こんにちは。由佳です。大宮絵図にはたくさんのモチーフが詰め込まれています。地域の方や代々大宮に住む農家の方から絵図当時の事を聞き取り調査した事や、一から自分の足でお祭りや行事に取材しに行き、スケッチをした物を入れています。それ以外にも、大宮地区の『一年間』を何度も、何年も、取材を重ねてきて見えてきた私の視点の『新しく発見したモノ』も入れています。絵図上中央には大宮地区の五山の送り火『船山』が入っています。絵図下部分には地域の人々の暮らしやお祭りがひしひしと詰め込まれています。これらすべては、聞き取り調査や取材でスケッチした物を推敲を重ねて選別してあります。絵図の紙の大きさに入るモチーフの数に限界があるためすべて入れる事は出来ません。テーマを作り、それに沿ってモチーフを選んでいます。ただ、入れるだけでは一つの作品になりません。沢山ありすぎるでは統一感をなくし、何を伝えたいのかわからない作品になってしまいます。だから、テーマに沿ってモチーフを選ぶことはとても重要でした。大宮絵図のテーマとは『祭りや生活における藁と竹の使用方法』『この土地で生きる人の一生』『子どもの遊びとそれぞれの仕事の役割』『五山の送り火に関係するモチーフ』『地域の祈り』『虫・生き物・植物』『大将軍神社例祭と農家の田んぼの一年』『船山の果たす役目』『生と死』になります。それぞれ説明していきますので次回②もお楽しみに!