知っていますか?地域による動物病院の大きな差
12,247件。
これは、農林水産省によって発表された2020年の最新の動物病院件数です。
動物病院の施設数は、2018年が11,839件、2019年が11,926件で、この3年間で毎年増加しています。
都道府県別では東京都が1位、次いで神奈川県、大阪府と大都市圏が上位を占めています。
(引用:農林水産省 令和2年飼育動物診療施設の開設届出状況)
(グラフ:2020年の都道府県別動物病院数)
一方で、犬の飼育率を都道府県別に見ると、大都市圏が上位を占めているわけではありません。
厚生労働省の「都道府県別の犬の登録頭数と予防注射頭数等(平成26年度〜令和2年度)」、総務省「令和2年国勢調査」の2つのデータを参考に、人口1,000人あたりの犬の飼育頭数を、都道府県別に独自で計算いたしました。
その結果、ペットを飼育している人口が多いからと、その地域にある動物病院の数が比例しているとは言えないのが現状のようです。
(グラフ:人口1,000人あたりの犬の飼育頭数)
ペットを飼っていても離島に住んでいて動物病院が少ない、またはなかなか行きづらい場所にあり、困っている。
そして、共働きだから動物病院に連れていきたくてもその時間がない。
ペットには救急車がないから、緊急の時にどうしたらいいのか分からない。
このような悩みを一つでも多く解消できたら、助けられる命があるかもしれない。
そこで私たち一般社団法人JPCSは、この地域差を少しでもなくして、飼い主が動物病院と繋がりやすい環境を提供したいと立ち上がりました。
私たちが開発したのは、飼い主がスマートフォンひとつで動物病院と気軽に繋がることができるアプリ・AnimaLove(アニマラブ)です。
アニマラブについては、後ほど詳しくご紹介します。
ペットや動物とのふれあいが人に与える影響
そもそも、人はなぜペットと暮らすのでしょうか。内閣府の世論調査で、「家族が動物好きだから」「気持ちが安らぐから」という理由が挙げられています。ペットとふれあっていて、心が落ち着いたり癒しを感じたりする人は多いと思います。
最近、国内外の大学では、ペットによってもたらされる効果などを科学的に明らかにする研究が盛んに行われていて、それらが科学的に実証されてきています。
そのひとつ、心に安らぎを与えてくれるホルモン、幸せホルモンや愛情ホルモンなどとも呼ばれる「オキシトシン」は、人同士がふれあうだけではなく、人と動物がふれあうことでも増えるといいます。
人と犬が見つめ合うと、双方にオキシトシンが増えることが分かって、オキシトシンがたくさん出るほど愛着行動が増すそうです。
つまり、ペットと飼い主の関係が良好であればあるほど、オキシトシンがたくさん出るとも言えるのです。
オキシトシンだけでなく、以下のような共生効果があると発表されています。
●愛犬や愛猫などをなでることで心拍数や血圧が安定し、鎮静効果がある
●世話をする対象、安心感を得る、孤独感の軽減、仕事を作り運動するための刺激となって規則的な生活を促進する
●高齢者はやさしい動物が近づくと注目し、笑顔の回数と会話が増えた
●子どもがペットを思いやる心が情操面や命の大切さ、コミュニケーションなどの心を育む
これら以外にさまざまな効果が実証されていますが、この4点だけ見ても、年齢を問わず、ペットが私たちに与えてくれるプラスの影響が大きいことがよく分かります。
いまや、私たちの生活の支えになってくれているペットたち。
ペットと暮らす上で、私たちが心がけなければならないことは何でしょうか。
飼い主に必要な10の条件
公益財団法人日本動物愛護協会は、ペットを飼う際、飼い主に10の条件を求めています。
①住宅がペットを飼える状況にあること
②ペットを迎えることに家族全員の同意があること
③動物アレルギーの心配がないこと
④そのペットの寿命まで飼育する覚悟があること
⑤世話をする体力があり、その時間をさけること
⑥高齢になったペットの介護をする心構えがあること
⑦経済的負担を考慮すること
⑧必要なしつけと周囲への配慮ができること
⑨引っ越しや転勤の際にも継続飼養する覚悟があること
⑩飼えなくなった場合の受け皿を考えておくこと
私たちがペットを飼うということは、そのペットの命を生涯預かるということです。
ペットは、私たち以外に頼る人がいないのです。
ですが、ペットを飼い始めるとどうしても時間を拘束されてしまったり、ペットにとってもストレスを感じてしまったりする場面は増えてきてしまいます。
特に、しつけがうまくいかない、動物病院に連れて行かなければならないのに嫌がる、このような場面ではないでしょうか。
ペットが病院を嫌がる理由とは
ペットが病院を嫌がるのは、以下のような理由があるからだと考えられます。
●痛い、怖い、苦しいといった嫌な記憶がある
犬は高いところが苦手で、高い診察台に恐怖を感じていることも多いそうです。
●置いていかれるかもしれないという不安がある
慣れない環境で、「いつ迎えに来てもらえるか分からない」という不安を感じているそうです。
●病院の環境が落ち着かない
頻繁に行く場所ではないからこそ、病院の環境には慣れにくいものです。
人や知らない犬猫のにおい、消毒液のにおいなど独特なにおいであふれています。
また、待合室はスペースが限られているた め、人や動物との距離が普段より近くなり、ストレスにつながることもあるのです。
アニマラブのメリット5点
これまでお話してきた現状や悩みなどをすべて考慮して私たちが開発したのが、アプリ・アニマラブです。
アニマラブは、飼い主が利用できるアプリで、登録は無料です。
6つの診療メニュー、リモート診療・リモート相談・往診予約・通常来院予約・預かり定期健診予約・チャット相談があり、自宅や外出先からスマートフォンひとつで予約や診療・相談をすることができます。
ここからは、アニマラブの特徴5点について詳しく紹介します。
①病院嫌いのペットを動物病院に連れていかなくても相談できる
アニマラブなら、直接病院に行かなくてもリモートで獣医師や専門スタッフに相談することができます。スマートフォンひとつで自宅や外出先から操作できるので、病院嫌いのペットを無理やり連れて行く必要がなく、ストレスの軽減につながります。
②困ったらすぐに相談、動物病院に連れて行くべきかどうか判断を仰ぐことができる
ペットと過ごしていて、動物病院に連れて行くべき症状なのかどうか分からないということが多くあると思います。
病気の種類によって症状が出にくい、体の特徴が原因で病気のサインを見逃してしまう、たまにある症状だから大丈夫という思い込みがある、犬の場合、重い病気が隠れていても「嘔吐、下痢、食欲不振」などの症状で放置してしまうことが多いなど、なかなか気づかずに発見が遅れてしまうケースが後を絶ちません。
アニマラブでは、このような悩み・不安を感じたとき、直接病院に行く前に獣医師や専門スタッフに相談することができます。ペットのちょっとした変化を感じたら、まず相談。この仕組みが、飼い主とペットが長く安心して暮らすための重要なポイントだと考えています。
③気軽に相談、動物病院を身近に感じられる
アニマラブでは、お気に入りの動物病院を「かかりつけ医」として登録できる機能があります。
かかりつけ医に登録して、日頃からこまめに相談できる関係を築いていくことが、いざというときの安心感につながります。
④ビデオ通話だけでなくチャットでも相談できる
アニマラブは、ビデオ通話だけでなくチャット機能を利用して獣医師や専門スタッフに相談することができます。
「ペットに気になる症状が出ているけど、ビデオ通話する時間の確保も難しい」
「ビデオ通話は苦手だから、簡単にチャットで相談したい」
このような悩みを抱えている飼い主にとって、すき間時間を使って簡単にやり取りできる機能なのでおすすめです。
⑤全国の動物病院とつながることができる
「地域ごとの差を埋める」ことを実現するには、都道府県ごとに動物病院を新設していては到底追いつきません。
そこで私たちが考えたのが、「アプリを通じて飼い主が全国の動物病院と繋がれる機能を取り入れること」です。
初診の場合、受診したことのない動物病院の診療を受けることはできませんが、ちょっとしたことの相談ならどの地域の動物病院でも可能です。
気になる動物病院があるけれど、遠くて行けない。
もっといろいろな獣医師の意見を聞いてみたい。
このような悩みや願いをアプリ一つで叶えることができるのです。
わたしたちが思い描くペットの未来
上記で述べた通り、アプリで気軽に動物病院とつながれるようになるので、ペットの健康管理がしやすくなります。
直接足を運んでまで聞くべきことか悩んでいたしつけや飼育などについても、今まで以上に相談しやすい環境を提供できると考えています。
大切なペットにいつまでも健康で長生きしてもらうために、そして安心して一緒に暮らしていくために、
・いつでも動物病院に相談できるような関係性を築いておくこと
・ペットが若いうちから定期健診を受けること
・ペットの品種や年齢ごとになりやすいとされている病気について知っておくこと
これらの備えが欠かせません。
近くに動物病院がないから、相談するほどの悩みではないだろうからと物理的にも心理的にも飼い主と動物病院との間に距離が生まれてしまわないよう、私たちはサポートしてまいります。
支援金の使用用途
皆さまからの温かいご支援は、以下のことに使用させていただきます。
・動物医療関係者への季刊誌の発行に関する活動支援
・オンラインで処方した薬を届けるための活動支援
・オリジナルサプリの開発支援
さらに、アプリをインストールしていただいた飼い主、システムを導入していただいた動物病院からの声をもとに、より良いものに修正していくための費用として活用する予定です。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るクラファン、終了しました!
2022/12/05 17:00こんにちは!JPCSの津川です!45日間のクラウドファンディングが、終了いたしました!結果を発表させていただきます。支援者様数 87人!!支援総額 1,836,000円!!たくさんの方々にご支援いただきました!本当にありがとうございました!!引き続き、私たちは『たくさんの家族が幸せになりますように』そんな未来を目指して、まい進していきます!今後ともどうぞよろしくお願いいたします!!本当にありがとうございました!! もっと見る
本日最終日!!Part③
2022/12/04 20:00こんばんは!JPCSの津川です!クラウドファンディング終了まで、とうとう残り約4時間となりました。このクラウドファンディングで1人でも多くの方に、わたしたちを知っていただけたのではないでしょうか。ご覧いただいた皆様、そして応援して頂いた皆様。本当にありがとうございます。本当にラストスパートとなります!ご支援、お待ちしております☆彡☆彡 もっと見る
本日最終日!!Part②
2022/12/04 15:00こんにちは!JPCSの津川です!クラウドファンディング終了まで、残り9時間となりました!「たくさんの家族を「笑顔」にしたい」そんな思いで始まったこのプロジェクト。たくさんの方々にご支援して頂き、本当にありがとうございます!残り時間わずかですが、まだまだご支援お待ちしております!よろしくお願いいたします! もっと見る
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