8月もあっという間にお盆期間を過ぎ、会いに来る七夕飾りのクラウドファンディングも、残り半月となりました。
現在、おかげさまで支援総額は目標額の約半分まで達し、支援者の数も100名を超えました。こんなにもたくさんの皆さんから応援していただいていることに感動して、心から感謝しています。
本当に、ありがとうございます。
今回のクラウドファンディングの目的は、新しい衣装の制作費ならびに今後のグッズ販売を視野にいれた返礼品の制作費等をご支援いただくことでしたが、諸般の事情でクラウドファンディングスタートが7月になってしまったため、8月の七夕まつりに間に合うよう並行して新衣装の制作にも着手していました。
おかげさまで、無事に新しい衣装で8月6日を迎えることができたのは、先の活動報告でお知らせしたとおりです。今回は、新しい衣装の仕様について、ご支援くださった皆さまに、改善点等をご報告したいと思います。
【 画像①:新衣装5本での集合写真】
【 画像②:旧衣装5本での集合写真】
○お花紙について
旧衣装では、一般的に販売されている、防水タイプでは無い安価なお花紙を使用していたため、雨や汗などの湿気に弱く、どんどんお花がしぼんでいってしまう、という欠点がありました。
この点について、七夕飾り制作等の老舗、鳴海屋紙商事(株)の営業部 部長・鳴海 幸一郎さんにアドバイスいただき、新衣装では、防水対応が施された特別仕様のお花紙を使いました。
ただ、耐水紙は色のバリエーションに限りがあったため、若干以前とは違う仕様にせざるを得ませんでした。
そのため印象が違うかも知れませんが、これまでのお花紙よりも耐水性・耐久性があり、今後も長く使用できるものになっています。
【画像③:旧衣装のお花】
※お花がシワシワになり収縮したことで隙間が目立っている
【画像④:新衣装のお花】
※ふんわりさが保たれ、お花も密集している
○頭部分について
旧衣装は、大きなサイズのくす玉部分を表現する為に安価なフェルトを土台にし、中に綿をつめて制作しました。
綿は意外に重さがあり、何より、被ると相当熱がこもります。
真夏の七夕まつり期間中、この姿での活動は、正直厳しいものがありました。
幸か不幸か、雨模様が多かったこともあり、熱中症にはなっていませんが、いつなってもおかしくない状況でした。
今回はここが一番の改良点で、「軽く」「通気性のあるもの」を目指して、プロの方にもご協力をいただきながら材料部分から見直しました。
いくつもの素材で何度も試作を重ね、現在の設計ができあがりました。
最終的にはメッシュ素材と骨組みのパーツで頭部の土台を作成し、メッシュにお花を通しています。
人体頭部に直接触れる部分は、別のパーツに分け、且つ被るメンバーにあわせて調整できるようになっています。
内側部分がしっかりとフィットすることにより、あごにフェルトをまわして頭部を固定する必要もなくなり、あご部分も涼しくなりました。
【画像⑤:旧衣装の頭内部/フェルト製・綿入り】
※フェルトはのびるため、綿の重さに引きずられ後ろにずれ落ちてしまうのも難点だった(会いタナでは、この「ぬらりひょんのような頭の形になる状態」を「ぬらる」「ぬらっている」と表現)
【画像⑥:新衣装の頭内部/メッシュ素材+骨組みの外側と内側のキャップ部分】
※格段に軽さと通気性が増し、体への負担も軽減された。もちろん、ぬらることなし!
○胴体部分について
旧衣装では、土台を安価なフェルトで作り、後ろをマジックテープで留める仕様にしていました。吹流し部分はサテン生地を使用していますが、この生地は素人には扱いや端の処理が大変難しく、サテンの裏地に接着芯をつけ、強度をつけてはいるものの、歩くほどにほつれが目立つようになり、改善していきたい部分でした。
とはいえ、サテン生地のヒラヒラ感を変えたくなかったので、今回は胴体部分を全てプロの方に仕立てをお願いし、吹流し部分もしっかりと裾処理をしてもらいました。胴体部分もフェルトでなくクリーニングが加納な生地を使用、また後ろの留める部分も、ボタンにして、サイズによって調整できるようにしてもらいました。
【画像⑦:旧衣装の吹流し裾部分】※切りっぱなしなので、どんどん裾がほつれていく
【画像⑧:新衣装の吹流し裾部分】
※美しい裾処理により、ほつれの心配はなくなった
-------
旧衣装に比べ、はるかに快適性と耐久性が増した新衣装です。
皆さまのご支援にあらためて感謝申し上げます!
今後は、この新しい衣装で活動を続けて参りますので、引き続きご支援いただければ嬉しいです。
何卒よろしくお願い致します。
【以下、新衣装による活動の様子:googleフォトからお楽しみください!】
★URLをクリック
https://photos.app.goo.gl/kEgNopYJMmwHkbN28