♨️ご挨拶♨️
上の湯は群馬県桐生市にある小さな銭湯です。
昭和23年以前より続くと言われ、現在は若旦那(津久井篤)と若女将(美紅)、大女将(ばあちゃん)の家族3人で営業しています。
先代店主(じいちゃん)とばあちゃんの2人で切り盛りしてきましたが、令和3年2月にじいちゃんの入院をきっかけに休業を余儀なくされ、ばあちゃんは廃業も覚悟していたそうです。そこで、「地域に長年愛され、じいちゃんとばあちゃんが守ってきた上の湯の灯りを消したくない!」と私たち孫夫婦が引き継ぐことを決意。病床のじいちゃんに「私たちが上の湯を継ぐからね!」と伝えると『おう。』と答えてくれました。
じいちゃんの帰りを待ちつつ再開準備を進めていた矢先、同年5月にじいちゃんが誤嚥性肺炎のため、他界。
銭湯初心者の私たち夫婦。釜場でお湯を沸かしていたじいちゃんから何も話を聞くことができませんでした。じいちゃんが入院してから約6か月間の休業を経て…
試行錯誤しながら、多くの方の力を借りて同年7月7日になんとか営業を再開しました。
【上の湯の歴史】
《昭和初期創業》(推定)
昭和23年 亀井さん・イノグチさん
昭和30年〜 林義明さん(石川県出身・義孝の弟)
昭和39年 建て替え
昭和48年〜 林義孝さん(石川県出身・義明の兄)
昭和59年〜 笹倉幸一(じいちゃん/東京都出身・義明、義孝の甥)
令和3年〜 津久井篤(群馬県太田市出身)・津久井美紅(先代の孫)
【上の湯の特徴】
浴槽は上下2段となっており、上の浴槽から下の浴槽への滝落ちが印象的です!
これは石川県出身の林義明さんが少年時代に大阪のお豆腐屋さんへ丁稚奉公していた時に通っていた銭湯さんを参考にしたそうです。桐生市周辺ではなかなか珍しいタイプです。
壁の絵は水辺の魚や鳥のタイル絵で昭和39年の建て替え当時のまま残っています。
脱衣所と浴室の間には中庭があり、女湯には猫の置物御一行、男湯にはたぬきの信楽焼御一行がお出迎えします。猫はばあちゃんの趣味、たぬきはじいちゃんの趣味でした。
その中庭にはかつて池があり、鯉も泳いでいました。タイル絵も魚の絵であったりと、箇所箇所に『魚』が多いのは、建て替え前(昭和39年以前)の上の湯は浴室の男女を仕切る壁に水槽があり魚が泳いでいたから。そして、通称『金魚湯』と呼ばれ愛されていたことに由来します。
店先には向かって右側に白藤が、左側には紫色の藤があります。昔は時期になると綺麗に咲き誇り、お客さんや近所の方が花見をして楽しんでいたそうです。しかし、今では白藤が少し咲くのみ…。そこで藤が名物であった以前の上の湯を目標に藤再生にも挑戦し、上の湯のロゴを藤のモチーフにしました。
♨️このプロジェクトを立ち上げた背景♨️
営業を再開したものの、裏方の設備類は老朽化が進んでいます。中でも特に深刻な状態なのは、銭湯の心臓部である「釜(ボイラー)」です。この釜はじいちゃんとともに長年、熱いお湯を沸かし上の湯を支えてきました。しかし、耐用年数を優に超え、最近では不調や漏水などの問題が何度も起き、補修では限界を迎えています。いつお湯が沸かせなくなってもおかしくない状態に…
この「釜(ボイラー)」を新しくし、じいちゃんが守ってきた銭湯『上の湯』を残したい。
♨️地域のご紹介♨️
"桐生は日本の機どころ"今でもその雰囲気を感じることができます。
古くから織物の街として栄え、その繁栄と労働者を陰ながら支えた銭湯という存在。桐生市の銭湯は織物工場従業員のために開設されたところや仕事帰りの女工さんが多く利用してきました。
最盛期には市内に50軒あったとも言われていますが、今では2軒を残すのみ。そんな桐生の銭湯文化、歴史を残したい。
♨️これまでの活動♨️
○令和3年4月 継ぐ事を決意、再開準備開始
○令和3年5月 上の湯のロゴ作成
若女将の幼馴染、イラストレーター/デザイナーの金子葵さんによる
○令和3年6月 漏水していた浴槽を改修、脱衣所をDIYで番台方式からフロント方式へ
○令和3年7月7日 営業再開
○令和3年9月 上の湯手ぬぐい販売開始
○令和3年10月 キッチンカーイベント開始(湯上がり♨️◯◯の日)
○令和3年12月 冬至のゆず湯(初の変わり湯)
○上の湯の『うえにゃん』誕生
○令和4年1月 元旦、2日(朝湯)
○令和4年2月 毎週木曜日を『薬湯の日』に
○令和4年4月 本物のい草を入れた『い草の湯』
○令和4年4月 上の湯手ぬぐい、そのままのデザインでのれんを作成
手ぬぐい同様に(有)平賢(桐生てぬぐい)さんに作っていただきました!
○令和4年5月 GWパンダ銭湯コラボ『パンダ湯』
その他オリジナルグッズ作成や、様々なコラボ企画などを通して、上の湯の魅力を日々発信しています!
♨️資金の使い道♨️
釜入れ替え工事の総費用約600万円のうち、200万円をご支援いただきたいです。
①釜新設
②釜場配管
③カラン、シャワータンク
④返礼品の準備、送料
⑤手数料等
皆様からご支援いただいた資金は、上記の費用として大切に使わせて頂きます。
♨️応援メッセージをいただきました♨️
○デザイナー/イラストレーター 金子葵
今回上の湯さんのロゴ、タイポ、キャラクターのうえにゃんを制作担当しました。
デザイナー / イラストレーターの金子葵と申します。
美紅さんとは小学生の時からの同級生で、中学では同じバドミントン部でした。
昨年美紅さんから「地元で祖父母がやっている上の湯を引き継ぐので、新しいロゴをお願いしたい!」と連絡がありました。声をかけていただいてとても嬉しかったです!
一番最初は上の湯の看板となるロゴデザインでした。
“レトロだけど今風に”をコンセプトに、上の湯の象徴とする鯉と藤の花の2種類のロゴが完成しました。
そこからキャラクターのうえにゃんとタイポの制作にも携わらせていただきました。
昨年の冬にやっと上の湯さんに伺うことができて、日常を忘れさせてくれるとてもいいお風呂で癒やされました。。。
地元にこういった銭湯が残ってくれるのはとても嬉しいことですし、同世代の津久井さんご夫婦が力を合わせて再開できたことを本当に尊敬します。
これからもいろんなことに挑戦していく上の湯さんを応援していきます!
今回は素敵な機会をありがとうございました!
《instagram》 https://instagram.com/______aoi?igshid=YmMyMTA2M2Y=
《twitter》 https://twitter.com/________aoi_8?s=21&t=3ZC-2sqQ9U01VtyJ5WIECg
○有限会社平賢 小山哲平
こんにちは。
有限会社平賢の小山と申します。
65年続く染め工場で、手捺染という技法で鯉のぼりや祭り袢天などを染めるかたわら、自社ブランド「桐生てぬぐい」の製造・販売をしています。
上の湯さんとは2021年にオリジナルてぬぐいを製作させていただき、多くの方にとても好評をいただきました。
今回もリターンで採用されている新たなオリジナルてぬぐいを製作いたしました。
古き良き伝統を守るお二人の姿勢にとても共感し、一枚一枚を丁寧に心を込めて染めさせていただきました。
私自身も小さい頃、上の湯さんの近くに住んでおり、よくお風呂に入りに来ていましたので今回このような形で応援できる事をとても嬉しく思っています。
いつまでもお客様の心と身体を温める場所、そしていつまでも愛される場所を守るため、ご支援よろしくお願いいたします。
《HP》 https://kiryu-tenugui.jp/
《instagram》 https://instagram.com/kiryu_tenugui?igshid=YmMyMTA2M2Y=
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○松屋畳店 十一代目 大川智樹
当方は先祖代々畳屋でございます。畳業界も銭湯同様、決して成長産業ではなく、住宅環境が変わる中、和室減少の一途を辿りその需要は激減しています。
しかしながら、畳屋さんも町の銭湯も後世に残さなければいけないとても大事な産業であると考えます。
銭湯における公の場でのマナーやそこで交わされる近隣方とのコミュニケーションは大変魅力的であり、畳同様日本の文化であると思います。
その上で、銭湯文化は絶対に守りたいと切に願っています。
昨今では、上の湯さんとコラボをして『い草の湯』を開催しております。い草の香りを楽しみながらのお風呂、とても好評です。是非一度ご利用下さい!
以上、上の湯さんを応援いたします!
《HP》 http://www.e-tatamishop.com/
《instagram》 https://instagram.com/matsuya_tatamiten?igshid=YmMyMTA2M2Y=
◯イラストレーター/漫画家 メソポ田宮文明
2021年4月、「上の湯を継ぐことになりました」とtwitterへアップされたお孫さん夫婦の写真。
その初々しさに感銘を受けた私は、会いに行き、入りに行って、ますます応援したいと思いました。
継いで、もうすぐ1年。
このクラウドファンディングは二人の今後の“熱くて固い決意”の表れだと思います(♨️▽♨️)
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リターンとしてもご用意させていただきました、上の湯の若旦那&若女将もお気に入りの『お湯わいてるぞう』は東京を拠点に活動している銭湯応援グループ『銭湯もりあげた〜い』の公式キャラクターです。
《twitter》 https://twitter.com/mesopotamiyabun
《instagram》 https://www.instagram.com/mesopotamiyabun/?hl=ja
銭湯関連グッズのデザインも数多く手掛け、都内3カ所の銭湯浴室限定漫画『銭湯戦士 セイント☆セントー』や、Webサイト『ゴールデン横丁』で銭湯紹介記事も連載中。
上の湯 紹介記事↓
https://goldenyokocho.jp/articles/3618
♨️リターンのご案内♨️
オリジナルグッズから広告掲載、上の湯独り占め権まで!色々な種類のリターンをご用意させていただきました。オリジナルグッズは今回のクラウドファンディングで初登場する物も多数あります。各リターンの詳細にてご確認ください。
・お気持ちご支援
・うえにゃんグッズ3点セット
・「お湯わいてるぞう」グッズ3点セット
・上の湯ロゴ手ぬぐい
・上の湯ロゴ手ぬぐい(限定カラー)
・上の湯のれん手ぬぐい
・上の湯オリジナルTシャツ(S〜3XL)
・うえにゃん刺繍Tシャツ(S〜3XL)
・お家 DE い草の湯
・新しい釜にメッセージ募集!
・下足箱の木札に刻印
・鏡広告(女湯、男湯)
・藤のカゴ広告(女湯、男湯)
・上の湯独り占め!2時間コース
・上の湯独り占め!4時間コース
♨️実施スケジュール♨️
2022年5月後半 クラウドファンディング開始
2022年5月30日 釜入れ替え工事
⬇︎
2022年6月7日 工事完了(予定)
2022年7月後半 クラウドファンディング終了
2022年8月〜 順次リターンの発送・提供開始
♨️最後に♨️
上の湯周辺では一人暮らしの高齢者も多く、「家でお風呂を準備するのが大変なので助かるよ」「上の湯さん無くなったら困る!」といってくださる先代の頃からの常連さん。さらには私たち孫夫婦が受け継いだことで若い世代の方にも利用していただけることが多くなり、少しずつではありますがお客様は増加傾向です。しかし、燃料価格の高騰によりなかなか経営は厳しく、工事費用を捻出できていない状況です。それでも上の湯を必要としてくださる方、楽しみにしてくださる方のためにも何とか上の湯を続けたいと思っています。
この新しい釜がないと上の湯の灯りは消えてしまいます。周辺の生活を支える場として、桐生の銭湯文化を受け継ぐ者として未来に繋げたいです。じいちゃんが遺した銭湯を続けたい。。。
どうか皆様のお力をお貸しください。
よろしくお願い致します。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る7月7日にリニューアルオープン1周年を迎えました!
2022/07/11 09:252022年7月7日(木)上の湯はリニューアルオープン1周年を迎える事が出来ました!これまで、クラウドファンディングに本当にたくさんのご支援をありがとうございます。本当に心より感謝申し上げます。残り期間少なくなってまいりました、現時点で85%の達成率になっております。引き続き、お力添えをどうかよろしくお願い致します。さて先日、7月7日に上の湯はリニューアルオープン1周年を迎える事が出来ました!!!!長いようであっという間だった1年目私達夫婦にとっては本当に何もかも初めての1年でした。上の湯の歴史を見ればほんの短い期間にしかならないかもしれませんが、リニューアル以前よりご贔屓にしていただいていた常連様、私達夫婦のSNSを見て上の湯を知っていただき初めてご来店いただいたお客様、工事に携わっていただいた業者様、近隣の皆様、本当に沢山の方に支えられて、この1年を乗り越えられました。とっても重要で意味のある、1年だったと思います。皆様に支えられている上の湯がいつまでも皆様の憩いの場であり続けられるように、2年目からも頑張ってまいります。どうぞこれからも上の湯を末永くよろしくお願い致します!!!!!!!! もっと見る
上毛新聞に掲載していただきました!
2022/06/10 10:466月6日の上毛新聞に上の湯のクラウドファンディングについて掲載していただきました!ありがとうございます!!!記事はこちらから↓https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/125842 もっと見る
釜入れ替え工事、無事完了しました!
2022/06/09 20:34こんばんは!上の湯です♨5月30日(月)〜6月7日(火)の臨時休業をいただき、今回のクラウドファンディングを通してご支援いただいております、釜の入れ替え工事を実施いたしました。じいちゃんの釜(古い釜)は搬出され、新しい釜が搬入されました。長い間、本当にお疲れ様でした。本当にありがとう。そして6月8日(水)より予定通り、営業を再開致しました!たくさんの応援のお声がけをありがとうございます。6月1日より開始いたしました、本クラウドファンディングにご支援本当にありがとうございます!心よりお礼申し上げます。そして引き続き、どうぞよろしくお願い致します。 もっと見る
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