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腸内フローラ移植臨床研究会の監事でもある塚本悟朗先生に応援メッセージをいただきました!「数年前、腸内細菌移植分野における清水研究員(菌職人)の新技術に出会って、その技術の魅力に取りつかれると同時に、その技術が世界に普及することを願う日々です。その菌たちの日常の作業は我々宿主が健康を維持できるように色々な各種の有用な物質を生産している訳で、新薬の創製がライフワークであった私は彼ら(菌たち)の能力の凄さに頭が下がるばかりです。その菌たちの仕事たるや世界のどの優良製薬企業でさえ決して作ることの出来ない有用化合物を生産していることも解って来ました。さて、薬という漢字は草冠に楽と書きますよね。これは、病気の時に漢方薬(生薬)を飲むと楽になるからですが、根本的治療にはなりません。西洋薬とて同じです。ではどうしましょう!?世には、「日にち薬」という言葉があります。これは「月日の経過が薬の代わりになる」と言った意味で使われますが、私に言わせれば、腸内細菌たちが喜ぶ食物を摂り、適度に身体を動かしていれば細菌たちやその本人にも元気が戻ってきますよ!との意味になります。 ところが、何かが原因で腸内細菌たちが乱れた状態になるとそれを正常に近づけるためには正常なヒトの腸内細菌を移植する以外に方法はありません。しかし、細菌たちは薬とは違い生き物です。この生きた細菌たちを元気な状態で他人の腸内に届け生着させることは易しく無いことは容易に想像されましょう。 その難しい移植の方法に新しい道を開いたのが、清水研究員が発明したNanoGAS®なる技術です。これを用いて調整した移植菌液を使用することにより、これまでに知られている菌液を使用する場合よりも一層の効果が期待されます。このことを理解した上で、困っている患者さんにこの方法を提供している研究会のドクター達がおられます。日々、腸内フローラ移植を進めようと活動しておられる皆様の応援を期待してやみません。」