※8/8現地販売限定リターンを追加しました!
はじめに・ご挨拶
みなさんこんにちは。わたしたちは National Chess Society of Japan (日本チェス連盟、以下NCS) です。
2019年2月に設立された一般社団法人で、国内で唯一国際チェス連盟 (FIDE) に加盟し、日本におけるチェスの普及、振興を目的とした活動を行っています。
NCSはまだ発足してから3年ということもあり、財政基盤が脆弱です。
そのため専任の事務局スタッフもおらず、運営の大半をボランティアスタッフが担っています。
PV(7/22追加公開しました!)
チェスの紹介
チェスは、世界中のあらゆる地域で親しまれている頭脳スポーツで、競技人口は6億人から7億人と推定されています。競技としてだけでなく、科学や芸術としても捉えられることがあり、多くの人を魅了し続けています。
国・地域のランキングでは、日本は現状92位となっています。(2022年7月現在、参照:https://ratings.fide.com/top_federations.phtml)
NCSが発足してからの3年で、日本チェス界は今までにない盛り上がりを見せています。
NCSでは大会運営の他にも、主に初心者から中級者を対象としたチェスを学ぶための動画配信や、国際チェス連盟公認大会をインターネット中継するなど、チェスの裾野を広げる活動を積極的に行っており、国内でチェスをプレーする人は着実に増えてきています。
これに加え、2020年10月にNetflixで公開されたドラマ『クイーンズ・ギャンビット』により、多くの人がチェスに関心を寄せました。
日本の有名プレーヤーとしては、グランドマスター*獲得に挑戦しているインターナショナルマスター**小島慎也や、将棋棋士として活躍中の青嶋未来などの強豪プレーヤーが集い、しのぎを削り合っています。
*グランドマスター (GM):チェスの世界で最も名誉ある称号。日本人で獲得した人はいない。
**インターナショナルマスター (IM):GMの次に名誉ある称号。
一方で、国内においてチェスのみで生計を立てているプレーヤーはほとんどいません。今回の日本代表メンバーでも、ほぼ全員がチェス以外の仕事と並行してチェスに取り組んでいるのが現状です。
また、日本チェス界のレベル向上には海外の強豪プレーヤーとの対局が不可欠ですが、日本は地理的なハンデもあり、海外から強豪プレーヤーが訪れる機会がほとんどなく、彼らと対局するためにはこちらから海外に出向くしかないという状況が続いています。
それに加えて2020年3月頃からはコロナ禍の影響を受け、海外に出向くことはおろか、国内での対局さえも場を設けることが難しくなっていました。
しかしながら、そんな中でもプレーヤーたちはオンラインに活動の場を移し、切磋琢磨して実力を伸ばしてきました。
今回のチェスオリンピアードは、国内で研鑽を積んだプレーヤーたちが世界にどこまで通用するのかという、NCS発足後3年余りの取り組みの結果を見るタイミングでもあります。
このプロジェクトで挑戦したいこと
今年の7月28日(木)から8月10日(水)まで、インドのチェンナイにてチェスオリンピアードが開催されます。
チェスオリンピアードは偶数年に開催される"チェスの祭典"で、サッカーにおけるワールドカップのような位置付けの大会です。
それぞれの国・地域がオープンチーム(男女問わずの意)、女子チームを一つずつ派遣して優勝を目指します。
参加する国・地域の数はオープンが180以上、女子が160以上と、他の競技と比べても類を見ない数の国・地域が参加しています。
チェスの競技者はもちろん、カジュアルにチェスを楽しむ人たちからも注目を集める、一大イベントです。
チェスは通常、1対1の個人競技ですが、チェスオリンピアードは4対4のチーム戦で行われます。
それぞれの国・地域が4人から6人で構成されるチームを派遣し、国・地域同士の戦いを繰り広げます。
各チームが全11回戦を対局し、勝ち点によって順位が決定します。
今回、日本からは男女5人ずつの選手が参加します。
チェスオリンピアードには、世界チャンピオンのマグヌス・カールセンをはじめ、世界中のスター選手も多く参加するため、1回戦で彼らと対局する可能性もあります。
海外の強豪たちと対局するという経験そのものが、日本の選手の実力向上には不可欠です。
これから世界で活躍できる選手が育つ素地を作るためにも、チェスオリンピアードへの参加はとても重要です!
これまでのチェスオリンピアードでは、選手たちは全て自費でコーチを呼んでトレーニングをしたり、現地への渡航費をまかなったりしてきました。コーチは大会期間中チームに帯同し、チェスの内容はもちろんメンタル面のサポートも行います。
またチェスオリンピアードに出場するには、約2週間仕事を休んで日本を離れなければならず、選手には多くの負担が掛かっています。
この負担を少しでも軽減し、選手には試合に集中して取り組んでもらいたいと考えています!
イベント概要
チェスオリンピアードとは、世界中の国・地域が代表チームを派遣し、世界一を決める大会です。参加する国・地域の数は180以上を予定しています。
大会名:第44回チェスオリンピアード
開催地:インド チェンナイ
日 程:2022年7月28日(木)~8月10日(水)
公式ウェブサイト:https://chessolympiad.fide.com/
資金の使い道
集めた資金は、オープン・女子両チームのコーチの報酬、選手の事前トレーニング費用、ユニフォーム代、出場選手や帯同者の渡航費や関連費用に充当させていただきます。
【参考】オリンピアード期間中のコーチ報酬 (オープンチーム・女子チームそれぞれ1名) は約48万円。
※資金用途にはCAMPFIREの手数料も含まれます。
※上記を十分に満たす支援を頂いた場合、剰余の資金はNCSの活動費用に組み入れ、日本チェス界全体のために活用させていただきます。
これまでの歩み・軌跡
2年毎に開催されるチェスオリンピアードで、日本は着実に順位を上げてきています。
直近3回のチェスオリンピアードでの日本代表の戦績は以下の通りです。
2014年 ノルウェー・トロムソにて開催
スタート順位:オープン90位・女子104位
最終順位:オープン73位・女子97位
2016年 アゼルバイジャン・バクーにて開催
スタート順位:オープン97位・女子96位
最終順位:オープン68位・女子96位
2018年 ジョージア・バツミにて開催
スタート順位:オープン97位・女子96位
最終順位:オープン58位・女子102位
※2020年はコロナの影響により中止
今年は史上初の50位突破を目指します!
選手紹介
直近1年間に開催された、国内の強豪が集まる大会での上位入賞者およびレーティング(実力を点数で表す世界共通の尺度)のランキングから男女5人ずつの選手が選抜されました。
4か国、10代~40代から成る、ダイバーシティに富んだチーム構成となりました。
インターナショナルマスター 小島 慎也
◯年齢:33
◯実績:
ーYouth
全日本ジュニア選手権:優勝3回 (2005, 2006, 2007)
ーOpen
全日本選手権:優勝5回 (2005, 2006, 2007, 2008, 2010)
アジア競技大会:日本代表2回 (2006, 2010)
チェスオリンピアード:日本代表8回 (2006, 2008, 2010, 2012, 2014, 2016, 2018, 2022)
インターナショナルマスタータイトル獲得 (2015)
〇NCSからの紹介文:
日本では数少ない、チェスで生計を立てているプロプレーヤーで、オープンチームのリーダー。今回のチーム内ではチェスオリンピアード代表経験が最も豊富で、名実ともに日本を代表するチェスプレーヤー。プレースタイルは王道で、すべての人のお手本になるチェスを指す。持ち味の安定感あるチェスで、グランドマスターからの勝利なるか。
キャンディデートマスター Tran, Thanh Tu
◯年齢:31
◯実績:
ーYouth
全ベトナムユース選手権:優勝5回 (2005, 2007, 2008, 2009, 2010)
全ベトナムユースラピッド選手権:優勝4回 (2001, 2005, 2008, 2010)
全ベトナムユースブリッツ選手権:優勝2回 (2006, 2007)
東南アジアユース選手権:スタンダード・ラピッド・ブリッツで優勝計9回 (2006, 2007, 2008, 2009, 2010)
アジア学生選手権:U15優勝 (2005)
ーOpen
全ベトナムラピッド選手権:優勝 (2015)
全日本選手権:優勝3回 (2016, 2018, 2021)
全日本ラピッド選手権:優勝2回 (2017, 2022)
オンラインチェスオリンピアード:日本代表2回 (2020, 2021)
Asian Online Nations Cup:日本代表 (2020)
チェスオリンピアード:日本代表 (2022)
〇NCSからの紹介文:
ベトナムから彗星のごとく現れた前全日本チャンピオン。型にはまらない独特な序盤から地力勝負に持ち込み、相手を力でねじ伏せるプレースタイルにはファンが非常に多い。特に注目すべきはナイトの使い方。今回が初めてのチェスオリンピアード。彼が世界の強豪たちとどこまで渡り合えるか、日本中のチェスファンが注目している。
FIDEマスター Bibby, Simon
◯年齢:48
◯実績:
ーYouth
U11イングランド代表 (1986)
英国選手権でグランドマスターに勝利 (1990)
U19イングランド代表(1991)
ーOpen
全日本選手権:優勝 (2002)
全日本クラブ選手権:優勝 (2018)
World Prestigious University Chess Invitational Championship:日本代表 (2019)
チェスオリンピアード:日本代表2回 (2004, 2022)
〇NCSからの紹介文:
チーム最年長の英国紳士。団体戦となると特にモチベーションが高く、国内で年に一度開催される団体戦でも、並々ならぬ熱意を持って臨んでいる。自身の序盤の研究をチームに共有するなど、理論家としてのチームへの貢献は大きい。18年ぶりに挑むチェスオリンピアード、年齢を感じさせないハツラツとしたプレーに期待が高まる。
小林 厚彦
◯年齢:30
◯実績:
ーYouth
U16チェスオリンピアード:日本代表 (2007)
U16世界ジュニア選手権:日本代表 (2008)
World University Chess Championship:日本代表 (2014)
ーOpen
ジャパンオープン:準優勝 (2019)
オンラインチェスオリンピアード:日本代表 (2020)
全日本選手権:5位入賞2回 (2020, 2022)
チェスオリンピアード:日本代表 (2022)
〇NCSからの紹介文:
オープンチーム最年少。統計に重きを置いた序盤研究を駆使して、出場する大会は全て高いレベルで安定したパフォーマンスを残している。2020年に開催される予定だったチェスオリンピアードでは日本代表入りを果たしていたものの、コロナ禍の影響で大会が中止に。今回改めて日本代表に選出され、待ちに待ったチェスオリンピアードでの大暴れが楽しみだ。
キャンディデートマスター Averbukh, Alex
◯年齢:39
◯実績:
ーOpen
全日本選手権:準優勝 (2012)
東京オープン:優勝 (2012)
ジャパンオープン:優勝 (2012)
百傑戦:優勝 (2013)
中部快速オープン:優勝2回 (2012, 2013)
全日本ラピッド選手権:優勝 (2016)
チェスオリンピアード:日本代表4回 (2012, 2014, 2016, 2022)
〇NCSからの紹介文:
チェスオリンピアード代表経験が豊富な強豪で、プレースタイルは独特の一言。多くのプレーヤーがあまり深く理解できていない局面での理解度が高く、自分の世界に引きずり込んだ時の安定感は抜群。特に終盤が得意で、中盤の複雑さと計算能力の高さにこだわらない指し回しが魅力的。チェスオリンピアードをも自分の世界に引き込めるか。
ウーマンキャンディデートマスター 坂井 あづみ
◯年齢:31
◯実績:
ーWomen
全日本女子チェスチャンピオン (2019)
全日本選手権:女子優勝 (2022)
Asian Online Nations Cup:日本代表 (2020)
オンラインチェスオリンピアード:日本代表2回 (2020, 2021)
チェスオリンピアード:日本代表4回 (2014, 2016, 2018, 2022)
ーOpen
全日本クラブ選手権:Aクラス優勝 (2019)
東京チェス選手権:Aクラス3位 (2021)
〇NCSからの紹介文:
女子チームの中では最も日本代表経験が豊富なプレーヤーで、持ち味はファイティングスピリット。どれほど劣勢になっても決して最後まで諦めず、相手が緩んだ隙を逃さない。その粘り強さは、長時間の計算に耐え続けられる体力と、高い集中力に裏打ちされている。強豪チームの女子プレーヤーたちからも粘り強さでポイント獲得なるか。
ウーマンキャンディデートマスター 小島 なつみ
◯年齢:28
◯実績:
ーYouth
全日本小学生選手権:優勝 (2005)
ーWomen
名古屋オープン:女性最優秀賞 (2018)
ジャパンチェスクラシック:女子優勝 (2019)
13th World University Chess Championship:日本代表 (2014)
Asian Continental Chess Championship:日本代表 (2019)
Asian Amateur Chess Championship:女子4位 (2019)
チェスオリンピアード:日本代表3回 (2016, 2018, 2022)
ーOpen
全日本学生選手権:新人賞 (2013)
全日本札幌地区予選:優勝 (2022)
〇NCSからの紹介文:
坂井と並ぶ日本女子のツートップで、女子チームのリーダー。チェス教室の講師を務めており、普及にも尽力している。安定感のあるプレースタイルで、負けないことが大切なチーム戦との相性がいい。日本代表経験のみならず、海外遠征の経験も豊富で、普段と異なる環境にも影響されず安定したパフォーマンスに期待したい。
三澤 由季
◯年齢:31
◯実績:
ーWomen
Asian Online Nations Cup:日本代表 (2020)
オンラインチェスオリンピアード:日本代表 (2021)
チェスオリンピアード:日本代表 (2022)
ーOpen
全日本クラブ選手権:Aクラス優勝 (2019)
New Year Chess Festival:Aクラス3位 (2020)
東京チェス選手権:Bクラス準優勝 (2021)
〇NCSからの紹介文:
チェスオリンピアード初参戦。ブリッツ(持ち時間が5分くらいの超早指し)がとても好きで、オンラインで毎日のようにプレーしている。日本代表選出後は持ち時間の長い対局でのトレーニングを増やし、コーチとのトレーニングを経てメキメキと実力を伸ばしている。海外遠征自体も初めての経験となるが、トレーニングの成果を世界に見せつけたい。
荒井 優希
◯年齢:29
◯実績:
ーWomen
World University Chess Championship:日本代表 (2014)
Asian University Chess Championships:日本代表 (2015)
チェスオリンピアード:日本代表 (2022)
ーOpen
ラピッドチェスチャレンジ:3位 (2019)
ーArbiter
FIDE Arbiter Norm 獲得 (2018)
ジャパンチェスクラシック:Deputy Chief Arbiter (2020)
アジア大会日本代表選考会:Deputy Arbiter (2021)
全日本選手権:Arbiter (2022)
〇NCSからの紹介文:
チェスオリンピアード初参戦。日本代表選出前は、大会には選手としてだけではなく、アービター(審判)としても参加していた。長い持ち時間の対局で力が発揮できるタイプで、チェスオリンピアードとは相性がいい。同程度の持ち時間の大会で強豪プレーヤーに勝利した経験もあり。格下から着実にポイントを取り、チームの勝利への貢献に期待が高まる。
三津山 六花
◯年齢:12
◯実績:
ーYouth
全日本カデッツ選手権:U10優勝 (2019)
SG City Chess Open:女子U10優勝 (2019)
Singapore National Age Group Chess Championship:女子U10準優勝 (2019)
Singapore Amateur Chess Championship:女子U10準優勝 (2019)
Hong Bao Invitational Rating Tournament:女子U12優勝 (2021)
CASPL New Year Chess Challenge:女子優勝 (2021)
FIDE Online World Cup Cadets:女子U12日本代表 (2021)
Asian Schools Online Chess Championships:女子U13日本代表 (2021)
ーWomen
オンラインチェスオリンピアード:日本代表 (2021)
チェスオリンピアード:日本代表 (2022)
〇NCSからの紹介文:
今大会チーム最年少だが、既にキャリアは十分。幼い頃から大人顔負けの集中力で対局に臨んでおり、目を見張るものがある。短い時間の中でも、直感的に良い手を指すことができる強みがある。ものすごいスピードで実力を伸ばしており、チェスオリンピアードの期間中でも成長する可能性大。のびのびとしたプレーと活躍が楽しみだ。
ピックアップリターンのご紹介(※8/8現地販売限定リターンを追加しました!)
10,000円
【現地販売限定ポロシャツ(希望選手1名サイン入り)】
現在インドのチェンナイでのみ販売しているポロシャツを現地で戦っている選手たちが入手してくれました!
オリンピアード2022のロゴがプリントされています。
希望する選手のサイン付きは、ここでしか手に入らない一品になります。
※色は青、サイズはMサイズのみになります。
※サインを直接書かれるのに抵抗がある方は色紙へのサインもお選び頂けます。
20,000円
【現地販売限定チェスセット(希望選手1名サイン入り)】
現在インドのチェンナイでのみ販売しているオリンピアード2022限定チェスセットを現地で戦っている選手たちが入手してくれました!
ビニールボードにはオリンピアード2022のロゴがプリントされています。
希望する選手のサイン付きは、ここでしか手に入らない一品になります。
※駒が付属されています。
※サインをする箇所はビニールボードの表裏またはをサインを直接書かれるのに抵抗がある方は色紙へのサインもお選び頂けます。
最後に
約2週間という長い戦いになりますが、皆さんの支援一つ一つが選手の励みになります!
日本チェス界全体でチェスオリンピアード2022を盛り上げられればと思いますので、何卒ご支援よろしくお願い致します!
新型コロナウイルス感染症の影響や天災・不慮の事故などにより、選手が試合に欠場となる可能性がございます。
選手が欠場となった場合でも、事前準備を含め費用は発生しておりますので、返金対応は致しかねます。
なおリターンが実施できなくなった場合は、代替品または返金対応を致します。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る【最後の活動報告】皆様、ご支援本当にありがとうございました!
2022/08/17 19:24みなさん、こんばんは!NCSクラウドファンディングチームです。一昨日、8/15(月)をもって今回のクラウドファンディングは募集終了となりました。最終的に延べ119名もの方に、181万円ものご支援をいただきました。たくさんのご支援、本当にありがとうございました!また、本日(8/17)夕方をもって日本代表チーム全員が無事、インド・チェンナイより帰国しました。これにて今回のチェスオリンピアードは完全に終了となります。これから私たちは、皆様にリターンをお届けする準備を進めて参ります。リターンによってお届けできる時期は異なりますが、今しばらくお待ちください。最後になりますが、この度はたくさんのご支援をいただき本当にありがとうございました。これからも日本のチェス界および日本チェス連盟-NCSを、どうぞよろしくお願い申し上げます。 もっと見る
【明日が最終日!】サポーターの皆さまへ 〜感謝と再来年大会に向けての抱負〜
2022/08/14 10:49みなさん、こんにちは!NCSクラウドファンディングチームです。今回のクラウドファンディングもあと一日、【8/15(月)23:59まで】となりました。当初目標としていた100万円を大きく上回るクラウドファンディングに成功いたしました!サポーターの皆さまの多大なるご支援のおかげです。選手とスタッフ一同、心より御礼申し上げます。本大会は、新型コロナウイルスの影響を大きく受けた大会でした。不戦敗を強いられ、チームとしてハンデを抱えるラウンドもありました。一部の選手は予定どおりの帰国ができず、滞在延長を余儀なくされており、その影響は現在も続いております。結果として、本大会ではチェスオリンピアード日本代表の過去最高順位を更新することは叶いませんでした。しかし、本大会のような逆境の中でも、選手達は最後まで日の丸を背負い、戦い抜いてくれました。小林選手がグランドマスター相手に勝利するなど、日本チェス史に残る記録も生まれた大会となりました。チェスオリンピアードは2年毎に開催されます。NCSでは、再来年のハンガリー・ブダペストでの大会にむけて、選手の強化育成を進めてまいります。大会が盛り上がる最も大きな要素は、紛れもなくサポーターの皆さまのお力添えだと考えております。日本チェス界の拡大と盛り上がりに向けて、引き続きご支援のほどよろしくお願いします。 もっと見る
【終了まであと3日!】後半戦レポート
2022/08/12 11:55みなさん、こんにちは!NCSクラウドファンディングチームです。今回は後半戦の見所をピックアップしました!後半戦のピックアップは女子チームの第7ラウンドエチオピア戦。女子チームは直近の第5ラウンドで勝ち、第6ラウンドで引き分け、と2試合連続でポイントを獲得していました。3連続ポイントが期待される中、下位ボードの大活躍が目立ちました。まずは三澤選手。序盤からd4, e3とポーンを組む相手に対し、e4を基点としてピースをキングサイドに集め、相手のキングを攻め立てるチャンスを狙いつづけます。そして13手目、プレッシャーを感じた相手がクイーン交換を望みQf2と引いた瞬間を見逃しませんでした。Bxh2+と見事なタクティクスを決め、ピースアップ(ナイトまたはビショップ1つ分を駒得している状態)に成功。その後も攻めの姿勢を緩めることなく、順当にピースを交換していき、終盤はルークアップになるまでリードを広げました。そして最後は芸術的なチェックメイトで勝利!これで日本が1ポイントを先制しました。しかしエチオピアもすぐさま反撃。第2ボードの小島選手が負けてしまい追いつかれると、第1ボードのエース坂井選手もエクスチェンジダウン(駒損のこと)と苦しい局面に。そんな中、若手のホープである第4ボードの三津山選手がチームを救う活躍で魅せてくれました。お手本のような序盤の戦い方でポーンアップし、リードを奪います。相手もすぐさま三津山選手の弱点のbポーンを取り返しにきましたが、三津山選手の冷静な判断が功を奏します。ビショップと二つのルークで相手の弱点であるcポーンに照準を合わせつつ、自身のクイーンをキングサイドに移動。相手はcポーンをケアすることに手いっぱいの状況で、三津山選手は39手目にRc6とさし、二つ目の弱点であるe6のポーンにも狙いを広げました。相手も粘り強い手を指し続けましたが、三津山選手は相手のクイーンが7段目から動けないことを利用し、巧みに攻め筋を生み出し相手を翻弄。最後はクイーンアップとなる美しいタクティクスを披露し勝利!3連続ポイントを確定させる、三津山選手にとっても記念すべきチェスオリンピアード初勝利となりました!あの感動をもう一度!と感じておられるサポーターの皆様の想いにお応えすべく、NCSはすべてのラウンドの応援配信をYouTubeにアップロードしております。再生リストはこちらです。また、少しでも大会の余韻に長く浸れるよう、数量限定の大会ロゴ入りポロシャツや日本代表ユニフォームをリターンとしてご用意しております。最後までご支援のほどよろしくお願いいたします。最終結果まとめ【オープンチーム】最終結果:5勝6敗0ドロー最終順位:107位/188チーム第1ラウンド 〇 ジブチ 0:4 日本第2ラウンド ● リトアニア 2.5:1.5 日本第3ラウンド 〇 日本 3:1 サウジアラビア第4ラウンド ● パラグアイ 3:1 日本第5ラウンド 〇 日本 3:1 オランダ領アンティル第6ラウンド ● ウルグアイ 3:1 日本第7ラウンド 〇 日本 2.5:1.5 ネパール第8ラウンド ● モンゴル 4:0 日本第9ラウンド ● 日本 0.5:3.5 アラブ首長国連邦第10ラウンド 〇 カタール 1:3 日本第11ラウンド ● 日本 1.5:2.5 マダガスカル【女子チーム】最終結果:4勝5敗2ドロー最終順位:105位/162チーム第1ラウンド ● 日本 0:4 スペイン第2ラウンド 〇 ミャンマー 1:3 日本第3ラウンド ● 日本 0.5:3.5 アイルランド第4ラウンド ● 台湾 2.5:1.5 日本第5ラウンド 〇 パラオ 0:4 日本第6ラウンド △ 日本 2:2 フィジー第7ラウンド △ エチオピア 2:2 日本第8ラウンド 〇 日本 2.5:1.5 キプロス第9ラウンド ● パラグアイ 4:0 日本第10ラウンド 〇 日本 3.5:0.5 ホンジュラス第11ラウンド ● 北マケドニア 3.5:0.5 日本スコアについて・各チーム4名の代表選手が4つのチェスボードに並び、同時に対局を行う。・各ボードの結果に応じた得点の合計を競う。・勝ちは1点、引き分けは0.5点、負けは0点。・日本チームの勝利は〇、引き分けは△、負けは●。 もっと見る
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