はじめに・ご挨拶
長年マイコンを使った仕事をしてきました。最近はarduinoやRaspberryPiなどのワンボードマイコンを使った工作が目立ちますが、そういったものはライブラリを探して利用することが多いと思います。
そういった場合、必要なライブラリが見つからない場合や、見つかってもちょっとアレンジしたいといった場合は手詰まりになってしまうのではないでしょうか。
auduinoやRaspberryPiなどは趣味としてはよいとしても、スペースが限られる場所や低消費電力が要求されることが多い業務用として使うには、やはりマイコン単体を制御できることが必要と考えます。
本基板はAVR128DA28というマイコンを使っています。
プロダクトのご紹介
PCからUSBを通じて電源供給および通信を行います。基板にはマイコンはじめスイッチやLEDおよび2種類の温度センサ、ボリュームなどを搭載し、マイコンの持つ一通りの機能を確認できるようになっています。
学習テキストは約90ページで、各レッスンの解説、開発環境の説明などを行っています。参考プログラム(動作確認済み)も用意しています。
紹介動画をYoutubeで公開しています。
こだわり・特徴
手作りによる製作ですが、全品動作確認したものをお届けします。(リターンが部品実装済み基板のみ。実装なし基板は除きます)
万が一初期不良が発生した場合は、使用状況の報告とともに返品頂ければ交換致します。その際の送料はご負担ください。(リターンが部品実装基板のみ。実装なし基板に支援者様にて部品実装をされたものは除きます)。到着から2週間以内にメールにてご連絡下さい。
なお、PCと接続するUSBケーブル(基板側Type-C)、およびマイコンにプログラムを書きこむライタは付属しませんので、支援者様にてご用意下さい。
ライタについては、Microchip社のPICkit4を推奨します。令和4年5月の時点で秋月電子通商にて9980円(税込み)で販売しています。
これ以外のライタについては動作確認していませんので、推奨品以外を使われる場合は自己責任でお願いします。
プロダクト誕生までのお話
マイコンによってプログラムの書き方が大きく異なるので、私自身新しいマイコンを使うときは何百ページもあるデータシートを調べたり、市販の書籍やネットで情報を集めて試行錯誤しながらそのマイコンのプログラムを習得します。しかしこのやり方は時間がかかり、周りに教えてもらえるような人がいない場合は途中で挫折することが多いと思います。
そこで、マイコンの一通りの機能が習得できる基板、分かりやすい解説書、参考プログラムがあればこの悩みも解決すると思い、このトレーニング基板を作ることにしました。
AVR128DA28を含むAVR-Dxシリーズは、雑誌トランジスタ技術2021年4月号で特集として紹介されており、従来のAVRマイコンと比べて大幅な高速化、機能の高性能化等が図られています。
8ビットマイコンではありますが、プログラミング習得が容易で32ビットマイコンと遜色ない実行速度に大きな魅力を感じています。
リターンのご紹介
下記の4パターンをご用意します。
(パターン1):基板のみ(部品実装なし)+ 部品表 + 回路図
支援者様にて部品を購入し実装まで行って頂くものです。
表面実装ICがあるので、ある程度ハンダ付けの経験が必要です。
(パターン2): テキスト(レッスン解説書)+ 参考プログラム
ご指定メールアドレスにテキストと参考プログラムをお送りします。
(パターン3):部品実装基板 + 部品表 + 回路図
こちらで動作確認済みの基板をお送ります。レッスン1のプログラムが書き込み済みです。
(パターン4):(パターン3)+(パターン2)
動作確認済み基板の送付ならびに、ご指定メールアドレスにテキストと参考プログラムをお送りします。
製品情報・仕様
基板サイズ 60x90mm
マイコン仕様
・型式:AVR128DA28
・電源電圧:1.8~5.5V
・最大クロック:24MHz
・形状:28ピンSPDIP(ただし入手状況によってはSOICまたはSSOPになる場合あり)
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。またリターン品の発送はお届け予定日に関わらず、支援日から1週間以内の発送を目標にしています。
最新の活動報告
もっと見るプログラム・ライタ(書込み器)について
2022/06/13 07:47本プロジェクトには、プログラム・ライタは含まれていませんので支援者様にて用意して頂く必要があり、マイクロチップ社のPICkit4を推奨しています。PICkit3は使えませんのでご注意下さい。購入先として秋月電子通商が挙げられますが、6月に入って値上げしたようです。本プロジェクトにはライタが必須ですが、売り切れ状態になる可能性があり、一度その状態になると次回入荷が未定になったりするので、ライタを確保してから本プロジェクトを支援されることをお勧めします。 もっと見る
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