
クラフトビールの魅力を、この宮崎でもっとたくさんの方に伝えたい。
そんな想いから、Beer Market BASEを始めました。

全国のブルワリーが造るさまざまなビールを紹介していく中で、自分自身もどんどんクラフトビールの魅力にはまり、「今度は、自分たちが思うビールを、自分たちの手で造ってみたい」という想いが強くなっていきました。
クラウドファンディングを経て自分たちの醸造所を持ち、小さな設備からビール造りをスタート。
やがて、「もっとたくさんのクラフトビールファンに、自分たちのビールを届けたい」という想いから、醸造所を拡張してきました。
「造る」側のブルワリーと、「伝える」側のBeer Market BASE
二足のわらじを履きながら、この二つを続けていくことが自分の使命だと思い、これまで走ってきました。
ただ、自分たちでビールを造るということは、メーカーとして設備を維持し、品質を守り、醸造所を継続させていくという大きな責任も伴います。
一方でBASEでは、全国の仲間たちが造る魅力的なビールを、もっともっと紹介したい。
造ることも、伝えることも、どちらも大切。
本当は、その両方を続けることが一番の理想でした。
しかし、クラフトビール文化がまだまだ発展途上にあるこの宮崎で、二つを同時に追い続けていくことは、決して簡単ではありませんでした。
自分たちのビールを届けることと、全国のクラフトビールを紹介すること。
その両方に向き合う中で、自分自身がこれから果たしたい役割を、改めて考えるようになりました。
「僕のやりたかったことは、何だったっけ?」
自分が最初にやりたかったのは、ビールの造り手と飲み手をつなぐこと。
知らなかった一杯に出会う楽しさや、その向こう側にいる造り手の想いを伝えること。
そして飲む人が飲む人を呼び、「美味しい!」も大事だが、「楽しい!」と言っていただきたい。
実際にビールを造り、その喜びも難しさも経験した今だからこそ、その役割の大切さを、以前より深く感じています。
これまでの挑戦は、自分にとってかけがえのない経験です。
その経験を次につなげていくために、今回、一度「造る」というステージから離れ、育ててきた醸造所を信頼できる相手に託す決断をしました。
ただし、クラフトビールの世界から離れたいわけではありません。
むしろ、自分自身が実際にビールを造った経験がある今だからこそ、これからこの世界にどう関わっていけるのかを、改めて考えてみたいと思っています。
Beer Market BASEをこれまでと同じ形で続けていくことが答えなのか。
別の形で造り手と飲み手をつなぐことができるのか。
もっと違う立場から、宮崎やクラフトビール業界を盛り上げることができるのか。
今の時点で、その答えが決まっているわけではありません。
醸造所の未来を誰に託すかという決断と、自分自身の活動を考えること。
その一つひとつに向き合いながら、これから自分に何ができるのかを考えていきたいと思っています。
そして、自分たちが育ててきたB.M.B Breweryについては、Beer Market BASEのスタート当初からビールについてさまざまなアドバイスをいただき、長く付き合ってきた宮崎ひでじビールの永野社長に相談しました。
これまでの関係や、宮崎でクラフトビール文化を育てていきたいという想いを考えたとき、
「造る側は、信頼できる永野社長、そしてひでじビールに託したい」
そう思うようになりました。

この醸造所で積み重ねてきた経験や、この場所だからこそできるビール造り。
その可能性を、ひでじビールの新たな挑戦につなげてもらえることを、うれしく思っています。
自分たちがここまで育ててきた醸造のバトンを、次の人へ渡す。
今回の決断を、自分自身にとっても、そして宮崎のクラフトビールにとっても、次につながる節目にできればと思っています。
今回の引き継ぎに伴い、B.M.B Breweryのブランドとしてのビール造りは終了します。
醸造所は、宮崎ひでじビールの新たな拠点として、次の歩みを始めます。

B.M.B Breweryとしての製造終了時期や、現在の商品をお買い求めいただける期間については、改めてご案内します。
最後まで、自分たちが造ってきたビールを楽しんでいただけたらうれしいです。
なお、オリジナルビールが造れる!のリターン返礼を行っていない支援者様には、近日中にこちらからご連絡させていただきます。
クラウドファンディングで背中を押してくださった皆さん、ビールを楽しんでくださったお客さま、届けてくださったお取引先、全国のブルワリーの仲間、そして一緒にビールを造り、届けてきた仲間たち。
皆さんの支えがあったからこそ、ここまで挑戦を続けることができました。
これまでB.M.B Breweryを育ててくださったすべての皆さんに、心から感謝しています。
本当に、ありがとうございました。
松田温郎
※本件に対するお問い合わせ先は、B.M.B BreweryのInstagramまたはメールアドレスまでお願いいたします。



