマテラスの住む高天原(たかまがはら)で荒れ狂い迷惑ばかりかけまくることに呆れ果てて天岩戸に籠ってしまい、世界は真っ暗に。困った神々はアマテラスを天岩戸から引き出そうと策を練る。アメノウズメ(芸能の神)は舞でアマテラスを誘き出すことに成功する。八岐大蛇伝説姉アマテラスの住む高天原を追放されたスサノオは出雲国へ降り立つ。そこで毎年八岐大蛇(やまたのおろち)に襲われ困っている家族に出会う。スサノオは八岐大蛇退治に名乗りをあげ、見事成功させる。イザナギ&イザナミの国つくり国産みの役割を担う夫婦神。イザナギとイザナミは日本の国土を作り、たくさんの神を産んだ。黄泉の国にて黄泉の国に行ってしまったイザナミを追うイザナギ。イザナミに戻ってくるようお願いするとイザナミは黄泉の国の神にお願いしてみることに。ただし、その間、イザナミの姿は見ないと約束させるが、イザナギは約束を破り覗いてしまう。そこには変わり果てたイザナミの姿が。イザナミは怒りをあらわにする。イザナギの禊祓い黄泉の国から必死で逃げ帰ってきたイザナギ。死の国の穢れ(けがれ)を祓うために禊(みそぎ)を行う。この時もたくさんの神が生まれる。最後に生まれたのがアマテラス、ツクヨミ、スサノオの三貴子。保食神のおもてなし姉アマテラスの命を受けて葦原中国(あしはらのなかつくに:日本神話において天にある高天原と、死者の国、黄泉の国の間にあるとされる世界)の保食神(うけもちのかみ)に会いに行く弟ツクヨミ。保食神はツクヨミの訪問を喜び、最大限のおもてなしをと、生き物たちの口から吐き出させたものを振る舞うが、ツクヨミはそれを拒否して保食神を殺してしまう。国譲り〜タケミカヅチの巻葦原中国を国つ神、大国主が平定したが、アマテラスは『葦原中国は天つ神が統治すべき』とアマテラスは葦原中国へ使者を送るも2回失敗に終わり、3度目の正直、タケミカヅチが交渉に当たり成功する。サルタヒコの道案内国譲りが成功し、アマテラスの孫、瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)をはじめとする天つ神たちが葦原中国へ降り立ったところで道案内した神様。導きの神様。因幡の白兎伝説大国主は80人(神様の表記は本来『柱』ですが、わかりやすい表現の為に『人』を使用しています)の異母兄のいる末っ子。80人の兄たち(八十神:やそがみ)は因幡国の矢上姫に求婚しに向かう。大国主は兄たちの荷物持ちとして後から同行していた際、身ぐるみ剥がされ傷ついていたウサギに出会う。聞くと兄の八十神たちから適当な治療法を教わったが為に傷が悪化してしまったとのこと。大国主は優しく治療法を教えるとウサギはすっかり元の姿に戻る。そして矢上姫は大国主と結ばれる。八十神たちの嫌がらせ矢上姫と結ばれた大国主だったが、それを良しとしなかった80人の兄たち(八十神)。兄たちは大国主を陥れ、大きな石を真っ赤に燃やして大国主の下に落として殺してしまう。大国主の蘇生八十神たちの嫌がらせにより死んでしまった大国主。息子の死を悲しむ母は神皇産霊尊(かみむすびのみこと:造化三神の一柱)に頼み、神皇産霊尊の娘たち(キサガイとウムギ)が蘇生させる。大国主&少彦名の国つくりコンビ大国主の相棒、スクナヒコナは一寸法師のモデルにもなったとも伝わる小さな神様。身体は小さいが医療、穀物、酒つくりなどなど様々なことに精通するスペックの高い神様。スクナヒコナとの別れ大国主との国つくりミッションを終えたスクナヒコナは常世の国(とこよのくに:海の彼方に存在するとされ、異世界の理想郷と考えられる)へ帰ってしまい、大国主はぽっかり穴が空いたように落ち込む。神武東征の道案内初代天皇、神武天皇(カムヤマトイワレビコ)が大和国へ向かう途中、熊野の山を越える時に道案内として活躍したのが脚が3本ある八咫烏(ヤタガラス)。神武天皇を成功に導いた鳥初代天皇、神武天皇(カムヤマトイワレビコ)が大和国へ向かう際、しきりに邪魔をしてきたのが地方豪族の長髄彦(ナガスネヒコ)。長髄彦を倒すべく、金山彦命は神武天皇へ金鵄(きんし:金色のトビ)を渡し、その金鵄が光り輝くことで長髄彦の目を眩ませた隙に見事倒すことに成功させる。怪力ヤマトタケル第12代天皇、景行天皇の息子、ヤマトタケル(幼名:オウスノミコト)の幼少期、父から「お前の兄が反抗的なのでお前から諭してくれないか」と頼まれるとオウスノミコトは兄を掴み潰して捨ててしまう!ヤマトタケルの東征ヤマトタケルの怪力に恐れ慄いた父、景行天皇は少しでも自分から離しておこうとヤマトタケルを全国の統治へ向かわせる。キツい旅路に不安を隠せないヤマトタケルは伊勢にいる叔母、倭姫命(ヤマトヒメ)の元へ行く。ヤマトヒメは天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ、後の草薙剣)と火打具を授ける。草薙剣の由来ヤマトタケルが東征の途中、駿河国で騙し打ちに遭い、四方から火を放たれ行く道を塞がれてしまう。ヤマトタケルは倭姫から授かった天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)で燃え盛る草を薙ぎ払い見事脱出する。ここから天叢雲剣は「草薙剣」と呼ばれるようになる。ヤマトタケル、弟橘媛との別れヤマトタケルの東征の道中、三浦半島の走水(はしりみず)から房総半島へ船で渡ろうとした時、嵐が襲い、進むことができずにいた。そこでヤマトタケルの妻、弟橘媛(おとたちばなひめ)は海神の怒りを鎮めるべく海へ身を投じる。海は穏やかになり、ヤマトタケルは無事上総国(千葉県)に渡ることができた。海幸彦&山幸彦ストーリー瓊瓊杵尊(ニニギノミコト、アマテラスの孫)と木花咲耶姫(コノハナノサクヤヒメ)の子供、海幸彦と山幸彦。ふとしたことから山幸彦は海幸彦の怒りを買い、気落ちした山幸彦はシオツチが現れ、海の神ワタツミの宮殿へと向かう。火遠理命(ほおりのみこと=山幸彦)の帰還兄(海幸彦=火照命:ほでりのみこと)への仕返しをするべく海の宮殿から綿津見神(わたつみのかみ)が用意した鰐鮫(ワニザメ)に乗って帰還し、兄の火照命に仕返しし、完全に屈服させることに成功した。富士山を護る神さま、木花咲耶姫海幸彦、山幸彦を火の中で出産したことから火照命(ほでりのみこと:海幸彦)、火遠理命(ほおりのみこと:山幸彦)といい、桜の象徴とされる。様々な場面、やりとりで楽しく活躍していただけると嬉しいです。次回は神さまスタンプ第2弾の「神さま」たちの説明をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。