ご挨拶

はじめまして北野サッカー誠です。
私はこれまでＪリーグのロアッソ熊本・カマタマーレ讃岐・FC岐阜で監督の経験があります。
昨シーズンは女子プロサッカーリーグ・WEリーグのノジマステラ神奈川相模原の監督を務めました。
初めての女子チームの監督は苦労の連続でしたがクラブや選手達の協力もあり、充実した時間を過ごす事ができました。
女子サッカーの監督を２シーズン経験して思った事は女子サッカーには可能性があるという事です。

育成年代から主体性を持たせながらトレーニングを重ねれば女子選手は必ずプレーのクオリティは上がると思いました。
女子選手は男子選手と比べて自分を表現するプレーが少ないように見えます。
練習でも試合でも黙々とサッカーをしている姿は何処か「やらされてる感」に見えてしまうのです。
サッカーはもっと自由なスポーツです。
選手同士がピッチの中で声を掛け合いながら表情豊かにプレーをすれば良いのにと思う事が何度もありました。
もちろん、そんな選手ばかりではありません。
日テレ・ベレーザ、浦和レッズレディース、アイナック神戸といった強豪チームには男子選手のように表情が豊かな選手が多くいます。
上手い、下手ではなくサッカーを楽しんでいるのです。
そういうプレーは観る人だって楽しい気持ちになるものです。
女の子が健気に頑張っているのが女子サッカーの良いところなどと言う人もいますが私はそうには思いません。
相手の状況を見て自ら判断して逆手を取るような自由な発想がサッカーは楽しいのです。
上位チームの選手達はそんなプレーをしているからこそ試合中も声が出たり、表情が豊かなのです。
言われた事しか出来ない選手は楽しくないのかと思ってしまうほど黙々と頑張るだけです。

育成年代はドリブルやパスといった個人技術も大切ですが、状況を判断してプレーを選択する個人戦術も取得しなければなりません。
個人戦術が身に付いていなければ、せっかくの個人技術を発揮することはできません。
将来的に高いレベルでプレーする時にでも通用する状況判断の伴ったトレーニングを行う事が重要なのです。
自由にサッカーをさせるとは何でしょうか。
サッカーにおける自由とは勝手にプレーする事ではありません。
原理原則の中で状況を見て、選手自ら判断してプレーする事が自由なのです。
その中でなら何をやっても良いのです。
女子選手達に育成年代の頃を聞くと残念ながら「あまり考えずに」やってきたと答えた選手が大半でした。

なでしこジャパンが世界一となり「なでしこフィーバー」が日本中に巻き起こってから11年が経ちました。
澤 穂希選手という絶対的なリーダーを擁しミラクルを起こしましたがその後、女子サッカー人気は低迷を続けています。
二度とは起こらないのがミラクルなのです。
ならば、もう一度チャンピオンになるには裾野を広げて育成年代に必要な事をトレーニングしなければなりません。
その必要な事とは選手自ら判断して自由にサッカーをする事なのです。
そんな女子サッカー選手が増えれば必ずレベルは上がり、観る人を魅了できると思います。
「女子サッカーは面白くない、つまらない」で終わるのではなく、男子と同じように育成年代から将来を見据えた指導が大切なのです。
そんな思いから女子のサッカースクールを立ち上げる事にしました。

サッカーをする女の子は増えましたが女の子が思い切ってサッカーをする環境は整っていないのが現実です。
男の子が多いチームで遠慮しながらサッカーをしている女の子は多く、試合に出れない事も多いそうです。
その辺りも女子選手が主体性が乏しい原因なのかも知れません。
男の子がＪリーガーを目指すように女の子だって上手くなってWEリーガーなりたいと思っているはずです。
その先のなでしこジャパンを夢見ている女の子もいるはずなのです。
この女子サッカースクールでは誰にも遠慮せずにプレーが出来るようにサッカーの本当の楽しさを伝えていければと考えています。

指導者歴20年の私ですがサッカースクールの運営は初めてとなります。
今回、サッカースクール開校の準備資金をクラウドファンディングさせて頂きます。
皆様が賛同をして頂けるサッカースクールにしたいと考えておりますのでよろしくお願い致します。

このプロジェクトで挑戦したいこと

大好きなサッカーをする環境がなくサッカーを辞めていく女子選手が多いのはご存知ですか。
中学生に進学となるとさらにサッカーをする環境は減ってしまうのが現状です。
上手くなりたいのにサッカーが出来ない女子選手は多いのです。
女子選手がサッカーを始めた理由として最も多いのが「お兄ちゃんや家族がサッカーをしていたから」です。
そんな純粋にサッカーが好きな女子選手からサッカーを奪う事はあってはいけないのです。
女子選手がサッカーに集中してもらう為に少し割高ですがシャワー付きの更衣室があるフットサル場を用意しました。

そして女性の指導者不足も懸念されています。
現在、女子チームの指導者の大半は男性指導者なのです。
私は女子チームは女性指導者がベストだと考えます。
何故ならば同性でないと分からない領域があるからです。
だからこそ女性指導者が増え、レベルを上げる事が日本の女子サッカーのレベルアップに繋がるのだと思います。
このスクールでは女性指導者の活躍の場、そして研修の場としても活用していきたいと思っています。
また、私の人脈を最大限に活かして年に数回は女子プロサッカー選手を招いて本物のプレーをスクール生に触れてもらおうと考えています。

スクールを通じて育成年代の女子選手にサッカーをする環境を増やし、心身共に健全な人材の育成を目指します。
地域の人達に愛され、地元企業や自治体のSDGs活動に協力、貢献できるサッカースクールにしたいと思っています。
SNSを通じてトレーニング風景を広い範囲へ発信する事で日本女子サッカーの育成・普及に寄与したいと考えています。

資金の使い道・実施スケジュール

支援金用途
施設使用料：約５０万円
（３ヶ月分）
スクール用具費：約３0万円
（サッカーボール、カラーコーン、マーカー、ビデオなど）
人件費：約２０万円
リターン製作費：約２0万円
CAMPFIRE決済手数料：約３０万円

プロジェクト実施スケジュール
2022年7月中旬　HP開設、スクール生募集
2022年8月　クラウドファンディング終了
2022年8月下旬　スクール開校
2022年10月　リターン発送

リターン

リターン商品は私の出身地である香川県のソウルフード『讃岐うどん』を用意しました。
そしてプロジェクトに賛同してくれたプロサッカー選手からは自身の使用したスパイクなどを提供して頂いております。
本当に有り難いことです。
私自身がいろんな所へ行ったり、オンライントークイベントなど趣向を凝らした商品も考えました。
クラウドファンディングをやるにあたりリターン商品で沢山の方のご協力がありました。
だからこそプロジェクトを成功させなければならない責任と義務があります。
時間は掛かるかも知れませんが必ずやり遂げます。

最後に

『純粋にサッカーが好きな女の子に環境を与えたい』そんな思いからプロジェクトを作りました。
女子サッカーという括りではなく、男女関係ないサッカー仲間を増やして日本を元気にしたいです。
やるからには地域だけではなく全国を巻き込んで盛り上がればきっと裾野は広がると思います。
このプロジェクトがきっかけになり全国でも女子のサッカースクールが増えれば世界一に返り咲くのも近いはずです。
全国の皆さまのご支援、宜しくお願いします。

＜募集方式について＞

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。