この度は「社会福祉士による出前型子ども食堂アクティビティ」にご支援頂き、誠にありがとうございました。
今回は、横浜市にあります放課後等デイサービス2事業所に対する実施となりました。
参加者は、小学1年生から中学生までの10名でした。
初めのご挨拶では、主催「fullsato」の活動メンバー、元校長先生であり現在はSSWのYさんと、代表の海山からイベントの説明をいたしました。
アクティビティのゲスト講師には、ダンサーのCさんにご参加いただきました。
世界中のステージでダンス経験がある、とってもチャーミングでキュートな方です。
アクティビティの最初に、Cさんから皆にレイがかけられ(ハワイの花飾り)華やかになりました。
子ども達からは、どこの国に行ったことがあるの?と興味津々で、質問攻めにあっていました。
アメリカ・ヨーロッパ・アジア等、いくつもの国名が飛び交い、一緒に地球儀を指さし世界について話が盛り上がりました。
それからCさんの提案で、子ども達が自分自身にダンスネームをつけることになり、ジャニーズが好きな子は「嵐」、英語が得意な子は「エブリデイ」等、様々な個性が表れていました。
ダンスタイムでは、フィンガーファイブ等の昭和ヒット曲や、オンライン参加の事業所からはBTSのリクエストがあり、子ども達が振り付けを覚えていて、全力で踊って見せてくれました。
事業所の職員の方が、カスタネットや太鼓にソロバン等、音を出せる道具を出してくださり、皆で鳴らしながら盛り上がりました。
夏ならではの盆踊りでは、円になり皆で回りながら上手に踊りました。
※画像は個人情報保護のため配慮しております。また、転載が不可となっていることを、ご承知おきいただけると幸いです。
参加した子ども達は、自閉症・ダウン症等、様々な障害を抱えていますが、普段以上の笑顔を見せていたと、職員の方も驚かれる程でした。
今回のダンスアクティビティで、子ども達それぞれが自己表現を楽しんでくれたように感じました。
最後に、カームダウンタイムで振り返りをしながら興奮を落ち着かせてから、お土産の説明をすると、
「バンザーイ!」「ヤッター!」と、両手をあげて喜ぶ姿を見ることができました。
今回の子ども食堂は、コロナ予防のため、事業所で調理イベントを自粛していることから、お土産形式になりました。
チョコレートは「フードバンクかまくら」、その他のお煎餅等は「おてらおやつクラブ」、食材は、鎌倉の有機野菜農家さんにて、ジャガイモ・トマト・ミニキュウリ(千成)・ピーマン・オクラを仕入れさせていただきました。子ども達からは「ジャガイモはカレーに入っている」等と食べる話題に発展していました。
各ご家庭で、子ども達がおやつを楽しみながらダンスアクティビティのお話をしたり、また、食材を使った食事を通し、子ども達の健やかな育みを感じていただきながら、少しでも家族団らんの楽しい時間を過ごしていただけたら嬉しいなと思い手渡しました。
一般的に「子ども食堂」「貧困」と言うと、社会からは「お金がない」というイメージで、まだまだ捉えられがちです。
今回の趣旨は、障害児の行動範囲の困難さや、ご家族の心身の困難さ、社会との繋がりの限界等にも着目し、体験活動の機会や社会支援の繋がりを深め、困難が多い子ども達とご家族にとって、ほんの少しでも何かの一助になれるようにと、願いを込めて実施させていただきました。
現在、第二弾の企画を進めており、今後も継続的に実施していきたいと考えております。
つきましては、引き続き温かく応援していただけると幸いです。
fullsato(ふるさと)社会福祉士事務所
海山