数年前から、Twinsが「気の合う仲間と旅がしたい!」というようになり、「それなら、練習を兼ねて、奄美大島内で宿泊してみよう!」という事で、4年前(2018年)、Riyomi&Yuuki親子、Twins&親子、私(sawawa)と友人とで、奄美大島南部にあるバリアフリー完備の宿泊施設に1泊しました。滞在中は楽しく過ごしましたが、Twins母Tomomiさんは、長時間の運転、食事介助、2人の入浴などで、疲労困憊。これなら家で過ごしていた方がまだ楽。と呟きました。(笑)
翌年、Twins Ryoutaのリクエストで、奄美大島北東部にある、1棟貸しの別荘に同じメンバーで1泊しました。この時は、移動介助、食事介助まではヘルパーさん2名をお願いして挑みましたが、夜はTomomiさん一人のため、Twinsの排泄処理で、「部屋を汚してはいけない」と気になって、休んだ心地がせず、Twinsと一緒の旅行は、「もう精神・体力共に限界」と悟ったそうです。
そんなことがあり、まんまるのSaoriさんから、「これから旅サポを始めたい!という西さんという男性がいて、Twinsとあって話を聞いてみて下さい。と伝えました。」と、連絡が来ました。西さんは、当時、介護施設で作業療法士として働いていたのをやめ、ホテルでアルバイトしながら旅サポの準備をしていました。
Twinsと初対面の西さんは、Twinsの話を聞きながら涙ぐみ、とてもピュアなハートを持った人だなぁ。と私(sawawa)は、感動し、Riyomiさんにも紹介しました。Twinsとは、コロナ禍真最中で、すぐに旅に。とはなりませんでしたが、「コロナ禍が終息したら行きましょう」となり、Twinsの新しい夢と希望ができました。
昨年(2021年)は、Riyomi&Yuuki親子と、私(sawawa)と、鹿児島に1泊2日で旅しました。Riyomiさんは、Yuukiくんとの外出で一番困るのが、トイレの時で、Yuukiくんを待たせてる間、彼が興味のあるものを見つけて、突然動いていなくなるのでは?騒ぎだすのでは?という心配があるからです。
Yuuki君は、自閉症で、知的障がいもありますが、旅好きで、島内外、自分でネットで調べて、両親にリクエストします。
コロナ禍が長引き、旅にいけないフラストレーションで荒れ始めたので、コロナも落ち着いた12月、初めての試みで西さんに同伴してもらい、Yuuki親子と西さんのコンビで、熊本に行きました。旅のガイドも西さんが作成してくれたそうで、なにより鹿児島〜熊本まで運転してもらえ、移動の時のストレスがなく、Riyomiさんは、とても助かったそうです。Yuukiくんも旅のあいだ安定して、安心して旅を楽しめたそうです。
私(sawawa)や、Riyomiさん、Tomomiさんは、人に依頼するということがあまり得意ではありません。お願いする相手を慮って、誰かにお願いするより、自分でやったほうが気が楽。となりがちです。その為、旅も自分たちでなんとかしよう!という傾向にあり、その結果、「もう、旅はこりごり…」と親御さんはなっていきます。
車椅子のTwinsや自閉症のYuukiを旅に送り出す。となると、食事、移動中のトイレや、金銭管理、薬管理、メンタルなどが気がかりです。ココロノバリアフリーで繋がれる人達が増え、交流出来るようになれば、親御さんが同伴せずに、安心して送り出せ任せられる「旅サポチーム」もできるのでは?と感じています。
親も子も共にココロの重荷をおろし、それぞれ気楽な旅と、優雅な休日を!