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日本画で「ふるさとの記憶」を描き、みんなで地域の未来を語りあおう!@京都・西賀茂

大宮学区は京都市北区西賀茂にある人口17,000人の地域。地域の記憶を絵で表現する「大宮ふるさと絵図」をコミュニティアートとして完成させたい! 地域の子どもと大人がいっしょに、古き良き大宮の暮らしを偲ぶことから、未来の自分と地域の幸せについて考えてもらうためのツールとして活用していきたい!

現在の支援総額

263,000

26%

目標金額は1,000,000円

支援者数

39

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/08/15に募集を開始し、 39人の支援により 263,000円の資金を集め、 2022/09/30に募集を終了しました

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現在の支援総額

263,000

26%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数39

このプロジェクトは、2022/08/15に募集を開始し、 39人の支援により 263,000円の資金を集め、 2022/09/30に募集を終了しました

大宮学区は京都市北区西賀茂にある人口17,000人の地域。地域の記憶を絵で表現する「大宮ふるさと絵図」をコミュニティアートとして完成させたい! 地域の子どもと大人がいっしょに、古き良き大宮の暮らしを偲ぶことから、未来の自分と地域の幸せについて考えてもらうためのツールとして活用していきたい!

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送り火 の付いた活動報告

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こんにちは。由佳です。五山の送り火というのは、お盆に来たご先祖様を船に乗せて極楽浄土に帰すための行事ですが、船山独自の行事があることをご存じでしょうか?船山の点火の仕方がとても原始的な方法であること、ご先祖様を迎えるための準備や、船山独自のご先祖様を極楽浄土に送る踊りなど、興味深い行事がたくさんあります。実際にスケッチや取材をしたので それらを一緒にみていきましょう。下絵には、『五山の送り火』に対して関係しているものに『赤丸』がしてあります。『西方寺 六歳念仏』と『万燈炉』一番左の赤丸の『西方寺 六歳念仏』とは、 送り火終了後の21時から西方寺で行われる、鉦や太鼓ではやし、念仏を唱えながら踊る民俗芸能・民間信仰です 。六斎念仏は非公開でしたが特別に見学・スケッチさせていただきました。『万燈炉』とは、西方寺の門の上に照らされている燈籠で、ご先祖様をお迎えするための迎え火の事です。夜、赤々と照らされています。船山の点火の方法 船山の点火方法は、『音』と『光』です。船山の麓の山がよく見える住宅地で、西方寺和尚様の読経後、鉦が叩かれ、その音の合図で山に火がつけられます。下絵の『西方寺和尚様 点火のために読経』と『鉦をたたく人』に赤丸がしてあります。鐘の音によって点火の合図になりますが、和尚様の足元にある提灯も点火の合図のようで、私が和尚様をスケッチしようと、ヘッドランプで画用紙を照らしていたら、『点火の合図と勘違いされるから消してください』と言われました。また、カメラのフラッシュも点火の合図と山にいる人が勘違いしてしまうので、集まっている地元の方にも『フラッシュはやめてほしい』と和尚様が言われました。ご先祖様をお迎えする準備 『精霊馬』 『ハスの葉の上に丸いものをお供え』絵図下絵の送り火の下には、『精霊馬』 『ハスの葉の上に丸いものをお供え』 『船山が田んぼにうつる』と言う文字に赤丸をつけています。『精霊馬』とは、ご先祖様がこの世に来て帰る乗り物を表していています。きゅうりが馬、ナスが牛です。馬に乗って早くこの世に来てほしい、あの世に帰る時は牛に乗ってゆっくりお帰りください、という意味がこめられています。『ハスの葉の上に丸いものをお供え』とは、あの世から来たご先祖さまにお供えするものです。ハスの葉っぱに丸いものや季節の野菜をお供えします。『船山が田んぼにうつる』とは、水のはられた田んぼに美しく船山が映る景色を描きます。『手を合わせて祈る人』絵図下絵の一番右の『手を合わせて祈る人』とは、船山に火が点火して、ご先祖様が乗った船が無事に極楽浄土に行くのを祈る、地上の人々の姿のことです。観光でもない、インベントでもない『人が祈るためのシンボル』私は今、京都に住んでいますが、京都に来るまでは東京の都会に住んでいました。東京のテレビ放送では、京都が観光地として紅葉の季節や五山の送り火の映像を流していました。しかし京都に住んでみて、五山の送り火が観光でもイベントでもないという事がわかりました。送り火の日、地元のおばあちゃんが1人、送り火に手を合わせている姿を見て思ったのです。五山の送り火は、『信仰』、祈りのための火でした。住むことでその土地が持つ、祈りや願いの行事の本当の姿を見ることが出来ました。送り火の文字によって違うことがある左京区の『大文字の送り火』の近くに住む友人宅に行くと、玄関の飾り棚に、送り火で焼かれて炭になった、消し墨が飾られていることがあります。消し墨は、魔除け、厄除けになるとされています。送り火の次の日の早朝、友人は家族と大文字に登り、燃えた木を持ち帰るそうです。『早朝に行かないと大きな炭が取れない。みんな持って帰るから遅く行くと小さいのしかない』。船山ではそのような事はありませんが、五山の送り火の大文字ではそういう事も行われています。送り火も場所によってそれぞれ違うのです。西方寺の和尚様は、読経と鉦の音で船山を点火するという重要な役割をもっています。大宮絵図ではこの役割を目立たせるために他より少し大きく人物を描きました。


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皆さんにとって夏の夜空に輝く五山の送り火はどのように映りますか?炎は真っ暗な夜空をオレンジ色が輝かせて人々を感動させてくれます。大宮絵図では送り火は上中央に描きます。 船形の送り火の点火は、点火時刻になると、山の麓において、西方寺住職の読経が行われ、保存会の方が鐘をならし、その合図で船形に点火します。無事に船形に火が付くと、住職がおられた場所に焼香台(写真の手前)が置かれます。集まった地域の人々は焼香をしてから、山に手を合わせます。おしょうらいさん(先祖の霊)が住職の読経で火のついた船形に乗って、山の麓では地域の人々がなくなった大切な人を想って、手を合わせる・・・。京都のこの場所ではこのように五山の送り火をしています。地面に置いてある提灯には、船形の絵が描いてありました。


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8月16日船形点火の後、西方寺で行われる『六斎念仏』の取材とスケッチに行ってきました。六斎念仏というのは、お盆に来たおしょうらいさん(先祖の霊)を再び極楽浄土に送るため、鉦や太鼓に合わせて念仏を唱える念仏踊りです。戦前までは辻々のあちこちで行われていたそうですが、昭和40年代には西方寺の中のみ行われるようになりました。反対に8月に入ってすぐ行われるもので、おしょうらいさんを迎える行事もあります。西方寺にある『万燈籠 』は、おしょうらいさんが明かりを目印に極楽浄土から来るための明かりです。実際にスケッチに行くことで和尚様に色々なお話を聞くことが出来ました。


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今日は送り火でしたね。船形のスケッチをしてきました。今年は雨が降りましたが、すべての火がついて綺麗な船のカタチをしていました。点火後、たくさんの人が山に向かって手を合わせていました。護摩木が燃えた煙は、写真左側の『西(極楽浄土)』の方角に動いていくのを見て、船の火が少しずつ消えていくのを見届けると、ご先祖様は西に帰って行かれたのだな、と感じます。