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藤井誠二「沖縄アンダーグラウンド」戦後70年続いた買春街はなぜ消えたか

終戦直後より、沖縄に公然と展開されてきた売買春街を知っていますか。数年前、忽然と姿を消したこの街はいったい何だったのか。真実の沖縄の姿が、ついに明らかになります。ジャーナリスト・藤井誠二が2011年より5年にわたって続けてきたプロジェクト、いよいよ完結へ! さまざまな特典を用意しています。

現在の支援総額

510,500

170%

目標金額は300,000円

支援者数

112

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2016/05/02に募集を開始し、 112人の支援により 510,500円の資金を集め、 2016/05/29に募集を終了しました

藤井誠二「沖縄アンダーグラウンド」戦後70年続いた買春街はなぜ消えたか

現在の支援総額

510,500

170%達成

終了

目標金額300,000

支援者数112

このプロジェクトは、2016/05/02に募集を開始し、 112人の支援により 510,500円の資金を集め、 2016/05/29に募集を終了しました

終戦直後より、沖縄に公然と展開されてきた売買春街を知っていますか。数年前、忽然と姿を消したこの街はいったい何だったのか。真実の沖縄の姿が、ついに明らかになります。ジャーナリスト・藤井誠二が2011年より5年にわたって続けてきたプロジェクト、いよいよ完結へ! さまざまな特典を用意しています。

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「REPOSEED」プロデュース、今年最大のノンフィクション話題作

 沖縄の消えた買春街を追い、戦後史の闇を照らす——5年前から開始された大型ルポルタージュが、いよいよ完結しようとしています。本企画は、長編ノンフィクションをいかにして成立させるかの、実験企画でもあります。出資した方は、出版前の原稿を独占的に読むことができるほか、著者主催のオンラインサロンに参加できたり、現地取材の同行など、さまざまな活動に参加できます。

以下は、著者・藤井誠二からの皆さんへのメッセージです。 

藤井誠二からのメッセージ

 私は2011年にはいった頃から、沖縄の「消えた売買春街」について取材を進めてきました。
「消えた」というのは、いわゆる地域住民や警察等が一体となった「街の浄化」運動により、「違法な街」が潰されていったということです。売買春の街を「沖縄の恥部」と吐き捨てるように言った、平和運動等を展開している女性団体のかたの言葉が象徴していると思います。沖縄の「辺境」にある数年前までは妖しい発光体のようだった街は、今やゴーストタウンに成り果てました。

 そうしたゴーストタウンに今も立ち並ぶ、女性たちが春をひさいだ安普請の二畳ほどの売買春部屋から私が覗いた「沖縄」は、これまでほとんど誰も正視しようとしませんでした。
 しかし、そこから見えた人々の生活や人生、アメリカ占領下の戦後史、そして「売買春」をめぐる、まさに沖縄アンダーグラウンドともいえる壮大な歴史の鉱脈は、私の予想をおおきく裏切るかたちで、「現代」へとつながっていく強い手応えを得ました。
 藤井が取材・記録したのは沖縄のみならず日本の戦後史の重要かつ壮大な記録である、と著名な社会学者が対談で言ってくれています。

 街が「消える」まではそれらの街は沖縄の裏側の「名所」で、毎晩、数千人の男性客が来ていました。海外からも女性を求めてやってきてきました。しかし、街の人々のくちは固く、取材をすることを長く、拒まれてきました。
 しかし、皮肉にも街が「浄化」されたことにより、街の人々が私に語り始めてくれたのです。この街のことを記録しておいてほしい、自分たちの声を伝えてほしい、と。もちろん、「浄化」をした側の人々にも取材をおこない、「浄化」をする側の論理も聞くことができました。

 私はゴーストタウン化した街をさまよいながら、その街で生きてきた人々をさがしだし、街がどんなふうに呼吸をしていたのかを聞き取ることから取材活動をスタートさせました。

 1950年前後から米軍基地の周囲や那覇の中心部に次々とできていった、半ば公然と米兵相手に売買春がおこなわれてきた街の戦後史については、アメリカが沖縄を統治していた時代の米軍資料等の文献も多く集め、当時の街の息づかいや、街の成り立ち過程が少しずつわかってきました。

 その過程で、講談社「g2」(休刊)等の媒体で報告をしてきましたが、現在、一冊の単行本に編むべく最終的な作業━━追加取材や加筆等━━をおこなっております。今まで、誰も「触る」ことがなかった、そして書かなかった、沖縄のアンダーグラウンドの一つの側面を深堀りすることができたと自負しております。

 経済的には厳しい取材でしたが、取材をすればするほど、大きな発見や成果が得られたことが私の精神を支えてくれました。
 
 沖縄の戦後史と現代史の暗い一面に触れることは、現在、問題になっている「辺野古」への基地移設問題につながり、日本の中で沖縄が置かれている状況を如実にあらわすものであるということを、取材者として強く実感しました。

 皆様にお願いしたいことは、このノンフィクションを最終的に一冊にまとめあげるために必要な取材経費を調達することに御協力を願えないかということです。書籍は今年八月に刊行される予定です。

■沖縄アンダーグラウンドの序章・第1章はこちらから読むことができます。
■これまでの活動

 2011年に取材開始。私は沖縄にも仕事場をつくり、月に一度、東京と往復するかたちで取材をおこなってきました。講談社から取材経費の一部は出していただきましたが、大半は自費での取材活動でした。3年以上、毎月沖縄に通いましたから、飛行機代120万、沖縄での移動費などで30~40万、取材相手と泡盛を酌み交わす等の接待費がおそらく200万近く、そして沖縄の仕事場の維持費が200万程度かかっています。もちろん他の取材をしていたこともありましたが、約50回沖縄に通い、沖縄での多くの時間と経費をこの取材のためにあててきました。

■資金の使い道

 6月脱稿までの沖縄最終取材、これまでの自費負担の取材費への充当

■リターンについて

 本企画は、ノンフィクション実験企画「レポシード」の第一弾企画です。読者は、負担額に応じて、さまざまなリターンを受けることができます。

(1)「沖縄アンダーグラウンド」原稿の各章と、著者藤井誠二のアップデートをメルマガ形式・ウェブ形式で読むことができます。

(2)Facebookでの読者専用ページにアクセスし、原稿へのフィードバックなど、著者とのコミュニケーションができます。採用は著者次第ですが、企画そののものもあなたの意見で変わるかもしれません。

(3)著者の取材報告会・イベントに参加し、著者と直接のコミュニケーションをとることができます。

(4)著者と少人数での食事会に参加できます。

(5)著者が案内する沖縄取材旅行に参加できます。

■REPOSEED(レポシード)について

新しいノンフィクションの方法論とは何か? ニューヨーク市立大学ジャーナリズムスクールの実験企画として進めています。主宰者は講談社の編集者ですが、この実験自体は講談社とは関係がありません。

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