豊かな自然に囲まれ、四季折々の美しさがある日本。
私が農家をしている山形県の東根には「さくらんぼ」という名産品があります。
そして日本中それぞれの地域にも同じように、その地域ならではの素晴らしい農産物があります。
それぞれの食材には旬の時期があり、旬の時期に食べるからこそ、最高の味わいが得られます。
これまではその地域でしか味わえなかった採れたての旬の食材が、日本全国どこにいても食べられたら、日々の食卓はどれほど豊かになるでしょう?
この美しい日本を守っていくため、農業の新しい仕組みが必要になっています。
私自身さくらんぼ農家として継続していく課題に直面してきた中でたどり着いたアイデアを形にして、農家を経済的に支え、農業人口を増やしていきたい!
そのための取り組みに是非ご支援をよろしくお願いいたします!
減り続ける日本の農業人口
今、日本中で後継者問題や経営難で廃園する農家さんが増えています。
約20年で221万人の農家さんがいなくなってしまいました。
ちなみに、私の住む山形県の人口は104万人です。
わずか20年で山形県全人口の2倍以上の農家さんが消えてしまったのです。
それに伴い、農地も約50年で16000平方キロメートルも減少しています。
山形県の面積は9323平方キロメートル。
やはり山形県の2倍近くの農地が日本から消えてしまっています。
農家さんがいなくなれば、食料自給率も下がります。
このままでは日本の豊かな農産物が、地域を彩っていきた特産品が、食べたくても手に入らなくなってしまう可能性さえあります。
日本の農家さんを守り、農園を守り、そしてこの国の美しさを守っていきたい!
100歳になっても美しい日本で作られた全国の特色ある野菜や果物、お米を食べていたいと思いませんか?
農業の抱える課題
農家さんが減り続けている原因は主に3つです。
1つ目は収入が不安定なことです。
災害、害虫、天候不良によって収穫量が変わります。収穫できなければ収入はありません。
またたくさん収穫できても価格が下がってやはり収入も減ってしまいます。
さくらんぼの場合は5月・6月が収穫期なので、それ以外の時期はほぼ無収入になります。
価格も6000円で売れることもあれば、1000円や500円になることもあり、収入のめどが立たないのです。
結果として経営難に陥り、やむなく廃園する農家さんがたくさんいらっしゃいます。
ご子息がいても収入が不安定なので「農業を継いでほしい」と言えない農家さんもいらっしゃるのが現状です。
2つ目は収益を上げるまでに時間がかかることです。
例えば、さくらんぼは種を植えてから収穫できるまで3年~5年かかります。
さらにそこから利益が出るようになるまで10年はかかります。
ゼロから収益が出始めるまで10年もかかってしまうようでは、新しく農業を始めようと思う若者も少ないでしょう。
3つ目は農業に対する悪いイメージが定着していることです。
子どもの頃に農作物を植えて、育てて、旬の時期に収穫して食べるといった体験が少なく、将来なりたい職業の選択肢にも入らないのです。
自分たちで作りたくはないけど食べたい、だからこそ日本の食料自給率は37%と世界的にみても低くなっています。
これらの問題を解決する仕組みを作り、未来の農業を築いていく第一歩を踏み出すことが、今回のプロジェクトを立ち上げた最大の理由です。
〇プロジェクトにかける想い〇
このプロジェクトをご覧いただきありがとうございます。
株式会社HIGUMA ファームの熊沢儀行です。
私は山形県の東根市でさくらんぼ農家をしています。
「熊沢さん、なんとか果樹園を助けてもらえませんか?
伐採して、廃園するしか無いでしょうか…?」
そんな相談が持ち掛けられたのは一昨年のことでした。
その果樹園を経営していた社長が亡くなられたのです。
私はその社長と懇意にさせていただいておりましたので、何とかお力になってあげたいと思い、その果樹園での生産を引き受ける事にしました。
しかし、1つの農家が管理できる農地面積は0.5ヘクタールと言われている中、その果樹園は1ヘクタールと2倍の面積があり、労力も維持費用も2倍かかってしまうのです。
「やっぱり無理だったのか・・・」
山形の特産と言えばさくらんぼです。私は自分がさくらんぼ農家であることを誇りに思っています。
だからこそ、さくらんぼ農家がバタバタと廃園していくのを何もせずに指をくわえて見てはいられません。
山形のさくらんぼを残したい、守りたい、何とかしたい!
そのために試行錯誤してきた結果、現状の農業の仕組みを変える他ない!という結論に至ったのです。
これはさくらんぼ農家だけではありません。
農業の在り方自体が限界に来ているのです。
日本の農家の現状を変える、限界を超える。
そのための仕組み作りが、このプロジェクトの目的なのです。
農業の課題を解決するために
皆さんはCSA(地域支援型農業)という仕組みをご存知でしょうか?
CSAとは、消費者が生産者の継続サービスに申し込むことで、生産者と消費者のお互いが利益を受け取れる仕組みです。
月額課金制のサービス、つまりサブスクリプションモデルです。
生産者は毎月決まった金額が消費者から先払いされるので、極端な値引きも必要なく、収入を安定させることができます。
また、出荷量が前もって分かるため、廃棄ロスをなくせます。
さらに、消費者のニーズに合わせた作物を生産することができるので消費者の満足度も高くなります。
消費者とコミュニケーションをとるのでファンになってもらえやすく、安定した市場を持つことができます。
そして何より、農家さんが農業に安心して専念できます。
CSAの特徴
消費者は農家さんで収穫されたばかりの新鮮な旬の食材を受け取ることができます。
また、生産者の顔や育て方が分かるので、安心して安全な食材が手に入ります。
生産者との交流も生まれ、リクエストに応じて好きな食材を生産してもらうこともできます。
また、農業体験することもでき、食べる楽しみだけでなく、体験する楽しみが得られます。
自分で畑を耕し、種を植え、大地の栄養と太陽の恵みを浴びて育った作物はどれほど美味しいことでしょう?
現地に行けない方もオンラインで農業に関わり、成育状況を確認することができます。
自分が手掛けた作物がスクスクと育っていくのを眺めているだけでも嬉しくなってきますよね。
新しい農業の形を作る!
今回私が作るCSAの名前は、『みんなの農園』誰でもファーマーズ。
農業という共通のコンテンツを通して、生産者と消費者がつながる『コミュニティ』が生まれます。
そしてこのプロジェクトは、CSAを日本で普及させ、さらに新しい形に進化させていくための挑戦です。
なぜ挑戦かというと、
1、新規就農者はいても継続できていない
2、組織運営のサポートがない
3、支援者もリスクを共有することになる
など、CSAには課題が山積だからです。
国も補助金など資金を出してはいますが、それがうまく活かされていません。
CSAが普及している欧米ではCSAを支える組織があり、必要なアドバイスをしてもらえる環境が整っていますが、日本ではそうした組織が少ないため、チャレンジする人も、継続できる人もあまりいないのが現状です。
『みんなの農園』千羽鶴プロジェクト!
そんな状況を打開するため、CSAの成功モデルを作ることや、そしてその成功モデルを他の地域にも広げていくことがこのプロジェクトのビジョンです。
特にこのプロジェクトがユニークなのは、コミュニティに新規就農者や就農希望者も参加でき、就農支援も行っていくところです。
つまり三位一体となってwin-winの関係を作れる仕組みになっているのです。
生産者の収入を安定させ、消費者には安心安全で旬の採れたて野菜を提供し、新規就農者のマーケットを確保して支援を行うことで、地域の農業人口も増えていきます。
さらにインターネットを活用した参加型のサブスクリプションモデルなので、農業に関心を持ち、関わっていくうちに、農業をやりたいと思う消費者も現れてくるでしょう。
この仕組みを全国に広げていくため、まずは先駆けとなる1000人のコミュニティを目指します。
そんなコミュニティが全国に1000個できたら、日本の農業の在り方は確実に変わっていきますよね?
全国にコミュニティが存在しているので、勉強会や情報交換することで成功事例を集めたデータバンクの役割を果たせます。
また農家さん同士の横の繋がりが生まれ、お互いに協力し合いながら安定的に生産することができます。
これが、『みんなの農園』千羽鶴プロジェクトです!
このプロジェクトを実現するため、農園の直売所をリフォームし、オンラインコミュニティーを整備します。
そのための資金をクラウドファンディングでご支援よろしくお願いいたします!
資金の使い道
直売所修繕リフォーム費用
オンラインコミュニティー準備費
CAMPFIRE手数料
・直売所所在地
〒999-3727 山形県東根市野川1257
リターン
◯ひたすら応援プラン 5000円
◯食べて応援プラン(自分へのプレゼントに!年間お届け)
食べて応援!果物食べたいプラン 10000円
サクランボ(佐藤錦)1kg 6月中旬
りんご(サンフジ)5㎏ 12月中旬
食べて応援!全部食べたいプラン 15000円
サクランボ(佐藤錦)500g 6月中旬
こめ(つや姫)5㎏ 10月下旬
ラフランス 5㎏ 11月中旬
りんご(サンフジ)5㎏ 12月中旬
食べて応援!果物大好きプラン 20000円
サクランボ(佐藤錦)1㎏ 6月中旬
ラフランス 5㎏ 11月中旬
りんご(サンフジ)5㎏ 12月中旬
食べて応援!食べ比べプラン 25000円
サクランボ(佐藤錦)1kg 6月中旬
サクランボ(紅秀峰)1kg 6月下旬
こめ(つや姫)5㎏ 10月下旬
こめ(雪若丸)5㎏ 10月下旬
こめ(はえぬき)5㎏ 10月下旬
りんご(サンフジ)5㎏ 12月中旬
◯スポンサープラン
みんなの農園スポンサー 20000円
産直同業応援プラン 50000円
産直同業スペシャル応援プラン 100000円
・リターン品について・
サクランボ
サイズ: L以上
保存方法:冷蔵または常温
賞味期限:到着後、すぐに食べていただくことが望ましいです。
りんご
数量:20玉〜14玉
重量:5kg
保存方法:常温
賞味期限:到着後1〜3週間程度でお召し上がりください。
ラフランス
数量:18〜10個
重量:5kg
保存方法: 常温
賞味期限:到着後1〜3週間程度でお召し上がりください。
米
重量:5㎏
保存方法:常温
いずれも産地は山形県となります。
実施スケジュール
2023年6月 直売所完成
6月中旬〜下旬 さくらんぼ発送
10月下旬 こめ発送
11月中旬 ラフランス発送
12月中旬 りんご発送
最後に
実は私の父も専業農家でした。
泥まみれの作業着に砂ぼこりで真っ黒になった額の汗を見て、子どもの頃は正直農業をやりたいなんて一度も思ったことがありませんでした。
そんな父は、私が15歳の時に亡くなりました。
少しでも農作業を手伝ってあげたら、父もきっと喜んだろうと思って、悲しい気持ちに少しの罪悪感が混じっていたことを思い出します。
農家を継ぐ人もおらず、父の汗が染み込んだ畑はあっという間に荒れ果てました。
農地は2年放置すると使い物にならなくなります。日本のあちこちにも、そんな荒れ地が溢れています。
私はそれからというもの、農業とは無縁の人生を歩んでいました。
今さくらんぼ農家をしているなんて、当時の自分からすれば信じられないことでしょう。
成長し、社会人になって、親戚や周りの人たちから父の話を聞く機会が増えました。
幼い頃は知り得なかった父の姿が見えてきて、「親父の遺した畑をなんとかしたい…!」という想いが芽生えるようになりました。
そして、その想いから、私は農家を始める決意をしたのです。
とはいえ、当時の私は農業の初心者です。
最初は、親戚に生産をお願いしていた父の遺産の田んぼ30aとりんご畑10aを、親戚の指導の元に管理して米27俵とりんごの樹1本分だけをもらい、それを売ることが私の農業の始まりでした。
一生懸命育てて収穫したリンゴは、感動するほど美味しかったです。
そして、仲間や知人にも買って食べてもらうと「リンゴってこんなに美味しかったっけ?」と言ってもらえました。
その日から私の農業人生が始まったのです。
食材は「どれを買うのか?」よりも「誰から買うのか?」が大切にされる時代になっていくと思います。
作る人も、食べる人も、みんなが幸せになれるこの「千羽鶴プロジェクト」。
ぜひともご支援いただけましたら、これほど嬉しいことはありません。
何卒よろしくお願い申し上げます!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るいよいよ最終日!!(5/31まで)
2023/05/31 17:53熊沢です。ついにプロジェクトも最終日となりました!現在、支援額が145万円を超えており、達成率は96%、目標の150万円まで、残り5万円まできております。目標達成に向けて、どうか皆様のお力をお貸しください。https://camp-fire.jp/mypage/projects/604554このプロジェクトを改めてシェア・拡散いただけますと幸いです。日本の農業の未来のために、必ず達成いたします!最後まで応援よろしくお願いいたします!! もっと見る
100万円突破しました!(5/31まで!!)
2023/05/28 18:06「【オンラインサロン×農業】千羽鶴プロジェクト『みんなの農園』誰でもファーマーズ!」プロジェクトオーナーの熊沢です。おかげさまでご支援額が100万円を突破いたしました!!皆様の後押しがあってこそです。 本当にありがとうございます!150万円の目標に向かって残り3日も頑張って参ります。 最後までどうか応援よろしくお願いいたします! もっと見る
あと5日です!
2023/05/26 16:30ご支援者の皆様、「【オンラインサロン×農業】千羽鶴プロジェクト『みんなの農園』誰でもファーマーズ!」プロジェクトオーナーの熊沢です。皆様からの応援とご支援のおかげで、あと一歩で100万円突破というところまできております!ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございます!残すところあと5日。150万円の目標達成に向けて、5月31日まで全力で走り切ります。引き続き応援よろしくお願いいたします!! もっと見る
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