送り火に手を合わせる地域の心
2022/08/18 22:39
皆さんにとって夏の夜空に輝く五山の送り火はどのように映りますか?炎は真っ暗な夜空をオレンジ色が輝かせて人々を感動させてくれます。大宮絵図では送り火は上中央に描きます。 船形の送り火の点火は、点火時刻になると、山の麓において、西方寺住職の読経が行われ、保存会の方が鐘をならし、その合図で船形に点火します。無事に船形に火が付くと、住職がおられた場所に焼香台(写真の手前)が置かれます。集まった地域の人々は焼香をしてから、山に手を合わせます。おしょうらいさん(先祖の霊)が住職の読経で火のついた船形に乗って、山の麓では地域の人々がなくなった大切な人を想って、手を合わせる・・・。京都のこの場所ではこのように五山の送り火をしています。地面に置いてある提灯には、船形の絵が描いてありました。