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横浜の伝統技能『芝山漆器』職人、横浜マイスター宮﨑輝生氏の自伝を書籍化したい!

2021年9月~11月に神奈川新聞の連載「わが人生」で、横浜芝山漆器職人 宮﨑輝生氏の自伝が掲載されました。横浜の貴重な伝統技能である『芝山漆器』の継承者である宮﨑氏の半生並びに横浜芝山漆器の歴史を後世に残すため、この連載をまとめた書籍を出版したいと考えています。皆様のご支援をお待ちしています!

現在の支援総額

2,917,500

116%

目標金額は2,500,000円

支援者数

71

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/11/18に募集を開始し、 71人の支援により 2,917,500円の資金を集め、 2023/01/17に募集を終了しました

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現在の支援総額

2,917,500

116%達成

終了

目標金額2,500,000

支援者数71

このプロジェクトは、2022/11/18に募集を開始し、 71人の支援により 2,917,500円の資金を集め、 2023/01/17に募集を終了しました

2021年9月~11月に神奈川新聞の連載「わが人生」で、横浜芝山漆器職人 宮﨑輝生氏の自伝が掲載されました。横浜の貴重な伝統技能である『芝山漆器』の継承者である宮﨑氏の半生並びに横浜芝山漆器の歴史を後世に残すため、この連載をまとめた書籍を出版したいと考えています。皆様のご支援をお待ちしています!

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横浜市技能文化会館(Yokohama Craftspeople Assembly Hall)は、昭和61年(1986年)4月1日、「技能職の振興」を目的のひとつとして設置されました。会館の事業として「匠の学校」「匠の小学校」「横浜マイスター塾」等を開催し、技能職の振興の一助となることを目指しています。

また、1階には「匠プラザ」という小さな博物館があり、開港以降の職人たちの技能と暮らしを知ることができる道具類が常設展示されています。

所在地 神奈川県横浜市中区万代町2丁目4番地7
Webサイト gibun.jp
指定管理者 株式会社明日葉


芝山象嵌は江戸時代後期に生まれた工芸です。幕末以後欧米人に高い人気を博したことから、開港地である横浜に関連の職人が多く移住し、独自の発展を遂げました。横浜では漆を塗った素地に芝山象嵌を施したことから「芝山漆器」と呼ばれます。明治から昭和後期まで生産されましたが、海外への輸出が中心だったため当時の製品で国内に現存するものは多くありません。

芝山象嵌は、貝・象牙・べっ甲・珊瑚などでつくった花鳥や人物などのモチーフを、素地から盛り上がるように嵌め込むのが特徴です。横浜でつくられた芝山漆器は屏風など家具から写真アルバムなどの小物まで多岐にわたり、また「寄せ貝」と呼ばれる横浜独自のダイナミックな技法が外国人に好まれました。

その“最後の芝山師” と言われているのが、横浜マイスター宮﨑輝生氏です。

宮﨑輝生マイスター(漆器工芸師) 横浜市 (yokohama.lg.jp)

※横浜マイスター
横浜市が平成8年度から行っている事業で、市民の生活・文化に寄与する優れた技能職者を「横浜マイスター」として選定しています。宮﨑氏は平成8年度に選定された最初の横浜マイスターの一人です。


宮﨑 輝生(みやざき てるお)
漆器工芸師 平成8年度選定(第1期)横浜マイスター

<以下横浜市サイト宮﨑輝生マイスター(漆器工芸師) 横浜市 (yokohama.lg.jp)を参考>

横浜生まれ。祖父の代からの彫込師の家に育ち、父から彫り込み(「模様」と呼ばれるモチーフを、素地に嵌め込む技術)を受け継ぎました。15歳で芝山漆器業界に入ってからは芝山師の杉山新平氏と平田松五郎氏に師事し、貝や牙角などを彫刻して「模様」をつくる技術を習得。周囲の職人が転業する中、古美術品の修復等を手掛けながら芝山漆器の技術を生かした根付や小箱などの作品づくりに取り組み、現在は工芸作家として活動しています。

作品づくりのほとんどの工程を自分自身の手で行います。「模様」づくりや「彫り込み」はもちろん、漆塗り、蒔絵、螺鈿などのほか、作品の下絵や構図も自身で手掛けます。芝山象嵌の技能を有する人は現在数少なく、宮﨑氏は「最後の芝山師」とも呼ばれています。

平成4年 中尊寺螺鈿八角須弥壇の復元模造制作における螺鈿の調整
平成9年 寒川神社遷宮に伴い、御帳台の螺鈿を調製
平成11年 中尊寺金色堂内陣巻柱の復元模造制作における螺鈿の調製


主な受賞歴
平成4年 第15回日本の象牙彫刻展奨励賞受賞
平成15年 経済産業省製造産業局長賞受賞(第7回日本象牙工芸展)
平成22年 横浜文化賞受賞
平成22年 ゴールデン・ドラゴン受賞(キンゼイ国際芸術財団:米国)
令和元年 神奈川文化賞受賞
令和4年 地域文化功労者表彰 


2021年9月~11月に神奈川新聞の記事「わが人生」で、横浜芝山漆器職人 宮﨑輝生氏の自伝が連載されました。横浜の伝統技能である芝山漆器についてもさることながら、宮﨑氏の周りの職人模様、当時の市民の生活などが生き生きと語られています。

技能職の振興を設立目的のひとつとし、技能職の博物館でもある横浜市技能文化会館としては、貴重なこれらの『歴史資料』を新聞記事のみで終わらせるにはとても忍びなく思います。

書籍化することで広く後世へ残していけるよう、皆様のお力をお貸しください!

書籍タイトル「貝と漆--横浜芝山漆器と七十年」(仮) 

書籍では、宮﨑氏の新作に関する記述など新たな項目を追加したほか、新聞では書ききれなかった内容を随所に加筆しました。口絵ページでは作品のカラー写真を多数掲載。
書籍は一般流通はもちろん、市内の各博物館や図書館への寄贈も予定しています。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
目標金額を超えた場合には書籍の内容の充実のために使用します。

費用の内訳
・書籍作成費
・書店流通費
・リターン品作成費
・送料、その他
・CAMPFIREの手数料

名刺入れ「ゆりかもめ」(縦 約9.5㎝、横 約6.2㎝)(宮﨑輝生氏2022年制作)

今回のクラウドファンディングのために宮﨑氏が制作しました。透明な生漆を木地にすり込み、黒蝶貝を彫刻してつくったゆりかもめを芝山象嵌の技法で彫り込みました。貝そのものの色を生かしているので、羽根の色合いは1羽ずつ若干異なります。


ブローチ「薔薇」(直径 約4.3㎝、桐箱入り)(宮﨑輝生氏2022年制作)

今回のクラウドファンディングのために宮﨑氏が制作しました。白蝶貝を彫刻してつくった花弁は「裏彩色」の技法により、ごく薄いピンク色がほんのり入っています。葉はあわび貝や着色した牙角、つぼみは堆朱…、と複数の材料を取り合わせ、呂色漆を施した素地に芝山象嵌の技法で彫り込みました。裏面は細かく切った夜光貝を蒔いて研ぎ出し、蒔絵で「輝生」と入れました。ブローチ、名刺入れともに国産漆を使用しています。


11月18日~1月17日 クラウドファンディング募集期間


10月~3月 編集作成期間
3月末   発行
4月    リターン品発送


●権利・許可について

・本クラウドファンディング実施に当たっては株式会社神奈川新聞社、宮﨑輝生氏、横浜市の許可を得て実施しています。
・本ページの画像や動画は、全て権利者の方から掲載の許可を得て掲載しています。 ページ内の全ての画像・動画・文章の転載はご遠慮ください。 

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