2023/03/02 10:30
「Prayer」リリースいたしました。

ご支援いただきましたみなさま。

いつもお世話になっております。

本日3/2(木)を持ちまして、アルバム「Prayer」を無事にリリースすることができました。

【各種配信サービスのURL】
https://linkco.re/ebEdRbgq

【Youtube再生リスト】
https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_lHPwviIEGMyGX1gItTvkoYxTQF4IE_12A

【CD SHOP】
https://takumiuchida.base.shop

また、物品リターン(CD・キャンバスプリント)は明日3/3(金)に発送させていただきます。到着まで今しばらくお待ちください。

去年の7月に開始した本クラウドファンディングから、半年以上の月日が経ってしまい、当初予定していたリリースよりも遅くなってしまい、本当に申し訳ありませんでした。

去年の6月ごろにアルバムを制作することを決め、それからというもの、全体の構成に悩んだり、編曲に苦戦したり、はてにはレコーディングで予想していなかったトラブルが多発し、自分の計画性のなさや、至らなさを痛感する制作期間ではありましたが、このプロジェクトを通して、多くの方からご支援をいただき、また暖かい応援の言葉をかけていただきました。自分が周りに支えられて生きていることを感じる制作期間でした。

最後に少しだけ、このアルバム制作に至った経緯についてお話しさせてください。

自分は去年の4月、大学を卒業した時にうつ病になり、ほとんど何もできないような生活を送っていました。毎日が灰色で何も作ることのできない生活は悲しみでいっぱいでした。

転機は5月の末ごろに訪れました。生活のために工場での作業のアルバイトに従事しました。音楽とは全く関係のない仕事で、ただ黙々と作業をこなしていました。仕事を終えた帰り道、暗い気持ちでとぼとぼと歩いていた中で「自分の人生とは何なんだろう」と考えました。音楽に関心を抱いてから、一生懸命に音楽を学んできたこと、伝統的な美しいメロディのあるような作品が好きだったこと、これまで誰もしなかったような挑戦をしていくことが好きだったこと、そうこう考えをめぐらせているうちに、不思議と「こんなことをしている場合じゃない。少しずつでも自分のやるべきことをしないといけない」という気持ちになりました。そこから少しずつ私の心の病は回復していきました。音楽の仕事を始めるようになり、生活も少しずつ安定していきました。

その中でひとつ、大学の在学中にはすることのできなかった、きちんとした形で「自分の作品集を作る」ということに挑戦してみようと思いました。もちろん、やるからにはただ作品を作るだけではなく。そこに何らかの意味が生まれるものを作りたいと思いました。そうして、現代音楽でありながらも、美しいメロディを持つ、新しい形でのコンテンポラリー・ミュージックのアルバムを制作しようと決意し、クラウドファンディングに挑戦しました。

そのような体験を振り返って考えてみると、この「Prayer」(祈り)というアルバムは、まさにタイトルのように、自分にとっての希望への祈りのような作品です。

制作にあたり、多くの人にご心配やご迷惑をおかけしてしまいましたが、この作品を作ることができたことに、多くの方からのお力添えに、本当に心から感謝しています。

完成した作品は良いものになっていると自分は信じています。まさに希望への祈りのような作品として、これからも聴いて楽しんでいただければ幸いです。

この度は本当にありがとうございました。

内田拓海