立川学生映画祭とは・このプロジェクトで実現したいこと
こんにちは!立川学生映画祭実行委員会です。私たちは、映像・映画作品を制作している美大生と、古民家を共同アトリエとして作品を制作している油絵科の美大生が集まり、学生主体の映画祭を企画している団体です。
このプロジェクトは、美大生の共同アトリエである『tachikawa』の一室をミニシアターに改装し、さまざまな学生やアマチュア作家の作品を集めてプログラムを組み、映画祭を開催するといったものです。元々は映画・映像作品を制作している学生の「学内やネット上でしか発表できない」「作品の長さが原因で全編を見てもらえる機会が少ない」などといった学生達の抱える悩みを出発点として企画されました。
この活動を通じて、映画・映像作品を外部発表する機会の提供、作家と多くの人々の交流、鑑賞料の還元による作家への支援を目指します。本プロジェクトでは、映画祭を成功させるための、そして映画祭が終了したあとも学生やアマチュア作家が自主制作映画・映像作品を上映できるようなスペースにするための支援を募っております。立川学生映画祭を大成功させるため、ぜひご支援よろしくお願いします!
公式サイト:https://www.tachikawafilm.com/
プロジェクトをやろうと思った理由
こんにちは。立川学生映画祭実行委員会のメンバーで、映像作品や映画を制作している芝田です。
私は大学一年生の時、授業ではじめて映像作品を作って以降、自主制作で短編映画を作るようになりました。映像を始めてまず最初に思ったのは「お金がかかる!」ということで、映画を作るにはカメラや三脚、マイクなどの機材はもちろん、キャストやスタッフの人件費、ロケをする時には交通費など、一人で作品制作をしていた頃とは桁違いのお金がかかります。それでもたくさんの友人と一緒に映画を作ることは本当に楽しく、春休みには時間とお金をかけて尺の長い映画を作りました。しかし、その映画は誰に見せる予定もなく、YouTubeに公開し、大学の先生に講評をしてもらって終わりの予定でした。そもそも尺の長い映画を、どのように人に見せたら良いのかわかりませんでしたが、『tachikawa』の運営をしている友人から上映会のお誘いをもらい、人に見せる機会をいただきました。
それまで、身近の知り合いや先生にしか自分の作品を見せたことがなく、当日まで本当に不安でしたが、上映会当日は2公演合わせて50人を超えるたくさんの人にお越しいただき、運営やスタッフなど多くの方々のおかげで、とても良い上映会となりました。
やっぱり映画はスクリーンの光で見るのが一番だと思います。私自身、自分の作品をスクリーンで見るのは初めての経験で、上映会を通してさまざまな感動・発見がありました。こんな素敵な機会を一度で終わらせるのはもったいないと思い、規模を拡大し、本映画祭を企画することになりました。
この映画祭をきっかけに、『tachikawa』が作家同士や鑑賞者の方など多様な交流の生まれる場所になったら幸いです。
これまでの活動
ここからは会場である『tachikawa』の紹介をしていきたいと思います。立川の古民家アトリエ『tachikawa』は武蔵野美術大学の3年生を中心とし、沢山の方々の協力のもと昨年5月に設立されました。アトリエと展示施設を併設しており、内部外部問わず様々な企画を行っています。企画内容に合わせて部屋を改装するなど常に変化を続けている一軒家です。
私たちは大学に入ってから、外部での展示で作家が負う金銭的な負担や見返りの少なさ、コロナ後の交流活動の縮小等への疑問から、自分で自由に改変できるスペースを持ちたいと考えており、一年探し続けた末、なんとか立川にあるこの物件を見つけることができました。
最初はしばらく人の手の入っていなかった木造建築に悪戦苦闘。畳が腐っていたり、シロアリに食べられ木が朽ちていたり、、、
他大学や建築学科の学生をはじめとした多くの友達の力を借りて改装を進め、
このような展示室を作るなど、現在進行形で進化し続けています。
ここ『tachikawa』では、芝田個人での上映会をはじめ様々な展示を行ってきました。
まだ一年程しか経っていない新参スペースであり、しっかりとした基盤があるわけではありません。私たちが目標としている場所にもまだ程遠く、現在メンバーには四年生も多いため、この先どうなっていくか想像は難しいです。ただ私たちはこの場所を続けていきたい、続けていく事に意味がある。そう確信しています。
前回の芝田個人の上映会は大成功。たくさんの人が集まり、交流が生まれ、アトリエに吹く新しい風を感じました。今回の映画祭もそういった意味で、アトリエにとっても重要なイベントだと考えています。
過去にない大規模な企画で困難も多く予想されますが、必ずやり遂げます。
映画・映像作家の為、そして『tachikawa』の継続・発展の為にも、どうかご支援よろしくお願いします!
また、立川学生映画祭では、実写/アニメーション/ドキュメンタリーetc…ジャンルを問わず様々な映画・映像作品を募集しております!ぜひご応募ください!
※応募締め切り等詳細は下記のリンクよりご確認ください。
https://www.tachikawafilm.com/%E4%B8%8A%E6%98%A0%E4%BD%9C%E5%93%81%E3%81%AE%E5%8B%9F%E9%9B%86
資金の使い道
ご支援いただいた資金の使い道
・プロジェクターやスクリーンなどの上映機材
・椅子や空調などの環境設備
・ポストカードやパンフレットなど物販費用
・広告費、当日のドリンクなど運営費用
・リターンの制作費、郵送費
・CAMPFIRE手数料
リターンについて
支援いただいた金額に応じて各種リターン品を用意し、とびきりの感謝の心を込めて郵送させていただきます!
●クレジット名前入れ
各上映のエンドロール・本映画祭のパンフレットのクレジットに、ご支援いただいた方のお名前を掲載させていただきます。
※支援時、必ず備考欄に掲載希望のお名前をご記入ください。
●《クラファン限定!》ステッカー
本映画祭のロゴをクラファン限定カラー・メタリック仕様でステッカー化しました!!支援いただいた方に各種一枚ずつお送りさせていただきます。
※映画祭終了後10月末までに順次発送させていただきます。
●上映招待券
10000円以上のご支援をしていただいた方には、上映招待券をご用意させていただきます。
【10000円】 1上映ご招待
【30000円】 3上映ご招待
【50000円】 5上映ご招待
【100000円】全上映ご招待
※クラファン終了後、順次メールにて上映招待券をお送りさせていただきます。
●座席指定
本上映会ではご支援いただいた方限定で、上映招待券分の座席指定をしていただけます。どうぞお好きな席にて作品鑑賞をお楽しみください!
※こちらもクラファン終了後、順次メールにて上映招待券とセットでお送りさせていただきます。
●ポストカード
(リターンのページにポストカードについての記入漏れがありました。申し訳ございません。ポストカードは下記の形でお送りさせていただきますので、ご確認ください。)
上映作品のワンシーンをポストカードにし、それぞれ作者のサイン入りのものをお送りさせていただきます!
【30000円】1枚 【50000円】 2枚 【100000円】3枚 (全てサイン入り)
※ワンシーンの作品はランダムでお送りいたします。
※映画祭終了後10月末までに順次発送させていただきます。
●映画祭パンフレット
本映画祭ではクラファンで集まった金額に応じて、上映作品をまとめたパンフレットを【数量限定】で制作する予定です!今回限りの限定パンフレットで、熱い思いを込めて作る予定ですので、とびきりの感謝を込めてお届けさせていただきます。
※映画祭終了後10月末までに順次発送させていただきます。
●『tachikawa』貸出権
50000円以上ご支援いただいた方には、『tachikawa』をお貸しいたします!ご自身の作品の展示や展示企画、上映会開催など、様々な用途でお使いいただけます!
※貸出に関するガイドラインは上映会終了後、メールにてお送りさせていただきます。
実施スケジュール
6/15 上映作品募集
8/15 作品募集修了
9/4 上映プログラムの発表
9/9 チケット予約開始
9/16 18:00〜
9/17 13:00〜
9/18 13:00〜
9/19 13:00〜
9/23 13:00〜
9/24 13:00〜
9/25 13:00〜
クールタイム1時間
※集まった作品の長さやプログラムによって時間は変動します。
現段階での上映予定作品
タイトル:「モノローグ」(短編映画)ほか二篇
監督:LI MUYUN
尺:25分
概要:人生で、主役になれない人はほとんどだ。人はそれぞれ物語を抱えていて、語ったり、語らなかったりする。7人の「主役になれない」人間が、この映画に集まり、彼らの理由でモノローグを喋り始めた。
タイトル:晴天の霹靂、ドリー(仮)
作家:川本仁紀
尺:15分
概要:世界初の哺乳類のクローン、羊のドリーをモチーフに、自分の絵を自分でパクり、絵がコピーされ続けることでやがて物質が映像になってしまう作品を上映する。複製技術とパクり、クローンの差異を遊戯しながら映像に内包される昨今の絵の具や物質達を否定も肯定もせず淡々と見守る。
タイトル:レゾンデートル
監督:吉岡一靖
尺:15分
概要:第二次世界大戦敗戦後、日本がアメリカとソビエトに分割統治された世界線の東日本、2010年代後半。元特殊部隊で妻と一人の娘とともに平和に暮らしていた男は元戦友に脅迫されて、閉鎖された実験施設の調査に向かう。そこで男が目にしたものとは...
タイトル:《イノシシの心》
作家:徐秋成
尺:5分
概要:魂をよぶとは、昔で死の前後に行う招魂呪術だ。解離性障害とは、現代精神疾患の一つであり、意識や記憶などに関する感覚をまとめる能力が一時的に失われた状態だ。いずれにせよ、自己の通常の状態から離脱を契機とする。 私は、自分が寝ている時、死んだような気がする。その死んだ体から出て来た魂が見ることは私の夢となった。その混乱した夢の感覚を再現しようと考えて、この映像作品を制作した。
タイトル:WARP
監督:芝田日菜
尺:40分
概要:女性の身体特有の痛みや悪夢を抱える1人の少女を、湿度の高い動植物や菌類とともに描き、水を象徴的に映した実験的映画。主人公の少女が公園で見つけた菌床を自宅に持ち帰ることで、キノコや蛙など、湿気を帯びた生物たちが現れ、物語は進行する。別世界への横断を繰り返す少女に不自然に雨が降り注ぎ、映像は混沌となっていく。
最後に
最後まで目を通してくださった皆さま、心からありがとうございます。
本映画祭の大きな目標に、作家支援・外部発表の機会を提供 があります。ですので、私たちは作品をコンペ形式ではなく幅広く募集し、上映料も一切いただいていません。
このクラウドファンディングが本映画祭の開催費用の全てです。
だからこそ、私たちは絶対にこのプロジェクトを成功させなければなりません。どうか皆さまのお力をお貸しください。よろしくお願いします!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
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2022/08/06 18:00「システム」作者 楠城昇馬 尺 28分33秒劇中劇実験映画。バラバラな五つの世界を結ぶ一つの〈システム〉。それは一度動き出したら止まらない、半永久的に動き続ける。〈システム〉からは誰も逃れることはできず、ただ同じ行動を繰り返すのみ、、 もっと見る
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