こんにちは、青春プロジェクト事務局長の本田です!
初めての活動報告でどんなことを書こうかと考えていましたが、今回は改めて、私達「青春プロジェクト(以下、青プロ)」がどのような団体なのか、どのような経緯で設立されたのかということをお話したいと思います。
青プロとは
私たち青プロは、京都にある立命館大学の学生を中心に結成された演劇団体です。プロジェクト名に含まれる「青春」の由来は「青春奪還」。なんだか安直なネーミングのように聞こえてしまうかもしれませんが、その経緯はあとで触れさせていただきましょう。
団員数は2022年6月18日時点で36人、そのほとんどが立命館大学の同回生であり、演劇未経験者も多く含まれています。青プロの目標の一つとして、「創作活動をできるだけ自分たちで行う」という点が挙げられます。インターネット上ではさまざまなフリー台本や音源が提供されていますが、それらを用いつつも、できるだけ自分たちで創作していくことを大切にしています。
私たちの中には演者、脚本、道具や舞台の製作、作曲、音響など、さまざまな個性を持ったメンバーが参加しています。その多様な色をできるだけ活かし、私たちにしかできない演劇を作り上げたいと考えています。
青プロの経歴
青プロは2021年の8月に結成されました。2022年4月、初演となるオムニバス公演「ぼくら」を実施。まだまだ若い団体にはなりますが、みなさま応援よろしくお願い致します。
2021/08/01 「青春プロジェクト」設立
2022/04/30 『ぼくら』公演
2022/10/01 『DOLL』公演(予定)
設立経緯
青プロが設立されたきっかけは夏休み、深夜の長電話。高校時代に後悔したことを話し合っていたところからはじまります。私たちの世代、大学生世代というとやはり新型コロナウイルスのことが思い浮かぶかもしれません。たしかに、その影響は私たちの学生生活に大きな影を落としました。部活の大会は無くなりました。運動会も文化祭も、修学旅行も無くなりました。演劇だって満足に出来ませんでした。私たちの青春はボロボロになりました。でも、コロナ禍の前から、私たちの青春には後悔がありました。『コロナで失われた青春を奪還!』とタイトルに掲げた私が言うのもおかしな話かもしれませんが、確かに、私たちの青春は失われ続けてきたのです。他ならぬ自分自身の手によって。「自分から何か取り組もう」「みんなで何かを作り上げよう」といって青春の1ページをめくろうともしなかった。部活が駄目なら、と自主制作をしようともしなかった。
このまま大学でも、何もせずに終わるのかもしれない。そうして後悔をひとしきり語り切り、暗い流れで通話が終わろうとしていたとき、ひとりが声を上げました。
「みんなで一番面白い演劇をしないか。今からでも間に合うはずだ」
その言葉は、「たらればはもうやめたい」「青春を取り戻したい」という私たちの思いに響きました。やろう、他のやつにも声をかけよう。みんなで一緒になにかやってやろう。
そうして友人たちに声をかけ、脚本を書き、稽古が始まり、今の青春プロジェクトに至ります。私たちは日々、青春を取り戻しつづけているのです。