こんにちは!代表のエリです
Rulieは9月18日、19日に行われたオーガニックライフスタイルEXPOに出展いたしました。今回は、その3日間を振り返りたいと思います。
サブタイトルにもある通り、何度も限界を突破しました。。。
サンプルしかないブランドにEXPO出展のオファー
開催の約2週間前、突如クラウドファンディングのページに届いたメッセージ
「実は4階のオーガニックコスメの隣のブース3m×3mが空きがでてしまい、使用用途を考えていました。通常38万するブースサイズなのでせっかくであれば、無償で提供して新しいブランドや人をサポートしたいと考えておりました。
そこで御社を拝見し、ぜひご出展いかがかな?と思いご連絡をさせていただきました。」
突如いただいたオーガニックライフスタイルEXPO2022への出展オファー、初めて見た時は本当に驚き、目を疑いました。
企業が自社の製品をアピールするために出展し、同業他社や卸業者の方、一般消費者の方などさまざまな立場の方が見にいらっしゃる場です。
まだ商品のサンプルしかないブランドが出展するのはきっと、前代未聞でしょう。
しかし、喜びに浸っている場合ではありません。おそらく通常数ヶ月かけるものを、2週間弱で準備しなければならず、怒涛のスケジュールに追われる日々が始まりました。
まず、高校時代から空間デザインに興味があると話していたイギリス留学中の友人に連絡し、イギリスと日本でオンラインミーティングを行いました。
デザインを描いてもらい、イメージを膨らませて必要なものをリストアップし、スケジュールを立て...中高の文化祭くらいしか展示準備の経験がない私は、わからないことだらけでしたが、とにかく必死に考えて動きました。
そして、作業を始めたのは本番の1週間と少し前。私以外のメンバーはほとんど全員が部活に入っており、そもそも準備する人手が不足していました。
これはまずいと危機感を覚えた私はインスタグラムのストーリーでお手伝いをしてくださる方を募り、たくさんの方に手伝っていただきました。(皆さんのおかげで無事当日を迎えることができました。本当にありがとうございました!)
毎日朝から晩まで作業場(100BANCH)に入り浸り、ポスターや名刺の印刷、展示物の作成等を進めました。
徹夜で準備することもあり、精神的にも体力的にも大変でしたが、何とか準備は間に合い、当日を迎えました。
EXPO当日
そこからの3日間は、10:00から17:00の7時間という限られた時間の中で、一人でも多くの方に想いを伝えようと、語り続けました。
「肌・環境・社会に優しい化粧品を学生で創っています。もしよかったらパンフレットだけでもいかがですか。
ありがとうございます!私たちは、クリーンビューティーという概念を日本に広めて社会をより美しくするためにコスメブランドを立ち上げています。
そもそも、小学生の頃から化粧品が大好きで。化粧で人を美しくして幸せにするのが夢と言っていました。
、なんですが、高校生になって社会問題とか環境問題とか調べるようになって、「人を美しくする化粧品が何かを犠牲にして成り立っている」というところに違和感を覚えるようになりました。
そこから、調べていく中で知ったのが「クリーンビューティー」でした。
この言葉はアメリカで3年ほど前から広まってきているのですが、
・肌や環境に配慮した成分を使用する
・動物実験をしない
・製造工程やパッケージにサステナビリティを意識する
・製造過程や商取引に透明性を持たせる
と言ったことが条件となっています。
中でもクリーンビューティーの特徴であり、私も一番重要視しているのは、「透明性」の部分です。
というのも、いくら環境に配慮したものを作ろうとしても、モノを生産するという時点で、少なからず環境負荷はかかってしまうと思います。そのため、きちんと製造過程の真実を開示して、お客様に知っていただいて、その上で「選んでもらう」というスタンスがこれからの企業には求められているのではないかと思います。
私たちは、限りなく消費者に近い立場だからこそ、大企業にはできないところまで開示することや、消費者目線でお客様を巻き込みながらブランドを創っていくことができます。そうしてクリーンビューティーを体現するブランドを創って、商品を媒介にこれからの化粧品の在り方を皆さんと考えていきたいのです。」
皆さん優しく、拙い私の説明を最後まで聞いてくださりました。
そして、さまざまな暖かい言葉をかけてくださいました。
「感激した、日本も捨てたもんじゃないね」
「是非うちで商品扱いたいです!」
「全部のブース見てきたけど、ここが一番衝撃的だったよ」
「絶対有名になるよ、頑張れ」
「Rulieのこといつも応援しています」
その一言一言によって、自分がやっていることは間違っていないんだという自信となりました。一生の宝物です。
体力も精神も限界を迎えながら意地で粘ったEXPOの期間は、正直、人生で1番しんどかったです。
その中で、おやつを差し入れで持ってきてくださる方がいらしたり、ずっと立ちっぱなしなのはかわいそうだとキャンプ用の椅子を持ってきてくださったり、毎日ポスターが落ちている様子を見かねて近くの出店者様が接着剤を分けてくださったり、本当に皆さんの優しさに支えられました。
そして、終わった今思うのは、「このチャンスを掴めてよかった」「自分お疲れ様!」「機会をいただけたことに本当に感謝!」ということです。
今後は、自分のキャパを顧みずに目の前にあるチャンスは必ず飛びついてしまう癖を直し、費用対効果を考えて戦略を立てられる大人に成長できるよう努力したいと思います。
こんな私ですが、クラウドファンディング、最後まで全力で走り切りますので、引き続き見守っていただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします!
Rulie代表エリ