今回クラウドファンディンに挑戦するにあたって妻のまほとふたりで「リターンの内容」について、あれこれと考えていました。ベースとなる僕らのリターンに込める思いとしては「とにかくお店に来てほしい!」というとてもシンプルかつわがままなもので、「珈琲チケット」というリターンが誕生しました。そのほかに僕らで準備できるリターンを考えているときに思いついたのが「オリジナルポストカード」でした。昨年に、妻のまほが小淵沢にある最高に可愛い文房具屋「PAPYRUS」さんで「つけペン」に出会いました。学生の頃は文通友達がいたり、今でも人に手紙を渡すことの多い彼女にはとてもいい趣味が見つかったなーと、僕は横で見ていて思いました。それから少しずつお店のイメージができていく中で、「手紙を書けるお店になったらいいな」といアイディアが出てきました。SNSが発達した今だからこそ「大切な人のことを考えて手紙で想いを伝える」ということを楽しんでほしい、という実際に手紙という文化を今でも大切にしている妻の提案からでした。「季節ごとのポストカードに一言添えて誰かに送る」そんな誰かの人生のワンシーンに、お店とポストカードがさりげなく携われたらといいなと思い「オリジナルポストカード」を作る運びとなりました。ポストカード作成する際にデザインをご依頼させて頂いたのは北杜市出身で、東京と山梨を中心にご活躍されているイラストレーター「マリワ」ちゃん。「津金と、珈琲のある風景」というテーマでご依頼させていただきました。昔ながらの日本の原風景とも言える津金の農山村集落が織りなす四季折々の美しい景色と、そこにいつも寄り添う珈琲のある暮らしをコンセプトに「春夏秋冬」で4種類、百番珈琲の店舗にたくさんの人々が来て賑わうイメージで「里山の喫茶店 百番珈琲」で1種類、合計5種類を描いて頂きました!マリワちゃん、本当にありがとうございました!!上のイラストは「春」をテーマに描いて頂いた1枚。舞台は津金のランドマーク的存在である「三代校舎ふれあいの里 おいしい学校・大正館・津金学校」前の大迫力の桜並木です。実際にキッチンカーで出店したことあるのは武川町の「さね原の桜並木」だったり、桜のそばに柵がなかったりと、まあそこはイメージで。。笑春の美しい空気感と、寒い寒い冬が終わって桜が咲いて植物も動物も人間もとても嬉しいそうな雰囲気が伝わってきます。こちらのテーマは「夏」。南アルプスをバックに津金の集落の西側に広がる棚田を、珈琲片手に散歩している様子です。生い茂る緑たちと空高く立ち上る雲の様子が夏を感じさせてくれます。主役の女の子たちもいい感じ、ワンちゃんも。こちらは「秋」がテーマ。津金の名産品である「津金りんご」の収穫時期である秋。実りの秋を感じさせるりんご畑でその香りを感じながらお散歩するなんて素敵な時間です。りんごの木の間からチラ見えするキツネもキュート。春夏秋冬の最後が「冬」をテーマにした1枚。津金の寒い寒い冬、しかも雪が降った日には店内の薪ストーブにあたって雪景色を見ながらホッとしてほしい、そんなオーダーを見事に描いてくれました。今回作って頂いたポストカードの中で唯一の店内からの描写で、そこから見える木や民家の様子も忠実に再現してもらいました。冬の時期でもぜひお店に足を運んで温まって欲しいという願いを込めて作って頂きました。トップにも載せていますが、こちらが「里山の喫茶店 百番珈琲」をテーマに書いて頂いた一枚です。完成イメージをここまで形にしてもらうと、嬉しく仕方がありません!現状で決まってきている改装プランをもとに、老若男女に店舗を利用して頂いてる光景を描いて頂きました。僕の「あーしてほしい、こーして欲しい」という次から次に出てくるわがままに見事に答えて頂きました。。笑このイラストは昨年に補助金の申請をする時に「店舗の完成イメージ」として、同じ北杜市に住んで居るアーティストの「Anse」くんに描いて頂いたものです。この絵のおかげで改装工事について話す時もイメージを共有しやすく、とても助けられる場面が多く感謝しています。彼も味のある素晴らしい絵を描くのでぜひチェックしてみてください。このイラストをもとに今回のポストカードを作る事になりましたが、作家さんの良さがどちらにも出ていてとても好きです。これから実際にポストカードにしていくため、使用する「紙の素材」を詰めていく予定です。今回のクラウドファンディングで皆さまからご支援して頂き集まった資金の一部を、このオリジナルポストカード製作費(デザイン費・入稿費・材料費など)にあてさせて頂きます。このポストカードを季節ごとに大切な人へ一言添えて送る習慣ができたらいいなあと、そんなことを思いながら皆さまの手元に届けばなと思っています。