はじめに=支援ではなく対等な取引として・・・
アフガニスタンの特産品を販売している一般社団法人法人SACの棚木と申します。私達は日本人によるアフガニスタンのアンテナショップを日本に作る事を目指しています。日本人にはアフガニスタンという国はテロや戦争のイメージしかないと思いますが、そんな日本からかけ離れている、手が届きにくいアフガニスタンの特産品(主にドライフルーツや絨毯など)を広めて日本人にアフガニスタンへの興味を深めていくと同時に、アフガニスタンの雇用と経済の発展に貢献していくことが目的です。
これは支援ではなくあくまでも対等な取引としてです。それは日本は豊かでアフガニスタンは貧しいから支援するという考え方ではこの問題は解決しないと思うからです。お金がないからといってお金だけを送っているのでは痛いところに麻酔を打ち続けているのと同じで根本的な問題は解決しません。何か活動をするのであれば、そこにお金を産むシステムと言いますか仕事を発生させることが重要だと思います。寄付されたお金で生活するよりも自分で働いて稼いだお金で生きていきたいとアフガニスタン人は考えているはずです。それは日本人も同じだと思います。
アフガニスタンに行けない私たち日本人がアフガニスタンで仕事を発生させるためにはアフガニスタンの物を輸入してアフガニスタンの物を沢山買うことです。それが私達のアンテナショップを日本に作りたいという理由です。アフガニスタンで仕事が発生することにより雇用も経済も上向きになり貧困が減ることによって治安も良くなると私たちは考えます。
ジャララバード在住のアフガニスタン人 サビルラ氏(現地NPO法人YVO代表)より
現在のアフガニスタンの状況
物価が上昇してバンキングシステムは現在では機能していません。
子供たちは貧困と仕事がないため非常に困難な状況で生活しています。
治安も悪く満足のいく生活はできません。
私達の暮らしはストレスで一杯です。
経済状況により、都市部および全てのレベルで生活は困難であり、仕事もビジネスも希望も何もありません。
サビルラ氏からのメッセージ
アフガニスタンの状況は人命救助の状況であり、みなさんの支援により私達は何千人もの人々の命を救いますがそれでも十分ではなく、必要性は遥かに高く、来たる冬は人々にとって最大の課題であり、干ばつと最近の洪水は人々の希望である農業に深刻な被害をもたらしています。
人々は食糧だけではなく、保健、教育、衛生、インフラも必要としています。これらの人々はこれまで以上に皆さんの支援を必要としています。彼らとその家族と子供達を守るために引続き支援をお願い致します。アフガニスタンでの1年以上に亘る女子教育の制限は、少女たちに精神的に大きなダメージを与えました。
ーこれまでの活動内容と現在の具体的な活動の内容(お店デーラマナナについて)
アフガニスタン産の特産品と言えばドライフルーツですがドライフルーツをそのまま売ろうとしてもなかなか売れないと思ったので他の食べ物に加工して販売しようと考えました。2020年の春ごろから名古屋に住んでいるアフガニスタン人にアフガン料理を教えてもらい8月には試食会を開催し12月には銀座でポップアップでアフガニスタン料理屋を出店していました。またそこからドライフルーツを使った料理に特化しようとドライフルーツを使ったスイーツの専門店を豊島区の南長崎に間借りの店舗を2021年の8月にオープンさせ現在に至ります。
お店の名前はデーラマナナ(パシュトゥー語でありがとうという意味です。)最初は主にチーズケーキ等を販売していましたが最近はアフガニスタン産のドライフルーツを使ってグラノーラやそのグラノーラを使ったパフェを販売しています。テイクアウトやウーバーイーツなどのデリバリーが主です。新しい商品を開発ながら試行錯誤して日々奮闘しています。お店のインスタグラムhttps://www.instagram.com/sac_afghanistan/
このプロジェクトで実現したいこと
まず、アフガニスタンと言えばドライフルーツということを日本人に認知してもらいたい。そして日本人にもっとアフガニスタン産の物を手に取ってもらい、アフガニスタンの情勢や歴史にも興味を持って貰いたい。
一般社団法人SACの名前の由来
SACはShining eyes of Afghanistan Childrenの略称です。アメリカの同時多発テロが起きた翌々年に私はアフガニスタンのヘラートという都市に行きました。建物は爆撃を受けたままの状態、日本とは全くかけ離れた光景であるのにそこで見たアフガン人の子供たちの瞳は輝いていました。希望に満ちた輝きでした。何もないからこそ自分たちがやらなければいけないという気迫で溢れていました。きっと戦後間もなかった時の日本人もこんな目をしていたんだろうなと思いました。私はそれが羨ましくてたまらなかった。そして私は彼らと共に働きたい、何かを成し遂げたいと思いました。今の日本人にはこの瞳の輝きは失われていると思います。詳しくはhttps://www.sac-i.jp
デーラマナナのロゴマークである志の意味するもの
Not failure, but low aim, is a crime.失敗が罪ではなく志の低い事が罪なのだ。
James Russel Lowellの言葉で高校の英語の文法で頭に残ったフレーズです。
私はこれを成功の反対は失敗ではなく何もしない事だと捉えています。
応援メッセージ
吉野家ホールディングスグループ 株式会社シェアレストラン 代表取締役 武重準 様
吉野家ホールディングスでシェアレストランを担当しております武重でございます。我々と棚木さんの出会いは2021年6月のことです。飲食店間借りのマッチングサイト「シェアレストラン」に店舗内見のお申込みがありました。
「アフガニスタンと日本の架け橋となるべくアフガニスタン料理店をオープンさせます。」
そんなメッセージと共に、棚木さんは東京都豊島区南長崎の店舗の内見にいらっしゃいました。6月にすぐに契約となり、8月にはお店「デーラマナナ」をオープンさせた棚木さんの行動力に我々も驚きました。彼の行動力の源は大変なさなかにも笑顔を忘れないアフガニスタンの子供達の記憶です。あれから1年以上が経過しました。
デーラマナナはアフガニスタン産のドライフルーツやスイーツを気軽に食べられる店として、お客様の支持を得られております。
「志」と記載されたパッケージはオープン当初から変わりません。アフガニスタンを取り巻く環境は依然厳しいものがありますが、棚木さんの揺るぎない信念と行動力はいつかそれを打破するきっかけになる。我々はそう確信しております。
【シェアレストラン】間借りのマッチングサイト https://share-restaurant.biz/
【シェアレストランマガジン】間借り応援メディア https://share-restaurant.jp/
株式会社ゴールデザインフォース 代表取締役 小山茂樹 様
ゴールデザインフォースというWeb関係の会社をやっている小山と申します。
棚木さんとは仕事はもちろん食事等も含めて公私共に仲良くさせていただいています、
お付き合いはもう10年弱になります。
棚木さんは出会った当初から「日本とアフガニスタンのかけ橋になりたい」と言っていたのを今も覚えています、
同時に「アフガニスタンの子供達の目の輝きは素晴らしい」とも言っていました。
棚木さんは日本とアフガニスタンのかけ橋となるべくずっと動き続けています、私は棚木さんを応援しています。
その思いに共感をしていただく方々が増えて世界が変わる事を私は願っています。
資金の使い道
材料費購入費 42,300円
厨房家賃及び光熱費 28,000円
送料およびパッケージング等の経費 11,000円
手数料 18,700円
合計 100,000円
実施スケジュール
ープロジェクト自体の実施スケジュール
2022年10月上旬プロジェクト開始
2022年11月下旬プロジェクト終了
2022年12月下旬 リターン発送開始
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。改めまして一般社団法人SACの棚木と申します。私は学生時代にアフガニスタンに渡航し大学を卒業した後は民間企業に就職しました。専門が建築学科だったので中堅企業の建設会社に現場監督として入社しました。そこでは仕事が出来ない事や知識がない事をことごとく否定され、自分の夢を語ればことごとく馬鹿にされ否定されました。それ以来、私は人に自分の夢や信念を話さない様になり、心の奥底にそれをしまい込み、自分が生きていく為に働き、仕事を覚え、立ち回り方を知り、建前上の世界で生きてきました。
その中で紆余曲折があり生きる事はこんなにも難しく苦しい事なのかと思いました。それから独立して10年以上経ちますが感じ方は今もさほど変わっていません。自分だけではなくみんな生きていくのに必死だと思います。日本人は戦争のない平和な国であるにも関わらず皆苦しんでいてその目の輝きを失っています。
私は自分の幸せが何かと考えた時に、例え平和であっても希望がなければ、建前だけの社会で上手く立ち回り自分が豊かになる事が幸せであるとは思えなくなりました。生産性を求めて大きな利益を得たとしてもそれはいつか失うかもしれないしそれに依存すべきではない、生きていければそれで良いという事が幸せでは無いと思いました。日本人が幸せでは無い、日本人の目の輝きが失われている理由はそこにあるのだと思いました。幸せというのは平和だから手に入るとか治安が悪いから手に入らないとかでは無い、豊かだから幸せであるとか貧しいから幸せではないという事ではないと思うのです。これはアフガニスタンに対しての支援ではない、日本が豊かでアフガニスタンが貧しいから日本人がアフガン人に対して支援するという事ではない、平和で豊かな日本人が治安の悪い貧しいアフガン人を哀れに思っても、実際は日本人よりもアフガン人の方が幸せなのかもしれない。私達はそれをしっかりと心に刻んであくまでも対等な立場で取引きをしたり支え合うべきであります。
チーム/団体/自己紹介・活動実績
一般社団法人SAC(Shining eyes of Afghanistan Children)
2019年12月3日設立
2020年1月6日法人化
2020年12月銀座にてポップアップでアフガン料理屋営業
2021年8月豊島区南長崎でアフガニスタンのナッツやドライフルーツを加工した商品を販売するテイクアウト専門店デーラマナナ営業開始
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