はじめに
こんにちは。セカンドハーベスト京都の澤田政明です。
私たちは、「食品ロス削減」と「フードセーフティネット(食の支援ネットワーク)」を両立させることをミッションに、京都府内および隣接市町村でフードバンク活動を行っています。
その活動の一つとして「こども支援プロジェクト」を2018年から開始しました。学校給食が1日の栄養源の中心となっているこどもたちへ長期休暇中の食の支援をできないかと考え、はじめた事業です。経済的に厳しいご家庭へ食料を無償でお届けしています。
深刻化するこどもの貧困
皆さんもどこかで「こどもの貧困」という言葉を耳にしたことがあるかと思います。
今、国内では7人に1人のこどもが貧困状態にあると言われています。
40人クラスなら5〜6人のこどもたちが、経済的に厳しい状況に置かれているのです。
私たちが拠点を置く京都でも近年、こどもの貧困が大きな問題となっています。
相対的貧困率は全国平均を上回り、学校教職員の方々から「休み明けに痩せて登校してくる生徒がいる」という声を何度も聞くようになりました。
そのような家庭のこどもの中には、朝晩に充分食べられず、給食だけが唯一のまともな食事ということも少なくないのです。
こども支援プロジェクト
「こども支援プロジェクト」とは、夏休みや冬休みといった長期休暇中に、低所得の子育て世帯に食料支援をする取り組みです。
お送りする食品は、企業・団体や市民の方々からの寄贈食品を中心とします。
不足する食品については、皆さまからのご支援を充てさせていただき、栄養面を考慮して購入させていただきます。
〈プロジェクト実施の流れ〉
小学校を通じて保護者に案内→ 希望世帯はセカンドハーベスト京都に直接申し込み→ 宅配便で各家庭に直接お届け
これまでの活動
2018年度から開始し、昨年度は(夏)529世帯、(冬)549世帯、(春)538世帯の延べ1,614世帯へ食料をお届けしました。
〈昨年度出荷時風景〉
2022年度は、760世帯に対し3回の支援を目標としていますが
今回の目標額が達成できるかどうかで夏、冬、春の3回の支援ができるかどうかの分岐点になります。
年度3回の支援が実現できた場合は延べ2,280世帯に食料をお届けすることができますので、
何卒、ご協力のほど宜しくお願い致します。
さいごに
「豆腐しか食べられないときがある」
ある親子の言葉です。
日本の貧困は、見えない貧困と言われています。
本当は貧困状態にあっても一見そうと分からない。その親子も周りと何も変わりありません。
"貧困"
言葉だけみるとどこか遠いところの話のように感じてしまいますが、実際はそうではないのです。
給食のない夏休み・冬休みも、こどもたちが食の不安なく過ごせるように…
どうか私たちのプロジェクトへ応援をよろしくお願いします。
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セカンドハーベスト京都は認定NPO法人です。
当法人の寄付には、以下の通り控除が受けられます。
●個人様の場合・・・
「寄付金控除」が受けられます。
例)1万円のご寄付を頂いた場合
10、000円-2、000円=8、000×40%=3200円がお手元に戻ります。
※詳細は内閣府のウェブサイト「個人が認定・特例認定NPO法人に寄附した場合」をご覧ください。
●法人様の場合・・・
一般の損金算入限度額とは別に、別枠の特別損金算入額が設けられており、その範囲内であれば損金の額に算入することが可能です。
詳しくは、農水省のウェブサイト「4.フードバンクへの食品提供・寄附に係る税制上の取扱い」をご確認ください。
なお、本プロジェクトへのご寄付は、当法人にて寄付金の受付及び領収証発行を行います。「寄附金控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に当法人発行の領収証が必要です。
領収書がご入用の場合は、備考欄に「領収書送付希望」の旨と併せて住所氏名についてもご記入ください。領収書は、8月以降に発送いたします。
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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最新の活動報告
もっと見る760件の子育て困窮世帯へ食品を発送しました!
2022/08/01 10:41こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
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