2023/03/05 18:00

先日、さいたま市の大成中学校に5名のファシリテーターで伺い、1年生の4クラス129名の生徒さんに埼玉県版ふるさとSDGsボードゲームを使用した「SDGs体験学習会」を行ってまいりました!

当日の前週には先生方にもオリエンテーション(ミニ体験会)を実施し、今回の本番に臨みました。

大成中は昭和22年に大宮市立第四中学校として創設し、平成13年(2000年)に大宮・浦和・与野・の三市合併に伴い、校名をさいたま市立大成中学校と改称し、今年で77年目を迎えある大変歴史のある学校です。

≪学校教育目標≫は「快活に」を掲げ、≪目指す生徒像≫は「希望をもち、やさしさと思いやりがある、元気な生徒」ということで、、まさに先生方の熱い情熱と、生徒さんたちの礼儀正く明朗であふれる笑顔に私どもも大変心躍る体験となりました。埼玉県版SDGsボードゲームを楽しみながら参加する姿は、今回体験学習をさせて頂いたファシリテーターとしても大変感慨深いものがありました。

2022年の1月~年末に1年かけて多くの企業・行政・団体・学校のご支援を受けて完成した、この「埼玉県版のお披露目となる体験学習」の開催にあたり、県内の公立市立約550校に向けた公募そして抽選により埼玉県内の中学高校の代表として6校が選ばれ、大成中もその1校として今回体験学習会を実施させて頂きました。このような機会を頂いた大成中学校の校長先生をはじめ、教頭先生、学年主任で今回の責任者の伏木先生、各担任の先生、副担任の先生、そして体験した生徒さんたちとのご縁に感謝したいと思います。

さて、体験学習会の方は4クラス共に大変盛り上がり、真剣かつチームでSDGsの世界をパートナーシップで良くしてゆこう!自身のプレイヤー(大企業、中小ベンチャー、大学研究機関、慈善団体)を自己成長させよう!という想いで進めている姿が印象的でした!

埼玉県内の実際に課題解決した実践事例をミッションカードを読み、銀行から配られたお金を使って課題を解決するたびに、各チームか @ら大きな拍手と歓声が沸き上がっていました。このようなシーンを1年前の私どもが想像できた事でしょうか?本当に感謝しかありません。

このSDGsボードゲームは、プレイヤー以外にも「お役」があり、生徒さんたちは、リーダー・銀行係・スコアーボード係、集計係の4つのお役を担い、またチーム名の決めて、チームワークの結束やリーダーシップの発揮、チームに対してお役で貢献することも体感できる秀逸なワークショップ型・参加型のゲームです。

先生方からもお役をやっている生徒さんの姿を見て、この子はこんな一面もあるのだという声もうかがいました。最後、生徒さんたちはSDGsの達成を優先するか?自己成長を優先するか?自問自答も同時に行いながら、自分の考えに内省したり、チームの為にパートナーシップで貢献したり、ミッションカードのSDGs解決事例に共感したりと、忙しくもワクワクしながら楽しみみ、そしてゴールを目指す姿が見られました。

結果発表では200点を超えるチームもあり、パートナーシップに多く取り組んだ結果がうかがえました。このゲームの特徴でもあるリフレクション(振り返り)の時間では、生徒さんたちに、お気に入りのカードの発表と、心や頭に浮かんだことをチーム内で発表、そしてリーダー役の生徒さんには、クラス全員の前でチーム内の話を発表してもらいました。中学生の視点での気付きや、当日体感した感想、そして今日からSDGsに何かしら取り組みたい、クラスや学校でも自分たちからできることを始めたい!などの発表をしている生徒さんもおりました。

最後は国連広報の動画を見て頂き、実は「地球は一つしかない」ことに築いていただきました!その尊い地球で「誰一人取り残さない世界」に向けて、「SDGsを自分ゴト化」してもらいました。世界共通の17の大きな目標で何からやったいいのかと思うかもしれないですが、実は”自分たちのできる身近なこと”から始める事こそが最も重要で、そして何より「1人の100歩より、100人の1歩」というように、みんなの力でSDGsを進めてゆくことをこ『埼玉県版ふるさとSDGsボードゲーム』の体験学習で学んでいただきました!!

事後のアンケートでも中学1年生らしい感受性のとんだ回答もあれば、大人顔負けの思慮深い回答、ジェンダー平等やLGBTに触れた回答まで出てくるなど、生徒さんたちの理解力や探求能力は改めて無限大だ!と感じ驚いた次第です。今回「自分たちのクラスや学校でSDGsを取り組んでみたい!」という回答も非常に多く、この体験学習だけに終わらせず、今後もSDGsに自分たちができることから取り組みをスタートして頂けたら、本当にうれしい事です!私どもがこの埼玉県版を埼玉県内の多くの企業・行政・団体・学校と共に制作してきた想いが、もっともっと広がってゆくと思います!このご縁をスタートとし、引き続き大成中の皆さまと共に、我々もパートナーシップで「SDGsを自分ゴト化」し、「誰一人取り残さない世界」にして行けたら幸いです!また近くお会いしましょう♪

以上、活動報告いたします。

埼玉県版ふるさとSDGs制作プロジェクトメンバー一同

文責:大成中担当責任者  宮内清登