お時間がない方向けに
このプロジェクトの内容が3分でわかるスライドになっています。お時間のない方はまずこちらとページ一番下の「さいごに」をご覧ください!
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目次
1.はじめに
2.つくばで「より良い」ライフサイクルを生むとはどういうこと?
3.どうして洋服のアップサイクルを?
4.「つくばでアップサイクル」プロジェクトについて
5.資金の使い道・リターンについて
6.さいごに
はじめに
はじめまして!つくば市に住む18歳の大本裕陶と申します。出身は茨城県の神栖市というところで、生まれてこの方ずっと茨城で生活しています。
現在は筑波大学の総合学域群という一年間専攻を決めずに様々な学問野に触れることができる学部に在籍しており、高齢者介護を担う中高年世代の支援というテーマを掲げ、どの学問分野からその問題に取り組もうか模索中です。
自炊・音楽・写真・サッカー・洋服などなど趣味の守備範囲が意外と広い人間なのですが、自分が興味あること以外にほとんどお金を使わない主義の人間です。自分が気に入った洋服になら軽く数千円を出せますが、かき氷一杯に千円を出すのは渋ります。そんな人間です(笑)
今回自分がクラウドファンディングで実現させたいと考えているのが、「古着」「アップサイクル」をテーマにしたプロジェクトです。
何をするプロジェクトなのか?
〜つくばで「より良い」ライフサイクルを生むとはどういうこと?〜
このプロジェクトでやりたいことは、この3つです!
1.つくばで着られなくなった服を集め
2.つくばの染物職人さんの手によって「より良い」服に生まれ変わらせ
3.つくばの新たな持ち主へ生まれ変わった洋服を届ける ことを目指します!
つまり、つくばという街で洋服のアップサイクルを実現することを目指します!
どうしてやることにしたか?
〜いまのファッションを僕たちから変える方法〜
そもそもどうして洋服のアップサイクルを広めたいと思ったのか。
それは現在の洋服の生産・流通・販売の構造が環境に大きな負荷をかけてしまっているという問題があるからです。
洋服1枚の生産にどのくらいの資源が使われているかご存じでしょうか。
環境省によると原材料の調達から計算した場合、服1着製造するのに約2300Lの水が使われ、約25.5Kgの二酸化炭素が放出されています。分かりやすい数字に置き換えると水は浴槽11杯分、二酸化炭素は500mlのペットボトルを255本製造する際に排出される量に相当します。
そして、現在国内においては服の供給量は増える一方で市場規模は縮小し、服1着当たりの価格は下落している状態です。大量生産と大量消費の傾向が強まっているとも言え、結果として衣服のライフサイクル短期化による大量消費が懸念されています。
実際、1年間1回も着られていない服が一人あたり平均25 着もあります。
その結果、大量の服が廃棄される事態となっています。
洋服がごみとして出される前に、フリマアプリへの出品や譲渡で古着としてリユースされることや資源回収されてリサイクルされる割合は依然として低く、このように大量の服が廃棄される事態となっています。
ファストファッションはトレンドのアイテムを手ごろな価格で購入できるというメリットがありますが、その一方で価格が極端に引き下げられた商品は決して品質が高いとは言えず、同じ服を何年も着用することはできません。また、消費者側も安く購入するために服に愛着をあまり持たず、シーズンごとに服を買い替え1,2年で着られなくなってしまう服が多くあります。
〜アップサイクルとは?〜
ファッションに関するこのような問題を知っていくうちに、どうにかして環境に負荷をかけずにファッションを楽しめる仕組みを作れないかともどかしさを感じていました。そんな時に知ったのが洋服のアップサイクルです。
アップサイクルとは、本来捨てられるはずのモノを、新しいデザインをしたり加工を施したりすることで新しい製品に生まれ変わらせる取り組みです。
洋服で言えば、古着や着用されなくなった服を、新しい服のパーツに使ったり(リメイク)、染め物をして色合いを変えたりする取り組みが盛んに行われています。
アップサイクルのキーワードは「より良く」。プラスチックのようにいったん資源に戻してまた同じ製品を作れるようにするのがリサイクル、兄弟姉妹のお古をそのまま着たりするのがリユースなら、アップサイクルは使わなくなったものに付加価値をもたらすことができます。
ひと手間加えるだけで「もっと良い」ものに生まれ変わらせることができる、アップグレードできるというところが魅力的です。
〜毎日着る洋服にアップサイクルを取り入れるという選択肢〜
①環境に優しい洋服になる!
アップサイクルで生まれた服は非常に環境に優しい1着になると言えます。アップサイクルでは既存の製品に手を加えて付加価値をつけて新たな製品を生むことを目指しますが、それは結果として洋服1着の寿命を延ばすことにつながります。こうすることで廃棄される服を減らすことができます。
(以上3枚の「環境省」からの画像引用はhttps://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/からのものになります。
みなさんもSNS等で自由に使える画像ですので、ぜひこの機会に見てみてください!)
②古着の魅力を知ってほしい!
(高校二年生の時つくば市にある古着屋を訪れた時の一枚)
自分が昔から古着が大好きだったというのも今回アップサイクルの取り組みを広げたいと思った理由の一つです。
自分は高校一年生の時に好きだったアーティストの影響で古着屋に通い始めてからずっと古着を着てきていて、今は持っている服の8割が古着なくらい古着が好きです。
アップサイクルされた服、つまり古着には既製品にはない魅力があると自分は思っています。
長年使用されてきた洋服にはもちろんダメージがありますが服の伸び方や素材のやつれ具合は服によって様々で、そうしたところからは既製品にはない人情味というか温かさが感じられます。
同じ型で大量生産されたファストファッションとは違い、古着は1着1着が他にはない個性を持っており、自分だけの1点ものに巡り合えるというのも魅力です。
しかしながら、このようにアップサイクルされた服は環境に優しく既製品にはない魅力を持つのにも関わらず、まだまだ多くの人に浸透していないのが現状です。そのためアップサイクルの取り組みを多くの人に知ってもらいたいと強く思っていました。
③こんなに身近に染色職人さんがいるんだ!
こうして洋服のアップサイクルを生むことで環境に優しいファッションスタイルを実現することができるのではないか?
と漠然と考えていました。
しかし、具体的にどのように実現すればよいかはまだまだ何も考えられていない状況でした。
そんな時に地元の広報誌の特集記事で染色職人さんたちの存在を知りました。
今回ご協力していただけるfutashiba248の関さんは農業廃棄物から染色液を製造し、魅力的な洋服を作っています。
(futashiba248のHP:https://www.futashiba248.com/、Instagram:https://www.instagram.com/futashiba248/より)
このような職人さんたちの力をお借りすれば、捨てられるはずだった服に染色を施すことで「より良い」洋服のアップサイクルを実現できるのではないかと思いました。
「つくばでアップサイクル」プロジェクトについて
〜なぜつくばにこだわるのか〜
今回、自分が挑戦するのは『つくばの街から「より良く」生まれ変わるライフスタイルを』です。
なぜアップサイクルをやるのにつくばという舞台を選んだのか?そこには2つの理由があります。
まず一つ目の理由は、顔が見える距離感でアップサイクルを行いたいと考えているからです。
アップサイクルの取り組みは世界的に注目されていますが、無理に規模を広げてしまうと、自分たちも、参加してくれる人たちも、それぞれの「つながり」が薄くなってしまいます。
今回はつくばという限られた場所でアップサイクルの取り組みを進めることで、洋服の元々の持ち主や、染色に携わっている人々とのつながりをできるだけ保ちたいと思っています。
もう一つの理由は、できるだけ日常と連続した体験になるようにしたいということです。
今回はアップサイクルで生まれた服を一度切りのイベントとして販売する予定です。
ですが、服のアップサイクル一つのアイコニックなイベントとして終わるのではなくは日常的に取り組まれていくべき習慣です。
そのため、兄弟姉妹からのおさがりと同じくらい、アップサイクルを少しでも日常的なものと感じてもらいたいと思っています。
そこで、顔の見える関係を作りやすい、つくば市という小さな範囲に絞ってこのプロジェクトを進めたいと思いました。
〜プロジェクトの概要〜
このプロジェクトでは主につくばにある着られなくなった服を集め、つくばに拠点を構える染色職人の方にそれらの服を染色していただき、生まれ変わった服たちを新しい持ち主につなげることを目指します。
①服の回収ー捨てられるはずの洋服に手を差し伸べるーつくば市の人口は約22万人、その人たちが一年間に捨てる洋服の総量はいったいどのくらいになるのでしょうか。持ち主が魅力を感じなくなった服たちは、他の人にとっては魅力的な洋服に見えるかもしれないし、その姿を変えることで着たいと思う人が出てくるかもしれません。
つくばで捨てられるはずの多くの洋服の中から、そんなほかの人に気に入ってもらえる可能性を秘めた洋服たちを集めて新しい姿へと生まれ変わらせます。
②服の染色ー服に新たな命を吹き込むー
今回のプロジェクトでは染色家の関さんに染色を施していただきます。関さんのブランド「futashiba248」では栗やリンゴ、ブルーベリーなど、様々な農業廃棄物を利用して「農color」という色を生み出し染色を行っています。
この「農color」で染め上げられた洋服たちは普通の製品には見られない色味・風合いを持ち合わせていてとても存在感のある一枚となっています。わたしも実際にfutashiba248の洋服を見させていただきましたが、1着1着から生気があふれ出していて、ほかの洋服にはない自然の温かみが感じられます。
(右が染色前、左が染色後の洋服)
今回はつくばでアップサイクルを実現するということで染色には筑波山のふもとでとれた梅の木とつくば産のヤーコンを使用させていただく予定です。
(左が梅の木、右がヤーコンで染色したもの)
※上記2枚はfutashiba248の工房で実際に撮影させていただいたものです
③染色した服の販売ー新たな持ち主へ服を繋げるー
こうして新しく生まれ変わった洋服たちをつくばの人々のもとへ届けます。場所はまだ未定ではありますがつくば市内にあるイベントスペースや古民家などをお借りして洋服を販売したいと思っています。
春の衣替えの季節に合わせて、農colorの自然な色合いに合うシャツやスカートなどを販売する予定です。
販売する洋服には元の持ち主の名前とその洋服に関するエピソード、染色に使われた農業廃棄物とそれを提供した農家さんなどアップサイクルに関わったヒトやモノの情報をできる限り記載して、新しい持ち主に「自分は今つくばでアップサイクルされた洋服を着ているんだ」と実感してもらえるような工夫します。
イベントの開催方法
会場:つくば市近郊で会場を借りて洋服を販売する予定です。
日程:2023年の3月、4月ごろ、
内容:今回のクラウドファンディングで集まった資金を元に染色を施していただいた服を販売します。ユニセックスのTシャツなどを中心に30着を目安としてメンズ、レディースそれぞれ何点かアイテムを用意する予定です。
〜資金の使い道〜
染色費:15万円程度
リターン費用:約2万円
CampFire手数料:約2万円
〜実施スケジュール〜
2022年9月から10月:染色のもととなる洋服の収集
11月:ヤーコンを使用して10数着を染色・リターン発送
2023年1・2月:梅の木を使用して染色
3月:イベントの開催
〜リターン〜
染色工房「ぷにの家」で染色体験:7,000~10,000円
futashiba248のオリジナル靴下:5,000円・6,000円
応援メッセージ(メール・手書き):3,000円・5,000円
つくば市内でゴミ拾い(1時間):7,000円
筑波山の頂上でオリジナルメッセージ:10,000円
大本が一緒に古着屋回ります(場所は要相談):20,000円
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最後に
(futashiba248の工房で撮影)
拙い文章でしたが最後までお読みいただきありがとうございました。
今の時代、デザインを選ばなければ安くておしゃれな洋服はいくらでも手に入ります。インスタの検索タブを開けばGU、ユニクロ、SHEINのおすすめ商品を紹介する投稿がこれでもかというほどあります。
ファストファッションが必ずしも悪いというわけではありません。安価な服の大量生産が環境にかける負荷は見過ごせないものの、ファストファッションが価格を抑えたデザイン性のある洋服を販売するようになったことでより多くの人がファッションを楽しめるようになったことは事実です。自分も洋服を好きになってからずっとお世話になっています。
しかし、環境問題と向き合っていかなければならないこの時代だからこそ、少しお金に余裕があるなら数年で捨ててしまうような洋服を何着も買うのではなく、お気に入りの一着見つけてそれを長く着るというスタイルがやっぱりかっこいいと僕は思います。
今回のプロジェクトをきっかけに一人でも多くの人がアップサイクルされた洋服の魅力に気づき、日々の生活の中にアップサイクルを取り込めるようになっていただけたらそれ以上のことはありません。環境に優しい洋服を着るという選択肢がつくばを始まりに多くの人に広まってほしいと思っています。
まだまだ未熟な18歳に力を貸してください。ぜひご支援よろしくお願いします。
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