本公演は2020年5月に実施予定でしたが
新型コロナウィルスの感染拡大により丸2年を経てようやく公演できることになりました。
愛知県知多半島にある、創業70年を迎えた「まるは食堂」の創業者である相川うめさんの人生を描いた舞台です。
本作品は地域貢献、女性の活躍、家族の絆をテーマに
うめさんが求めた「サスティナブルな男女世代共創社会」をどのように実現させているかを舞台エンターテイメントの世界で描きます。
うめさんの仕事の仕方は、まさにSDGsそのもので、お客様へのサービスを第一に考え、持続可能な仕事を、その時代に応じて生みだしてきたことを、この舞台を通して皆様にお伝えしたいと考えています。
コロナ禍であっても舞台公演を止めてはいけないとも思っています。
今後、再演や映像化を目指し、長く後世に語り継がれる舞台として残していきたいと思っており、そのためにも何とか本公演を成功させなければいけません。そこで多くの皆様のお力をお借りしたく、クラウドファンディングを立ち上げました。
主演は、愛知県出身の竹下景子、脚本・演出を同じく愛知県出身の佃典彦が努めます。
是非、ご支援くださいますようお願いいたします。
[Nana Produce]
2002年に舞台「MAKOTO~ゆく年くる年 HelloXmas?」(作・演出・主催 今井雅之)に出演したことをきっかけに、演劇の世界で生きていきたい!と強く思い、2006年にNana Produce を旗揚げ。
様々な脚本家・演出家、そして舞台を中心に活躍する役者にお声がけし “生きる“ということテーマに公演してきましたが、最近では今までと違った作風にも挑戦しつつ、年間4~6作品を興行。
また、若手育成のための番外公演や、キャスティング、制作業務も好評をいただき外部の劇団の制作委託も行っている。
〔過去の代表作品〕
■Nana Produce vol.2「手をつないでかえろうよ」作・演出 今井雅之
2009年11月 新国立劇場小劇場・名鉄ホール他
■Nana Produce vol.10「女は過去でできている」作・演出 矢島功一
2019年7月 中野ザ・ポケット
■Nana Produce vol.17「莫逆の犬」作 田村孝裕/演出 寺十吾
2021年12月 新宿シアタートップス
「まるは食堂」
1950年にまるは食堂が誕生。
まるはの伝統は「相川 うめ」から始まりました。
(株)まるはは、創業者相川うめが戦後鮮魚の行商を始めた事がきっかけで魚屋を開業、食堂や旅館に挑戦し、生前までに(株)まるはで3店舗(現在5店舗)、グループ(別会社)で3店舗、計6店舗と『まるは』の成長発展に尽力し『まるはの原点』を構築しました。約60年間、お客様や地域、家族や社員の為に、ろうそくのように身を削り、お客様、地域、社員に『喜んでいただきたい』という信念の光を放ち続けました。
(株式会社まるは ホームページより)
本作品は、作品の舞台や環境が、日本人がかつて誰でも経験していて、現代日本人は、決して忘れてはならない人生のエピソードが詰まっている作品である。
《本作品で伝えたいテーマ》
①地域貢献~地方創生~地元のみならず、県内の食文化を支えている
愛知県の知多半島南部にある、豊浜町が舞台となっている。
現在は周辺町村との合併により、南知多町となる。
伊勢湾と知多湾に面した漁業、農業を生業とした愛知県有数の港町で、漁獲高は県下一位を誇る立派な漁業の町である。
今は観光化し、その原動力に「まるは」が一翼を担っている。
豊浜の本店には、うめさんが掘り当てた温泉も併設し、近くにはリゾート施設もある。
まるは食堂はJR名古屋駅やセントレア空港をはじめ、名古屋繁華街の中心地やショッピングモールなど6店舗を展開している。
②女性の活躍~サスティナブルな男女世代共創社会へ
創業者の相川うめさんは、明治44年(1911年)生まれ。
国内では明治から大正に時代が移る時期である。外交的には日本の関税自主権が回復されたり、海外ではお隣の中国で辛亥革命が起こり、清から中華民国に変わる時期であった。
また、キュリー夫人がノーベル化学賞を受賞した年でもある時代はどうしても男性中心の社会であったが、幼少期、思春期を経て、製糸工場で働く。
その後、父親や兄たちと舟に乗り、男性と同じように漁業に従事する。
戦争も経験し、父親の死や旦那様の戦死を乗り越えて、再婚相手の“大将”と魚屋を始める。
家を守ること、子育てすることから始まり、生きるために境地を開いていった。
魚屋から食堂、食堂から旅館、そして温泉の掘り当てまで、うめさんが中心となり「まるは」は成長する。
『お客が喜ぶことをする』 ~利益は薄くても商売が繁盛する~
当時なかなか男性が思いつかない手法で“成長企業”へ。
③家族(家庭)の絆~東西南北さがしてみても、西もなし、東もなし。北(来た)道さがせ、南(皆身)にあり(母といさんの教え)
うめさんは、明治44年 石黒安吉さん、といさんの七人兄弟の6番目、五女として生まれる。
母といさんの教えを守り、兄弟姉妹で力を合わせて生きる。
海に出たときは、兄に助けられ、
まるはでは、長く妹に手伝ってもらう。
常に家族とともに「まるは」は成長していく。
親の姿を見て、子供は育つ。
親と子の信頼関係が「まるは」を支えている。
《公演概要》
東京公演
日程:2022年9月14日(水)~18日(日)
劇場:あうるすぽっと(豊島区舞台芸術交流センター)
名古屋公演
日程:2022年9月23日(金・祝)~24日(土)
劇場:ウインクあいち
◆原作:『潮風の一本道 うめさんの魚料理の城づくり九十年』 三田村 博史 著/風媒社 刊
◆脚本・演出:佃 典彦(劇団B級遊撃隊主宰)
愛知県名古屋市出身
日本劇作家協会東海支部長
《 受賞歴》
・名古屋市芸術奨励賞
・第4回 読売演劇大賞優秀作品賞『KAN-KAN』
・第5回 松原英治・若尾正也記念演劇賞『満ち足りた散歩者』
・第50回 岸田國士戯曲賞『ぬけがら』
・第3回名古屋市文化振興賞「審判〜ホロ苦きはキャラメルの味」
・愛知県芸術文化選奨文化賞
◆主演:竹下景子(相川うめ、石黒とい 二役)
愛知県名古屋市出身
NHK『中学生群像』出演を経て、1973年NHK銀河テレビ小説『波の塔』で本格デビュー映画『男はつらいよ』のマドンナ役を3度務め『学校』では第17回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞2007年、舞台『朝焼けのマンハッタン』『海と日傘』で第42回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞テレビ・映画・舞台への出演の他2005年日本国際博覧会「愛・地球博」日本館総館長をはじめ「世界の子どもにワクチンを日本委員会」ワクチン大使、国連WFP協会親善大使など幅広く活動している
◆出演
高橋かおり 浜谷康幸 関口アナン
平野泰新 木下愛華 谷本琳音
水町レイコ 今井あずさ 中野マサアキ
釈 八子 中原和宏
日暮玩具 今井勝法 吉村公佑 堀之内良太 依田啓嗣 林彬
若杉宏二 及川いぞう
資金の使い道
・前回公演の補填
(稽古場代全額、宣伝広告費、チケット払い戻し手数料、名古屋への交通・宿泊費など)
・劇場費
・稽古場代
・脚本
・演出
・出演料
・スタッフ費
・舞台美術費
・消耗品費(小道具、衣装など)
・CAMPFIRE手数料
リターンについて
■¥1,000 【舞台集合写真・お礼メール】
舞台集合写真のデータを添付したお礼メールを送らせていただきます。
■¥3,000 【アフターパンフレット(非売品)】
アフターパンフレット(出演者のメッセージ、舞台写真など)をお届けいたします。
■¥5,000 【「続・まるは食堂」のDVD(非売品)】
2021年に上演した「続・まるは食堂」の上演DVDをお届けいたします。
■¥10,000 【台本(非売品)、全キャストメッセージ動画DVD(非売品)】
本公演の台本(全63ページ、A4サイズ)、全キャストからのメッセージ動画DVDをお届けいたします。
■¥30,000 (10人限定) 【アフターパンフレット(非売品)・サイン入りポスター(非売品)】
アフターパンフレット(出演者のメッセージ、舞台写真など)・全キャストのサイン入りポスターをお届けいたします。
実施スケジュール
2022年
10月9日(日)プロジェクト締め切り
10月中旬より、リターンを順次発送予定
最後に
今後も様々な脚本家・演出家、演者さんと出逢い、お客様に上創な演劇の世界を贈り届けていきたいと思っております。
どうか温かいご支援をお願い致します。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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