はじめに
東京の小さな旅行会社フレンドリートラベルは、皆様の思い出に残る楽しい旅行を目指して趣向を凝らしたツアーを数多く企画しています。この度、ウクライナの惨状に心を痛め、旅行会社の私たちができる支援は何かを考え、とにかく行動をしてみました。多くの方の協力をいただき、2022年6月に群馬県沼田市でウクライナ難民の方との交流コンサートを企画し、無料招待された約40名のウクライナ人と東京近郊と沼田市を合わせた約80名の日本人が交友を楽しむことができ、好評をいただきました。
今回の経験を通して、日本に来ていただいたウクライナの難民の方々との交流をこれで終わらせたくないという気持ちが強くなり、なんとか支援を続けることができないか考えました。小さな旅行会社では、このご時世では無料で招待を続けられるゆとりなどあるはずもなく、協力していただける企業を探すのも限界があります。そこでクラウドファウンディングで広くご協力を求めていくことになりました。
このプロジェクトで実現したいこと
今、日本におられる多くのウクライナ人難民の方たちは日本での生活を楽しむことができているでしょうか。困ったことはないでしょうか。日本語がわからないことでコミュニケーションが取れず、寂しい思いをしていないでしょうか。
個人的に聞きたくてもどうしていいかわからない日本の方たちとウクライナの方たちが交流できれば、きっと共に励みとなる時を過ごせるはずです。そこで行政に任せるのではなく、できることを考えて交流の輪を広げるためのきっかけを提供するためバスツアーを企画しました。
前回の交流ツアーで分かったのは、ウクライナの方たちはスマートフォンの翻訳アプリを使って、上手にコミュニケーションをとることができる方が多かったことでした。英語もだいたい理解してくれますし、日本語も積極的に覚えようとされています。スムーズな会話はできなくても、気持ちは伝わり、お互いに笑顔になれます。励ますつもりが、励まされて力をもらうこともできます。
今回のプロジェクトは2022年12月にウクライナ難民を招待して、有料ツアー参加者と共に日光東照宮視察と船生かぶき村での大衆歌舞伎鑑賞,日本人との交流会を行なうバスツアーの企画です。以下のように計画しています。
ツアー催行日:2022年12月3日(土)
集合場所:上野駅浅草口上野警察署前 07:50 上野警察署前発(8:00)==日光IC==日光東照宮(約70分)==冨士屋観光センター ・昼食&お買い物(約60分)==船生かぶき村・大衆演劇鑑賞&歌、踊りと交流(約160分)==矢板IC==上野駅前着(19:40頃)
旅行企画・実施:フレンドリートラベル(東京都知事登録旅行業第2-5494号)
詳しくはフレンドリートラベル(電話:03-5117-2811)にお問合せください。
ウクライナ人の方々と日本の文化を共に楽しみ交流を深める貴重な機会となることと思います。多くの方にこの経験をしていただきたいと思っています。成功させるためには皆様のご協力が必要です。
応援メッセージ
ウクライナ友好協会 理事長 コヴァリョヴァ ナタリヤ様 副理事長 リセンコ ナタリヤ様
みなさん、こんにちは。KRAIANYの理事長をしているコヴァリョヴァ・ナタリヤと申します。 ウクライナとウクライナの人々は今、これまで以上に支援を必要としています。 今までの日本の皆様からの支援や、温かい応援の言葉、苦しいときに寄り添ってくださった方々には心から感謝しています。こちらのプロジェクトでも皆様からのご支援いただけるととても嬉しく思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ― コヴァリョヴァ ナタリヤ 日本ウクライナ友好協会KRAIANY理事長
船生かぶき村 初代座長 三咲てつや様 女将 ふぶき梨花様
ウクライナ難民の皆様。ご招待に思う事⋯
今、ロシアによる一方的な攻撃に遭遇した、ウクライナ市民、殊に女性の方、愛くるしい子供たちや、お年寄りの方々の痛ましい姿を見るにつけ、胸が張り裂ける思いがしました。いや、我が胸を切り刻まれる思いで一杯です。遠い他国での出来事。私どもには、どうする事も出来ません。
でも、励まし、お慰めする事は出来ます。私は役者です。役者と言っても、歌舞伎役者や、名のある映画俳優でもない、場末の芝居小屋がホームグランドの名もない大衆演劇の役者です。
私は、1943年12月9日。満州で生まれました。1945年当時、ロシアは日本とロシア両国で交わした『不可侵条約』を破って、突然、満州を攻めて来ました。私たちは着の身着のまま、祖国、日本へ引き揚げて参りました。
母は、満州からの引き揚げ船の中で亡くなり、父は、シベリアに抑留されました。いわば、私も戦争孤児の一人です。
1971年、今から50年前、27歳で素人から役者を目指し、この世界に足を踏み入れました。本日、ウクライナ難民の皆様を御迎えした、この『船生かぷき村』は1994年11月11日、この地に建てたものです。数々の苦難の上、妻の『ふぶき梨花』と共に二人三脚で建てた夢劇場です。
ウクライナ難民の皆様にも、いつかは屹度(きっと)明るい未来が拓く筈です。まさに、『桟敷(さじき)は皆んなの楽天地』。日頃の疲れを癒し、悩みや苦しみを忘れ、明日に希望を膨らませて、船生かぶき村、観劇ツアーにお出かけ下さいませ。心より、お待ち申し上げます。 ― 三咲てつや
資金の使い道
皆様にご支援いただく資金は主にウクライナ人難民の方のバスツアー参加費とリターン品(バスツアー参加費、ウクライナ民芸品等の仕入)に充てられます。その他に今回のプロジェクトで発生した人件費・事務経費等の補填に充てられる予定です。
資金の使い道の内訳
・バスツアー参加費(ウクライナ人ご招待分) 約54万円
・リターン品制作・購入費 約15万円
・事務経費 約6万円
・手数料 約9万円
実施スケジュール
2022年 9月 クラウドファンディング開始
2022年10月末 クラウドファンディング終了
2022年12月 バスツアーイベント開催。
2023年 1月 リターン実施。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、招待するウクライナ難民の人数が変動するかもしれませんがバスツアーは実施いたします。また人数にかかわらずリターンはお届けします。
リターン
ウクライナ民芸品「プィーサンキ」
金額 70,000円 限定数:10
お届けするのは1個です。一般的な鶏卵のサイズです。製作者署名入り。
ウクライナ国旗カラーTシャツ
金額 15,000円 限定数:10
Lサイズ:長さ65cm 幅49cm Mサイズ:長さ63cm 幅48cm
ウクライナ人画家による絵画プリントのエコバッグ
金額 8,000円 限定数:10
幅約20cm、高さ約20cm、マチ約10cmのキャンバス地のトートバッグです。
ウクライナ人手作りのウクライナ国旗カラーストラップ
金額 3,000円 限定数:10
高さ約7cm、幅約5cm、厚さ約2cmの大きめのチャーム。
ウクライナ人からの感謝のメッセージ入りポストカード
金額 1,000円 限定数:なし
ウクライナ人からの感謝のメッセージが書かれた限定ポストカードを作成し、お送りいたします。
最後に
ウクライナ難民の日本滞在期間が長期化する見通しの昨今、少しでも心の癒しと、将来のウクライナと日本との友好関係支援を民間として長期的に進めていきたいと願っています。今回企画したバスツアーはウクライナ難民の方たちが日本文化を知る機会となり、多くの日本人と交友をもってほしいとの思いで企画しております。実現のためのご協力をお願いいたします。
活動実績
フレンドリートラベル及びウクライナ友好協会でこのプロジェクトに取り組み、今後も継続的に取り組んでいく計画です。
2022年6月:群馬県沼田市でウクライナ難民の方を招待して交流コンサートを実施
2022年8月:長野県霧ケ峰でウクライナ難民を招待してバスツアーを実施
2022年12月:栃木県日光方面のバスツアーを企画中
2023年8月:群馬県沼田市「ぬまた祭り」でお神輿参加等を企画中
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