◆ はじめに
はじめまして、松本一彦と申します。
生まれた時よりずっと当たり前の様にあった、両親が営んでいた洋食屋『アリゾナキッチン』が6年前に閉店しました。
閉店時は感じなかったお店への想いが、地元浅草の人達や当時の常連の人達と接していくにつれて復活したいという気持ちが強まりました。
この度、創業当時から人気のあったハンバーグに特化して、また新たにスタートしたいと思い、クラウドファンディングに挑戦することにしました。
◆ このプロジェクトで実現したいこと
戦後に始まった老舗の味を令和の若者に届けるために『アリゾナキッチン』を復活させます!
浅草は今なお江戸の風情が残る歴史がある町です。
長年続く老舗や名店となると、価格が高めだったり、敷居が高いと感じて、若者はなかなか行きづらいもの。
そんな町で67年愛していただき、たくさんの著名人が通った老舗の味を若者にも味わって欲しい。
その為にアリゾナキッチンを復活させて、カジュアルに老舗の味を楽しめるようなお店にしたい。
そこで、先代の父からデミグラスソースの味を継承し、人気メニューだったハンバーグのみを提供する和牛ハンバーグ専門店として復活することを決意しました。
◆ プロジェクトをやろうと思った理由
私が生まれた頃には、浅草にアリゾナキッチンがありました。
小さい頃から両親が切り盛りし、その光景が私にとっての日常でした。
そんな当たり前の日常が2016年に終わりました。
その頃、別の仕事をしていた私は「あぁ終わるんだな」くらいにしか思っていませんでした。
しかし、浅草で67年という歴史は私が思っている以上に光栄なことだったのです。
閉店と聞いて、インターネットではたくさんの方の惜しむ声がありました。
「とっても濃厚で、美味しかったのに残念」
「浅草=アリゾナキッチン、と言っていい程の超名店が閉店とは…」
「由緒ある店が無くなって、街の景色が変わっていく」
無くなって初めてアリゾナキッチンの価値に気づきました。
と同時に、この味を次世代にも紡ぐため、今の若者たちに食べて欲しいと思うようになりました。
◆ アリゾナキッチンとは
1949年。戦後まもない浅草にて当時は珍しい洋食屋として創業。
永井荷風、先代中村吉右衛門など始め、多くの著名人が足繁く通詰め、2016年まで約70年に渡って二代に渡ってが守り抜いた浅草屈指の有名老舗洋食店です。
◆ 復活を喜ぶたくさんの応援コメント
浅草は人情が溢れる町。
そんな町で共に暮らしている若旦那衆から応援コメントをいただきました。
また、他にも復活を喜ぶたくさんの方々からいただいた応援コメントを一挙にご紹介いたします。
【浅草大黒家総本店】
専務 丸山恭司 様
老舗のアリゾナキッチンを松本くんが復活させると聞き、これからまた一緒に浅草を盛り上げていけることを心より楽しみに、そして応援しています。
【荒井文扇堂】
店主 荒井良太 様
終戦直後の浅草で洋食屋といえば「アリゾナキッチン」と言われた名店が、和牛ハンバーグで復活すると聞き、僕もとても楽しみです。
【仲見世壱番屋】
店主 飯田隆夫 様
浅草も代がわりのタイミングで辞めてしまうお店も多い中、アリゾナキッチンをリニューアルオープンすると聞き期待しかありません。これからまた、一緒に浅草を盛り上げていきましょう。
◆ 資金の使い道
新『アリゾナキッチン』は、場所を移転し、改装をする為、1800万を超える改装費がかかりました。
皆さまの支援金は、手数料を除いて全額改装費に充てさせていただきます。
◆ リターンについて
【黒毛和牛100%アリゾナハンバーグ券】
九代目松本が、先代の「美味しい洋食を沢山の方に食べてもらいたい」という意思を受け継ぎ、老若男女、分け隔てなく食べやすい「和牛炭火焼きハンバーグ」でアリゾナキッチンを復活させることを決意しました。
ハンバーグは30年来の友人でもある、浅草で話題の焼き肉「たん鬼」を手掛けた岡本翔平が全面的に協力して、作り上げました。
ハンバーグのパティは、都内一流ホテル、料亭などに厳選された和牛を卸している「肉の中條」と共に、肉の挽き方、部位の選定など、何度も試行錯誤を繰り返して、辿り着いた自信の黒毛和牛100%ハンバーグです。
炭火で丁寧に焼き上げた、朝挽きの新鮮なハンバーグは表面はカリッと、中はふっくら、黒毛和牛の旨味が溢れ出す肉汁をお楽しみください。
【アリゾナキッチン特製コンビーフ】
アリゾナハンバーグ同様に、厳選された黒毛和牛のみを使用し、コンビーフに適した部位のみを使った特製のコンビーフです。
このまま召し上がってももちろん美味しいのですが、温かいご飯の上に卵と一緒にのせ、コンビーフ丼として食べても絶品です。
◆ アリゾナキッチンの場所はこちら
◆ アリゾナキッチン復活までのスケジュール
2022年10月18日 プレオープン
2022年10月28日 クラウドファンディング開始
2022年11月18日 グランドオープン、クラウドファンディング終了
◆ 最後に先代の父 松本力也より
最後まで読んでいただきありがとうございます。
約6年前にアリゾナキッチンを閉店せざるを得なかった時は、とても悲しく、無念至極でございました。
浅草の歴史を1つ閉じてしまうからです。
息子のかんが「アリゾナキッチンを復活させたい」と言ってくれた時は、大変嬉しく「浅草の歴史が繋がった」と安堵したことを今でも覚えております。
と同時に、名前を引き継いでくれるからには、しっかりと味も継承してもらうために、全力でサポートいたしました。
息子の挑戦を応援していただけますと幸いです。
そして、老舗の味をぜひ食べにいらしてください。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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