こんにちは、アクセスいただきありがとうございます。ビヨンドトゥモロー卒業生の福田です。今回はこれまでのビヨンドトゥモローの変遷をご紹介します。
ざっくりとした年表は以下の通りです。
メインページにもありますが、ビヨンドトゥモローは2011年3月11日に発生した東日本大震災をきっかけに2011年6月に設立され、当時は岩手・宮城・福島県の学生を対象としていました。
初めての活動は震災から半年後、中れた夏季ダボス会議で学生7名が震災の体験を世界に向けて発信したことでした。
10月にはジャパン未来リーダーズサミットの元となる東北未来リーダーズサミットを東京で開催。被災地から70名の高校生が集い、東北の未来のために自分ができることを考え、提言にまとめました。
震災によって一瞬にして家や家族・友人、自分の生まれ育った街を奪われた方が多くいらっしゃり、目の前のことで精一杯の中で目に見える支援が主であったため、当時学校へチラシ配りに行ってもなかなか受け入れてもらえなかったという話を事務局の方から聞いたことがあります。
翌年から年間プログラムやアメリカでのプログラムを開始しました。その後海外プログラムはヨーロッパ(フランス・ドイツ)、フィリピン、韓国などへ広がっていきました。
私は実際にフィリピンでのプログラムに参加させていただき、フィリピンとネパールの学生とともに約10日間、災害のインタビューをしたりアクティビティを楽しんだりボランティア活動をするなど充実した時間を過ごしました。
英語が全然できなかった私にとって苦しい場面もありましたが、自分にもできると自信を持つことができたかけがえのない経験であり、良い思い出です。
自然災害だけでなく、社会経済的に恵まれない環境であることも人生を困難にする逆境であることから2015年に初めて参加対象を全国に広げ、ジャパン未来リーダーズサミット2015を開催。
翌年2016年から年間プログラムも全国へ拡大しました。
2017年には児童養護施設に暮らす高校生を対象とした年間プログラム(エンデバープログラム)を開始。
虐待やネグレクトから保護され、児童養護施設に暮らす日本全国の高校生が対象で、奨学金支援、人材育成のプログラムです。
2019年にはジャパン未来フェローシッププログラムを開始。ビヨンドトゥモローの活動に参加した学生が、ビヨンドトゥモローの活動運営に参加し、自身が担い手となる活動を開始しました。
フェローシッププログラムの学生がビヨンドに初めて参加する学生へ、ビヨンドってこういう場所だよと良さを伝えようとする熱量が印象的で、卒業生としては頼もしく、嬉しく感じたことを覚えています。
2020年コロナ禍となってからは、オンラインでの年間プログラムが主となっており、月1回オンラインプログラムを開催しています。
タブレットの無償貸与を開始し、オンラインで学びあう場を高頻度で提供しました。
オンラインと対面の併用であるハイブリッド型でプログラムを開催するなど、適宜対面でのプログラムも開催しています。
昨年設立10周年を迎え、プログラム参加学生はのべ3000人を超えています。
今年のジャパン未来リーダーズサミットはコロナ後初めて年間プログラム以外の学生も参加する対面のプログラムです。
従来のサミットよりも参加学生は少ないですが、他のプログラムに比べ参加人数が圧倒的多いプログラムになります。
より多くの学生が参加できるよう、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
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