高歩院 鉄舟会道場の改修計画の詳細については、これまで精査をつづけてきましたが、その内容が固まりました。 高歩院の敷地内には高歩院(方丈)、道場、庫裡の3つの建物があります。今回のクラウドファンディング実施にあたり、将来的な修繕も含めて全体としては1,500万円が必要となるという想定のもと、先ずは喫緊で改善が必要と考える「ファーストステップ」として200万円について皆様からのご支援をお願いすることといたしました。 改修箇所の精査のため、外部専門家として建築士の方にも見ていただき、修繕が必要な箇所の特定・見極めなども行った結果、総額1,000万円強にあたる改修・改善必要項目が指摘されました。そのうち、クラウドファンディングでお願いをしております「ファーストステップ」に該当するものは以下の通りとなりました。①一般参加者用の洗面設備、更衣室設置 142千円 高歩院南側トイレ部分に手洗い器設置 ・・・ 75千円 給水排水工事 ・・・・ 50千円 取り付け工事費 ・・・・ 17千円②トイレの増改築、洋式への更改 1,017千円 道場2階 既存和式トイレ、建具等撤去 ・・ 97千円 間仕切り、床補強、壁・天井工事 ・・・・306千円 洋式便器2台、給水排水、電気配線工事 ・・614千円③高歩院の安全性向上、廊下床耐震補強 533千円 高歩院北西角の基礎腐り補修 ・・・・202千円 玄関/ホール/廊下/床補強工事 ・・・・157千円 廊下、壁耐震補強工事 ・・・・174千円上記①~③にかかる諸経費および消費税 355千円④クラウドファンド 手数料 100千円 クラウドファンド支援額1,112千円の9% 合計 2,147千円 皆様からいただきましたご支援につきましては、上記改修工事費用の一部として大切に活用させていただきます。ありがとうございました。 また、リターン品につきましては10月末ころから順次発送をさせていただく予定であります。 これからも応援よろしくお願いいたします。
リターン品として皆様にお届ける予定の山岡鉄舟居士の書と肖像をデザインしたクリアファイルが出来上がって参りました。 実物の写真を撮影しましたので掲載いたします。どんな感じか雰囲気をご確認いただければと思います。 まだまだ残暑が厳しいですが、立秋を過ぎて、夜になると秋の虫の音も大きく聞こえるようになってきました。秋の気配は確実に大きくなってきていると感じます。 皆様のご健勝を心よりお祈りいたします。
「鉄舟ゆかりの禅寺 次世代に 中野の高歩院 ネットで改修費募集」と題して8月9日付の東京新聞朝刊 地方版で、高歩院と本クラウドファンディングのことが紹介されました。東京新聞WEB版にも記事が掲載されていますので、ぜひご覧ください。
これまで高歩院には御朱印がありませんでしたが、この度のクラウドファンディングにあたり、新たに三宝印、山号印、寺号印が出来上がりました。新たな御朱印は以下のようなイメージとなります。右上が山号印(鎮国山)、真ん中が三宝印、左下が寺号印(高歩禅院)です。丁寧に作成して皆様にお届けしたいと思います。
高歩院・鉄舟会では、禅への縁をより多くの人に持ってもらいたいと考え、坐禅と法話の会など、これまで禅には縁のなかった方々にも体験いただきやすい機会を増やしたいということで、この度のクラウドファンドの立ち上げとなりましたが、折しも、高歩院が所属する小淀西町会さまから会員のために坐禅会を開催してほしいという依頼があり、日曜日の午前中を使って、初の試みとして町会向けの坐禅会開催の運びとなりました。今回は、町会の呼びかけに応じて15名の方のご参加をいただきました。最初に15分ほど先ずは坐っていただき、そのあと、住職、垣堺玄了老師から坐り方の注意点について説明があり、もう一回、15分坐りました。坐禅のあとは、一休禅師の般若心経を題材に住職から法話があり、最後に茶礼をして終了となりました。皆さんが禅を体験しやすい環境を提供していくことが、ますます求められていると実感しております。