2022/07/23 15:10

こんにちは、DesignerのTakです。

ご支援いただいた皆様、興味を持ってくださった皆様、本当にありがとうございます!

本日は改めまして、KUDENがどんなブランドなのかを簡単にご説明させて頂きます。


<目次>
・#着物を愛する人のための洋服
・#10年以上愛せるデザインを
・#誰かを犠牲にしたファッションはカッコいいか?


#着物を愛する人のための洋服

KUDENは着物をいつか着てみたい、着物は着れるけど忙しくてなかなか着物を着られない人の為に #着物を愛する人のための洋服 を作るデザイナーが送る #和モード ブランドです。素材とシルエットにとことんこだわり、着物の楽しみや魅力をどうやったら洋服で再現できるかを追求しています。

着物が日常着として親しまれていた時代とは気候も変わり、現代の日常で着るには忙しかったり暑かったり…そんな皆様に気軽に着物スタイルを楽しんでいただきたい。
そして海外の方や若い世代の皆さんには、伝統的な着物に興味を持つきっかけになってほしいという願いを込めています。


#10年以上愛せるデザインを

KUDENはデザインを大量生産・大量廃棄を廃止するべく、シーズン毎に発表される使い捨てのデザインを好みません。

着物は、ワンデザインを生地の素材や色、テキスタイルを変える事によって楽しめます。着物の様に、使い捨てず、汎用性があり長く楽しんでもらえる”10年以上愛せるデザイン”をKUDENは目指しています。

縫製工場に低単価、短納期で毎回一から難易度の高い縫製を求める、流行を追いかけた使い捨てのデザインをKUDENは好みません。そのため、シーズン毎のコレクションを廃止し、10年以上愛せるデザインが出来た時だけ商品を発表し、その商品を長く作り続けます。

デザインを使い捨てず同じデザインの服を作り続けることによって、縫製工場は作れば作るほど経営の効率化と技術の向上に繋がります。


#誰かを犠牲にしたファッションはカッコいいか?

縫製工場の労働環境を守るために徹底的に透明性をもって情報開示することにこだわり続けます。

KUDENは将来的に和裁と洋裁が出来る自社の縫製工場を持ち、そこでの障がい者雇用の実現を目標にしています。

縫製工場に適正な価格で工賃を支払い、お客様が支払った金額が何に使われているのかを透明性を持って情報を開示することによって、お客様ー縫製工場ーブランドの良好な関係を継続させたいと考えています。

KUDENは、絶えず学び、何がエシカルか考え実践し続けます。 お客様の代わりに、生地や縫製が自然環境や労働環境を遵守しているかなど、 代わりに調べ情報を提供し、商品を作りお届けすることが私達ブランドの仕事です。


KUDENが労働環境を守るエシカルなブランドであり続ける事を強く決意した出来事について>>
私たちの縫製パートナー株式会社マロンがファッション業界全体の問題である下請け企業へのコスト圧縮などの影響により倒産しました。


PV "ReAct"

KUDENには大切にしているブランドプロモーションビデオがあります。
それは、今年の東京パラリンピック開会式でも車椅子ダンスの圧巻のパフォーマンスを披露した、かんばらけんたさんに出演いただいた「ReAct」というPVです。

僕がKUDENを始めた理由は、自閉症で知的障害の息子のように、個性を持った子供たちが笑顔で働き、勤労の喜びを知る場所を作る為です。

僕には以前、会社を畳んだ経験があります。両親が同時に癌になりその介護をする為に会社を立ち上げたのですが、働きすぎにより倒れ、最終的に愛する家族とも離れ、従業員を解雇せざるを得なくなり、その会社を畳むことになりました。

辛い経験を経てもなお再び息子の為に立ち上がろうと決意し、今のKUDENがあります。

かんばら氏のダンスはとてもパワフルかつしなやかで、一つ一つの動きが感情の機微や葛藤を表現してくれています。 特に水をバッと叩くシーンは、過去の苦境から勇気を持って立ち上がり挑戦しているという今までの僕の軌跡を、言葉ではない力強いメッセージとして表現しています。

撮影の直前の時期に、この縫製パートナー株式会社マロンがファッション業界全体の問題である下請け企業へのコスト圧縮などの影響により倒産する出来事があり、この事をダンサーのかんばらさん、監督の新井さんにもお伝えした上で皆それぞれ特別な思いを持って撮影に臨んだPV”ReAct”は葛藤の中で大切な人の為に立ち向かう姿勢が見る人の心を打つ内容に仕上がっており、2020年には国際映画祭で審査員特別賞を受賞致しました。美しく力強いダンスの動きにより服の魅力がお伝えできると思いますので、ぜひブランドのメッセージと共にお楽しみください。


Dancer
Kenta Kambara

Director / Photographer / Videographer
Nobuyuki Arai

Designer
Takahiro Sato

Drone Pilot / Camera Assistant
Yasuyuki Yamada

Graphic Designer
Asami Sato

PR
Sena Yamazaki

受賞歴

・[アメリカ] PV “ReAct”がSuperfest Disability Film Festivalにて上映
・[ギリシャ] PV “ReAct”が第9回Athens International Digital Film Festivalにて審査員特別賞受賞
・[アメリカ] PV “ReAct”がアメリカ国内最大のアジア映画祭CAAMFestにて上映


撮影秘話などはこちらから
https://ku-den.jp/ja/pages/samuraimodereact