はじめに・ご挨拶
監修 高橋 裕次郎弁護士 早稲田大学法学部卒業。 東京弁護士会所属。 民事事件や刑事事件の多様な分野で幅広い経験を積んだベテラン弁護士です。著書、監修併せて、刑事事件、交通事故、ネット犯罪などを含め約80冊を世に出しています(三修社、日本実業出版社など)。 著作、監修書 のリストほ別項に掲載しています。
著者 村尾 遼平 早稲田大学法学部卒業。 現役時代はビジネスマンとしてキャリアを積みました。並行して<山本七平を囲む会>、<針木康雄の平河フォーラム>、<共同通信社きさらぎ会>など併せて20年以上にわたって幾つかのセミナーに継続して参加し、<多角的に物事を見る><事の本質を考える>体験を積んできました。出版企画には10点ほど携わっています(大和書房、こう書房、静山社、さくら社など)。批評家、教育論の小浜逸郎氏は20年来の友人です。
この本では、犯罪と判定される可能性のある5つのパターンの事例を合計約140ケース紹介し、読者の皆様が紹介されたケースに類似した事例に身近に出会った時に、起きたケースに対応できるためのヒントとして、1種の字引きとして、活用していただきたいとおもいます。あえて、殺人、強盗など凶悪犯罪のケースは少なくし、もっと身近なケースを中心に構成しています。
事例のパターン
①そもそも無罪のケース(不安、心配は取り越し苦労のケース)。
②有罪か無罪か、両方の結果が有り得たが結果的に無罪になったケース。
③刑法的には犯罪ではないが、他の法律で有罪のケース。
④刑法的には有罪のケース。
⑤有罪か無罪か微妙なケース。裁判が進行中のケース。
の5パターンです。
このプロジェクトで実現したいこと
普通の人が手に入る本で、<一般人街>と<法律ムラ>とも呼べる2つの集落の人々どうしの<架け橋>の役目を果たす本を作る。事です。
→ 1ケーススタディを通して一般人街の人が法律的視点の基礎をある程度わかる。2ケーススタディを通して大学時代、ビジネス現役時代に法律の基礎を習い、今はその実務から離れている人のおさらいになり、情報をリニューアルできる。3この本を機会に一般人街の人が読書前より気楽に法律ムラへの<架け橋>を渡れるようになる。 事です。
プロジェクトをやろうと思った理由
1 直接的には、私自身が交通事故の被害者になった事がキッカケです。車が全損となる追突事故の被害者となりました。その事後処理の中で、1一般ドライバー、交通事故被害者。 2自動車ディーラーの整備マン、営業マン。3損保代理店の社員およびOB。4法律ムラの人々。 の4者の意識、情報が、それぞれかなりかけ離れている事を体験、実感し、今回の企画の本の必要性を痛感しました。
それ以前、村尾が 前早稲田大学総長 鎌田 薫氏の最終講義(2018年1月)に参加した事がもう一つのキッカケです。
鎌田氏は、平成29年の民法改正(120年ぶり)に委員、(部門)部会長として、参加されました。最終講義の際にいろいろと面白いエピソードのお話が有りましたが、村尾にとって今回の企画につながる、特に印象に残った点は以下の部分でした。
①民法改正は120年ぶりで、その間に、社会に<大量生産、大量消費、サービス化、情報化>が起こっている。
②今回の民法改正にあたって、全国の民法学者、裁判官、検事、弁護士から、500の改正すべきでは?という論点が集まった。 → 論議する中で 一定期間に民法改正を実現するために改正する項目を250のポイントに絞った。→国会を通すために 更に200に絞って民法改正を成立させた。→300の論点は置き去りにするか、論議から委員の判断で外した。
③残された300の論点+これから新しく必要となるポイント は次回いつ改正されるのでしょうか?→相当、先の事となることが推測されます。
→ 鎌田氏の今回の視点、高橋弁護士と村尾の今回提案する視点など、幾つかのアプローチで、法律のあり方、法律の現在地、法律の内容の再確認など。法律について、一般人が身近な、個別の論議を始めることが必要ではないでしょうか?(村尾のコメント) 話を少し広げ過ぎましたでしょうか?
2 日頃、テレビのワイドショー、ニュース番組に扱われる<犯罪>は次から次へとあまりに多く起こることで、個人の<法律的知識やノウハウの蓄積>にはなっていないように見受けられます。ワイドショーの番組では、<法律ムラの住人>である弁護士のどなたかが各ケースについてコメントされていますが、→それが視聴者の<知識やノウハウの蓄積>になっている方はあまり多くないのではないでしょうか?
3 個人一人一人が、突発する事例に対して自らの身を守るためには、今回企画したアプローチの本の存在が世の中に必要と考えました。→例えば最近では①あおり運転、②知床遊覧船③映画界の性加害者および被害者、④ドメスティックバイオレンス⑤ネットいじめなどのケースです。
4 本のコラムに書きますが、<それをやったらアイデンティティを失っちゃうよ!>という犯罪をいろいろな個人、企業がいろいろな形でしでかしています(犯罪であるケースも、犯罪でないケースも)。税務署員、警察官、新聞社の社員の犯した給付金詐欺。アナウンサー、教師、学者の犯した痴漢行為など。映画監督、俳優が性被害の加害者とされたケースなど。それで加害者となった人、会社が社会的ポジションを失い、それまでの努力の蓄積、社会的功績を失うのはもったいないと考えます。この本が成立して、<転ばぬ先の杖>のヒントとなればと願っています。
これまでの活動
高橋弁護士 執筆熱心な法律家と組んで、<法律書出版社での一般人むけ法律書>を多数出してきました。累計80冊に上ります(三修社、日本実業出版社など)。 ネット犯罪に特化した本も出版しています。(作品例写真および作品リストを掲載しています。)
事務所は東京都新宿区四谷に有り、約40年間都心部で活動する弁護士の一人として(8人の弁護士が在籍する法律事務所の代表として)活動しています。
村尾遼平 現役時代は一般企業のビジネスマンとして多彩な経験をして来ました。
<山本七平を囲む会>、<針木康雄の平河フォーラム>、<共同通信社きさらぎ会>をはじめ、併せて20年間以上にわたって幾つかのセミナーなどに継続的に参加、<多角的に物事を見る><事の本質を考える>という体験を積んできました。出版企画にはこれまで10点ほど携わっています(大和書房、こう書房、静山社、さくら社など)。批評家、教育論の小浜逸郎氏は20年来の友人です。
村尾の身近な友人、知人として弁護士が7人、元裁判官が2人、元検事→弁護士1人がいます。こういう人脈と折に触れて交流してきました。 趣味は 囲碁で3段。
資金の使い道
1出版費用約150万円の一部として使わせていただきます。
2 CAMPFIRE手数料として使用いたします。
リターンについて
5千円 完成本1冊を 提供致します。書籍完成時にお礼のお手紙を送らせていただきます。
1万円 完成本2冊を提供致します。 書籍完成時にお礼のお手紙を送らせていただきます。
2万円 完成本2冊を提供致します。巻末に<ご支援を頂いたかた>としてお名前を記載させていただきます。
書籍完成時にお礼のお手紙を送らせていただきます。
実施スケジュール
1 ファンディング 9月中旬~11月中旬
2 出版社との交渉 11月上旬~12月下旬
5 出版社で本の製作 1月中旬~3月中旬
最後に
この本は
1突然犯罪の被害者になって困っている 人のための使える情報を提供します。
2福島原発事件、調布の高速道路予定地の地上部分の陥没、リニア新幹線のルート上にお住まいの人達、新薬認可のドラッグラグ、など大きく話題になっているケースに一定レベルの法律的知見を提供します。
3無罪となるパターン および、そもそも無罪のパターン はどんな内容か? の情報を提供します。
4 <カッとなってやってしまった犯罪、やられた犯罪>。<ついうっかりやってしまった犯罪、やられた犯罪>の法的決着、および決着予想の情報を提供します。
5 いくつかの<迷宮入り事件>、<未解決事件>、<裁判進行中案件>について、一定の法律的知見を提供します。
村尾がこの本の企画を最初に高橋弁護士と話した時、高橋弁護士の反応は<類書が無いので是非やりましょう!>という反応でした。
今回のような本の<類書が無い>理由は何でしょうか?
1 作るのが余りにも難しいからでしょうか?
2 事例集めが難しいからでしょうか?
村尾の見解では、上記の2つの理由に加えて、<法律ムラ>と<一般人街>の間の、まるで<太鼓橋の向こうとこちら>のような近くて遠い関係があると考えています。
すなわち、法律ムラの人達は 一般人街の人 が<何を知りたいのか?何が判らないのか?わからない>
一般人街の人 は 知りたいことが有っても、<誰にどうやって聞けば良いか?わからない>
相談したいけれど 敷居が高い
弁護士に一旦相談したら、その後お金が幾らかかるかわからない ので相談をためらってしまう
状況と推測します。
今回の企画は 1村尾が数年にわたって事例を集めてきたこと。2高橋弁護士と村尾との心理的距離感の近さ、親しさ。3高橋裕次郎弁護士の多くの著作体験、から実現しました。
①この様な本が世に出る事を待ち望んでいる人、②何らかのトラブルに直面して、しかし法律面の対応の取り方がわからず、困っている人、③法律的トラブルを抱えていて、今後どう対応しようか?方針がまだ決まっていない人、が世の中にたくさんいらっしゃる事を推測して、今回の企画を提案いたします。
是非ともサポートをお願いいたします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。
最新の活動報告
もっと見る【御礼】本の出版
2023/11/25 00:54こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
1 第一回 活動報告
2022/10/31 00:481プロジェクトの 公開日数の半分を過ぎ、第一回 活動報告を致します。 これまでのサポートを御礼申し上げます。 活動報告なるものを最近まで知りませんでした。他のプロジェクトを拝見して気がつきました。 初めてのことで手探りでやっています。 今回が活動報告の最初のトライです。2 プロジェクトを公開してからは、<クラウドファンディングで公開出来ている。→チャンスを頂いている。>ことを毎日実感しています。 活動しながら、今月はじめに亡くなったアントニオ猪木さんの名言<この道を行けばどうなるものか。危ぶむなかれ。危ぶめば道は無し。踏み出せばその一足がみちとなり、その一足が道となる。迷わず行けよ。行けばわかるさ。>を実感している毎日です。一歩ごとにいろいろ気が付きます。3 プロジェクトを公開した時点で小生にも見えておらず、数十人との面談および電話での会話で自分自身に見えてきたのは、今回の本の出版で社会一般に伝えたいポイントは <「あなた」に短時間、で、140の事例で、ザックリと「法律リテラシー」を提供する>という切り口です。 <あなた>とは、①普通の社会人、②若者、③これから大学で法律を学ぶ人、④小学生、中学生、高校生のお子さんをお持ちの母親、父親、⑤ジェンダー、セクハラ行為、パワハラ行為、で悩んでいる人、⑥何らかの理由で弁明、謝罪会見をこれから開く人、⑦説明責任のある立場の会社の役職者、⑧記者会見を求められる立場の市議会議員、県会議員、国会議員、です。 4<リテラシー>は 直訳すると、<読み書き能力>→<○○を適切に利用できる能力>と理解できます。 →<法律リテラシー>とは<法律を適切に利用できる能力>と理解します。 <法律リテラシー>は小生の造語で社会にまだ定着していません。<法律リテラシー>を本のタイトルにしている本も現在のところ無いようです。→今回の本が出版出来れば、本のタイトルかサブタイトルに<法律リテラシー>を入れます。 一方、<リテラシー>については ①情報(IT)リテラシー、②メディアリテラシー、③ネットリテラシー、などの言葉が定着、一般化してきています。各ジャンルで、合理的、論理的、冷静な対応と行動が求められています。当然ながら、法律を守る立場でも同じく求められています。これからも一歩一歩歩み続けます。今後ともお力添えをお願い申し上げます。 村尾 遼平 もっと見る
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