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歴史から消してはいけない!「展示映像」の保存はわが国初のプロジェクトです。

博覧会等のイベントや博物館で上映された、いわゆる「展示映像」は特殊仕様の一点ものであり、再現性も保証されていません。従前の作品の多くは組織的に保存されることもなく、貴重な映像群は散逸と廃棄の危機に直面しています。このプロジェクトは展示映像および関連資料を後世に残すためにアーカイブするものです。

現在の支援総額

1,700,000

113%

目標金額は1,500,000円

支援者数

124

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/08/12に募集を開始し、 124人の支援により 1,700,000円の資金を集め、 2022/10/16に募集を終了しました

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歴史から消してはいけない!「展示映像」の保存はわが国初のプロジェクトです。

現在の支援総額

1,700,000

113%達成

終了

目標金額1,500,000

支援者数124

このプロジェクトは、2022/08/12に募集を開始し、 124人の支援により 1,700,000円の資金を集め、 2022/10/16に募集を終了しました

博覧会等のイベントや博物館で上映された、いわゆる「展示映像」は特殊仕様の一点ものであり、再現性も保証されていません。従前の作品の多くは組織的に保存されることもなく、貴重な映像群は散逸と廃棄の危機に直面しています。このプロジェクトは展示映像および関連資料を後世に残すためにアーカイブするものです。

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1.はじめに

 「展示映像」とは博覧会、展示会等のイベントや、博物館、企業のショールーム等のために制作・上映された特殊な映像のコンテンツやシステムの総称です。コンサートのステージ映像、プロジェクションマッピング、野球場の大型ビジョンなどは、いちどは見たことがあるでしょう。私たち一般社団法人展示映像総合アーカイブセンターは、九州大学芸術工学研究院と協働し、これらの特殊な映像を将来に残す活動を進めています。  
 展示映像は総合的・組織的にアーカイブされることがなく、廃棄や散逸の危機的な状況にあります。展示映像の多くは保存の状況は共有されず、実態は明らかでなく、再現することもできません。貴重な映像遺産の消失一刻も早くとめ、後世に残す。これが本プロジェクトです。

2.このプロジェクトの目的

 一過性のイベントでも使われる「展示映像」は、映画のような標準仕様がなくシステムや表現の特殊性ゆえにほとんど残されません。同時代の最高のスタッフや先端技術を使ったこの映像は、映像表現、撮影や上映技術、音響デザイン、建築・空間デザインなど多様な側面で構成されています。本プロジェクトはこれらの映像の廃棄・散逸を防ぎ、映画に比肩する映像遺産として後世に残すために、コンテンツと関連資料を総合的にアーカイブすることを目的とします。保存した作品は、何らかの方法で再現可能な活用をめざし社会に還元していきます。
 本プロジェクトはこの目的のために、展示映像作品の現況調査、収集(寄贈、寄託、買取り等)、保存・管理、疑似的再現、二次利用の検討、著作権等の確認などの関連活動を推進していきます。

3.手付かずの映像保存の空白地帯

 映画は世界中で保存活動が進められており、わが国でも国立映画アーカイブ等で永年にわたり、作品の収集や保存がなされています。一方、展示映像は上映後のフィルムや音声テープ、関連の収録メディアなどの所在はほとんどわからず、アーカイブの状況や責任はあいまいなままなのです。さらに関連機材もすでにほとんどが廃棄されており、歴史資料自体が消滅しつつあるのです。「映画」は社会的関心も注目度も高く、すでに確立したアーカイブシステムをもっていますが、展示映像は放置状態なのです。

4.大学のプロジェクトから一般社団法人の活動へ

 展示映像総合アーカイブプロジェクトは2009年に九州大学芸術工学研究院でスタートしています。その活動の成果もあり展示映像はようやく社会的に認知されはじめましたが、より積極的なアーカイブ活動とその社会還元をめざして、2021年4月から「一般社団法人展示映像総合アーカイブセンター」として非営利で広範囲に活動を進めているところです。
 ここは展示映像の保存活動の母体です。さらに本プロジェクトに関連する一部作品のデジタル化は、文化庁の「令和4年度メディア芸術アーカイブ推進支援事業」に採択されました(支援事業は本プロジェクト自体ではありません)。本活動は時限つきではなく、継続的に進めていくものです。本活動が持続できますように皆様の支援をいただきたいと思っています。

5.活動実績:保存中の展示映像資料(抜粋)

 これまでの活動をとおしていくつもの展示映像作品を収集して残すことができています。これらは長年にわたって制作された展示映像作品のうち奇跡的に残ったもののほんの一部にすぎません。

(1)『日本と日本人』日本万国博覧会(1970)日本館上映8面マルチ映像作品。
2013年6月東京都内にてフィルム原版を発見。いまだ音声原版は見つからず。8面合成デジタル版。
(2)『鉄と稲』つくば科学万博(1985)歴史館上映作品。
スライド原版ならびに上映プリントの大半、大型映像70mm8pの縮小版35mm4p、上映記録映像、上映会場記録写真等。
(3)『マリンフラワーズ』沖縄海洋博覧会(1975)3面マルチ映像
(4)『未来への挑戦~渋沢栄一物語~』さいたま博覧会(1988)渋沢栄一館3面マルチ映像 
(5)『新しい北海道』北海道開拓記念館(1992)6面マルチ映像
(6)『時の回廊への誘い』山口きらら博覧会(2001)山口館3面マルチ映像
(7)『左門と一緒に』千歳サケのふるさと館3面マルチ映像
(8)『JL002東京~サンフランシスコ』科学技術館(1970年代) 9面サークルビジョン
(9)『日本・人と自然』スポーケン国際博(1974年)日本政府館 3面マルチ映像
(10)『MANDARA』(1998年)3面マルチ映像
(11)『時空を超えて~石炭エネルギーの旅~』大牟田市石炭産業科学館(1995)マルチスライド
その他、寄贈を受けた多数の展示映像映像作品のフィルム、スライド、ビデオ、DVD、BD、上映機材、記録写真、企画書、絵コンテ等

6.協力者のみなさま(一部・順不同)

(現在保存中の作品や関連資料の寄贈等ならびに情報提供に協力していただいている方々の一部です。順不同。)
東宝映像美術、崑プロ、つくば科学万博記念財団、バンリ映像、東京シネマ新社、イマジカ、電通ライブ、HBCフレックス、渋沢史料館、科学技術館、北海道博物館(旧北海道開拓記念館)、千歳水族館(旧千歳さけのふるさと館)、大牟田市石炭産業科学館、九州大学、城西国際大学、ナックイメージテクノロジー、国立映画アーカイブ、記録映画保存センター、イエローツーカンパニー、産経映画社、乃村工藝社、トータルメディア研究所、大阪府日本万国博覧会記念公園事務所、ほか全国の企業、大学、博物館、団体および多数の個人の皆さんの協力をいただいています。
 ※本プロジェクトへの応援メッセージは、このあとNo.10に掲載しています。

7.保存対象の展示映像~広範囲にわたる映像です

  展示映像の明確な定義はありません。映画やテレビ番組といった従来型でかつ標準的仕様をもった映像とは異なり、世界標準に準拠しない自由度の高い映像で広義の「展示」のために制作されたもの全般をさします。本アーカイブは、次のような映像を対象とします。
(1)博覧会、見本市、展示会、スポーツ、コンベンション等のイベントで制作上映された映像
(2)テーマパーク等のエンターテインメント施設のための映像
(3)ショールーム、企業ミュージアム、ホテル等の商業施設で使われる映像
(4)博物館、科学館、水族館、動植物園、美術館等の文化施設で上映される映像
(5)スタジアム、競輪・競馬場等の映像
(6)建築物(屋内外)、造形物、スモーク、飛行船等に投影されるプロジェクションマッピング映像
(7)規定のスクリーンやモニターでの上映に準拠しない仕様のアート作品
(8)プラネタリウム等のドーム・大型の映像
(9)コンサート、ミュージカル、演劇でステージ演出として制作・上映された映像
(10)テレビ番組のスタジオセットとして組み込まれた映像
(11)その他展示映像と考えられるもの全般。
またアーカイブには映像、音響、照明、特殊効果等のコンテンツと同時に関連の制作機材、企画書、シナリオ、上映館や上映空間の情報、記録動画、記録写真等を含みます。展示映像か否かの曖昧な作品は排除することなく「網羅的収集」の原則からその対象としてあつかい、具体的なアーカイブの方法や形式等については個別に検討し判断します。

8.予算執行計画(目標金額の内訳)

  目標金額                           1,500,000円
  <内訳>
  調査出張費(東京、大阪ほか) 150,000
  テレシネ等のデジタル化役務費 850,000
  アルバイト謝金 120,000
  通信費 25,000
  運送費(機材、素材等) 50,000
  消耗品費 50,000
  CAMPFIRE手数料(総支援金額の17%+税)
 ※センター事務所費(事務所賃料、資料保管、機材保管等)については、現在は「マルチ映像研究スタジオわきすた」と共用のため負担なし。資料の一部は「九州大学芸術工学研究院」にて研究資料として保管中のため現在は負担なし。

9.福岡に拠点を置くことの意味

 一般社団法人展示映像総合アーカイブセンターは福岡にあります。フィルム時代の展示映像は残っていても多くは東京や大阪に集中しています。私たちは決してオリジナルの収集をめざしているわけではありません。それらは現状のまま存在すればよく、所在と保存状況と保存責任者が明らかになっていれば問題ありません。当センターは主に複製、デジタルデータ、複写、記録、関連資料などを中心にアーカイブしています。東京や大阪からの遠隔地に複製を置くことによって、万一の大規模災害等の非常時での完全消滅を回避するという、リスク分散の意味もあるのです。今後制作されるデジタル作品においても同様の考えからここでアーカイブされます。

10.ありがとうございます!!多くの方から応援メッセージをいただいています。

        ※応援メッセージはアイウエオ順(所属組織名・個人名)に掲載しています。

株式会社映像センター
代表取締役社長  尾﨑 求 

 20世紀は映像の世紀と言われながらも、各種イベントで上映された映像コンテンツはその姿を残すことが難しいのが実情でした。ソフト・ハード両面の変遷が後世に残されることを期待し、アーカイブプロジェクトに賛同致します。

公益社団法人映像文化製作者連盟
会長 善方 隆

 展示映像総合アーカイブプロジェクトを応援します。
「展示映像」は、19世紀に映画が発明されて以来その歴史を積み上げてきましたが、私たちはその実体を知りません。何故なら、再現が困難だからです。今回のプロジェクトはこの困難な課題にチャレンジする画期的な企て・・・多くの方々の支援を是非お願いいたします。

デジタルハリウッド大学客員教授
映像ジャーナリスト
大口 孝之

 「自分の代表作を人に紹介できない」展示映像に関わった人なら、誰もが経験する悔しさです。しかしそれが、公開時と異なる不完全な状態であれ、何らかの記録を残せるだけでも非常に大きな意義があります。

東京大学名誉教授/アーティスト
河口 洋一郎

 貴重な博展映像は、わが国の大事な歴史的コンテンツとして、その価値や魅力を後世に伝えたいので、ぜひ応援しています!

九州大学
副学長・大学院芸術工学研究院長 
教授 尾本 章

「展示映像総合アーカイブプロジェクト」を応援します。 
 九州大学名誉教授,脇山真治先生を中心として,(一社)展示映像総合アーカイブセンター,そして九州大学芸術工学部局の共同で実施される今回のアーカイブプロジェクトは,刹那的に流れていってしまう多種多様な展示映像を,可能な限り,フォーマットにこだわらず,まずは保存を試みようという力強いプロジェクトです。
 規格やメディアのフォーマットの整備など,正統的な保存のプロトコルと並走しながら,このように少しワイルドで全方位的な収集の活動は,緊急度も高く非常に重要です。1970年代から画像・音響をはじめ,多種多様なメディアを教育・研究の対象としていた現在の九州大学芸術工学部のご出身,さらに長きにわたって教職を務められた脇山先生がこの活動を牽引されているのも,当然の成り行きと言えるのかもしれません。私自身も,多くの作品が流れ去ってていくのを当たり前のように漫然と眺めててきましたが,このような堰き止め方があるのだと驚いています。この活動,強く賛意を表し,また芸術工学部局としてサポートできることを常に探していきたいと思っています。

京都大学
大学院教育学研究科
教授 佐野 真由子

 私は万国博覧会の歴史を研究する立場から、博覧会が同時代の人間たちの思考、生き様を活写する場であり、その機会を通じて生み出された資料は、未来の人類に残さなければならない財産であると実感しています。文字資料のアーカイビングについても問題山積ですが、映像資料はそれ以上に消滅の危機に瀕しており、しかも保存には高度に専門的な処理を要します。世界的にも貴重な脇山真治先生の活動に感謝・感服しております。

一般社団法人記録映画保存センター 
事務局長 村山 英世

 映像資料の保存活動の大切さは誰もが理解しています。そして誰でもできる仕事ですが実際には誰もやりません。脇山先生が展示映像総合アーカイブセンター立ち上げ、保存活動に乗り出されたことに期待します。

空気株式会社
代表取締役社長 木綿 達史
  
 展示映像にはその当時の最新技術が使われることが多く、時代背景とともに映像技術の進化がみてとれる記録映像はとても貴重だと言えます。これら記録映像をアーカイブし後世に残すことに大きな意義があります。

神戸芸術工科大学学長
九州大学名誉教授 佐藤 優

 展示映像は、地域や企業等からのメッセージの象徴。時代毎の感性と技術の粋を集めた珠玉の文化です。しかし、機材も表現も特殊で、収集が困難でした。このアーカイブは、記憶を蘇らせ未来に継承する念願の企画です。

株式会社崑プロ
代表 市川 建美

 センターが保存されている映像の一つ『日本と日本人』につきましては、フィルム原版の発見に始まり、関連資料の探索、複製BDの作成などに、脇山様のご尽力をいただいております。
これらの作業への協力を通じ、「展示映像」の発見・保存活動の継続が有意義であることを深く理解致しました。

城西国際大学
准教授/映像作家 竹藤 佳世

 展示映像のパイオニア、山岸達児氏のドキュメンタリーを制作した時、従来のスクリーンとは全く違う映像文法で描かれる世界に魅了された。その時代の空気、そして映像の先端を走る制作者たちの気概が満ち溢れた展示映像を残し、共有していくこのセンターの活動を応援したい。

株式会社電通ライブ 
映像アーカイブプロデューサー 鈴木 昇

 入社間もなくつくば博の展示映像を経験し、その魅力に興奮し限りない可能性を感じました。ソフトとハードは進化を続け新たな感動の場が誕生しています。この貴重なプロジェクトを応援します。

株式会社東京シネマ新社
代表取締役プロデューサー 岡田 一男

 展示映像総合アーカイブセンターが、クラウドファンディグにチャレンジされると聞き、成功を願わずにはいられない。自分の沖縄国際海洋博(1975年公開)の3面マルチ映像「マリン・フラワーズ」をアーカイブしていただいているが、たまたま、その次に沖縄で取り組んだ「沖縄久高島のイザイホー」(1979年公開、102分)の1000分に及ぶ関連全撮影素材をデジタル化し、それをアーカイブ化し、さらにデータベース化する5年がかりのプロジェクトの第一歩をクラウドファンディングに置き、幸い成立させた。そして今まさに、初年度の成果発表の過程にあるからだ。その一環として完成させた110分の2022年デジタル・リメーク版の公開-映画館上映が始まろうとしている。
 展示映像作品の収集と保管だけでも大変な事業と想像するが、無理を承知で言わせていただくなら、絶えず収集成果の公開、上映への挑戦を続けていただきたい。なぜなら、映像作品は見られて初めて、人々の共感を得られるものだからだ。そして継続的、頻繁な公開こそが、アーカイブ活動への不断の支持を獲得し、広げていく唯一の道なのだから。

株式会社トータルメディア開発研究所
代表取締役 山村 健一郎

 展示映像総合アーカイブスのクラインドファンディングを応援します。
博覧会などに使われる展示映像には、映像の魅力はもとより、展示資料や展示装置、人的パフォーマンス、映像空間などとの複合演出により、最先端の技術や英知が集約されています。その保存や保存方法に挑戦していくことは意義のあることと考えます。

株式会社東宝映像美術
プロデューサー 郡 眞剛

 大型映像、マルチ映像など見て頂く方に興味を持って貰う為にその表現方法を試行錯誤してきた「展示映像」は製作者達の汗の結晶だと私は思います。その貴重な財産を後世に残す事は非常に素晴らしい試みだと思います。心から応援致します。

フィルムアーキビスト
とちぎあきら

 稀代のクリエータたちが規格という拘束に挑んできた「展示映像」。その保存と復元は、アーカイブにおいても大きな挑戦なのです。あのマルチ映像やドーム映像の興奮を忘れないために、展示映像アーカイブプロジェクトを応援します。

公益財団法人日本科学技術振興財団・科学技術館
 当館でも過去に上映していた展示映像を保存することの重要さを感じています。自館だけでは永続的に保存し復原することが難しいので、このようなアーカイブを構築する活動を支持します。 

株式会社乃村工藝社 
取締役執行役員/クリエイティブ本部本部長
大和田 整

 人々に感動を提供する事業に於いて展示・映像制作に携わり、アーカイブの必要性を痛感しております。このプロジェクトによって社会的評価が高まり様々なサポートが増えることをお祈りいたしますと共に心より応援致します。

バンリ映像 
代表 荒木 泰晴

 展示映像総合アーカイブに賛同する。2025年の大阪万博にも最新のデジタル技術を使って様々な映像展示が展開されることが予想される。この制作には新しい世代がクリエイターとして関わるに違いないが、過去の事例を研究しようとしても、現在ではその手段が無い。これは、1970年から映像業界に生きて来た小生の反省も込めて、アーカイブが整っていなかったからだ。近年、川崎市民ミュージアム所蔵の貴重なフィルムアーカイブが洪水によって水没した事実は、アーカイブの整備が急務であることを示している。
 この度の、展示映像総合アーカイブ構想は、展示映像技術継承に大きな役割を果たすだろう。今まで誰も手を付けなかった分野のアーカイブは困難を極めると思うが、今ならまだ間に合うし、デジタル技術の発展によって、フィルムの保存価値が見直される副次的な効果も期待できる。過去の博覧会を訪れた観客が「あの映像をもう一度見たい」思った時、また、博覧会を知らない世代が初めての映像を見る感動を体験できる環境を整備することは、展示映像に関わった者として義務であり、夢に終わらせてはならない。

         ーーーーーーーーーーーーーーーーーー◇ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

11.今後の展開と将来に向けて

  最終ゴールとしては「展示映像総合アーカイブセンター建設」をめざします。このプロジェクトは官民一体となって推進すべき事案であろうと承知しています。しかし展示映像は日々制作され続け、保存の指針がないままに、個別所蔵、放置と散逸の状況が続いています。一刻も早く対応せねばなりません。推進組織を固めアーカイブ制度を確立する前にまず保存に着手することが急務です。今後もひきつづき展示映像作品や関連資料の残存の実態調査と寄贈・寄託・買取りの交渉、保存と整理、啓発的活用、二次利用の検討、権利関係の確認などを継続していきます。公開条件のそろった作品は、再現上映(疑似的に)、限定的情報公開等の社会還元を行います。今回のプロジェクトはこの壮大な目標に向けたスタートです。

活動とスケジュールの概要
2022年9月 クラウドファンディング終了(2023年9月までの活動資金を予定)
2022年10月~支援金による作業開始→2023年9月末まで
2022年10月末 支援者リスト作成
2022年10月~2023年2月作品と関連資料の所在調査・取材・寄贈等の交渉
2022年12月中旬 お礼メッセージの送信完了 
2023年3月上旬まで 年度内作業報告(半年経過の中間報告、展示映像総合アーカイブセンターのHPに掲載)
2023年4月~9月 保有フィルムのデジタル化作業(外注含む)
2023年9月末 年次作業報告(HPに掲載)
2023年度 アーカイブセンター建設構想について検討開始
2024年度 大阪・関西万博の展示映像保存について方針検討


12.最後に~プロジェクトの成功に向けて

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行します。

最新の活動報告

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  • お礼と報告:展示映像のアーカイブはさらに充実した活動を推進していきます。

    2022/10/20 12:52

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

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