※このプロジェクトは、2022年9月8日(木)-11日(日) 新宿住友ビル三角広場にて開催のクリエイティブの祭典 「NEW ENERGY」と株式会社パルコが運営する当クラウドファンディングサイト「BOOSTER」がサポートしています!参加プロジェクト一覧は↑こちら(https://camp-fire.jp/curations/new-energy)よりご覧ください。
ご挨拶
”Première main ”は、オーダー帽子のブランドです。
”Première main (プルミエール・マン)”という言葉は、デザイナーがフランス留学時代にパリのアトリエで出会いました。
それは、オートクチュールのアトリエで手仕事をするお針子さんの職業を表します。
たくさんは作れないけれど、ひとつひとつ丁寧に作り手渡してゆける作り手でありたいと願い、そう名付けました。
帽子を手に取ってくれたお客様に長く愛用していただくため、素材のもつ柔らかな風合いを大切にしています。
そして同じサイズでも、頭の形は一人一人違います。
柔らかく仕上げることで、着用時の負担が少なくお客様の頭に馴染みやすい帽子に仕上がるよう心がけています。
このプロジェクトで実現したいこと
日常の装いに、少しだけ上質な雰囲気の帽子を合わせてみませんか?
9月の新作コレクション発表に合わせ、新たなお客様との出会いを探してこのプロジェクトを企画しました。
まずは、このブランドの存在を多くの人に知ってもらうことを目標にしています。
新作コレクションのご案内
「リボンで描く輪郭線 ベーシックカラーコレクション」がテーマです。
定番モデルのLaurence(ロランス)は、大きくとったドレープタックをざっくりとキルトピンで留め付けたデザインが特徴です。
今回そのハットにリボンワークをという、新たなディテールを追加しました。同色や配色のリボンで帽子の輪郭線を描き、大人でもリボンによる装飾を楽しめるよう、黒・グレー・ベージュなどのベーシックな色でまとめました。
Première mainのアイコン ”Laurence(ロランス)"
私はソフトハットが大好きなのですが「もう少し柔らかい雰囲気で着用できる帽子が欲しい!」と考え生まれたカタチが、このLaurenceです。大きくとったドレープタックをキルトピンで留めつけ、フォルムに変化をつけたデザインが特徴です。
こちらの型はサイズ展開がありますので、オーダー会で受注を受け付けております。
受注会スケジュールはWEBサイトまたは、instagramにてご案内しております。
これまでの活動
なぜ「オーダーメイド」なのか。
作り手である私自身、デザイナーズブランドで既製の婦人服をデザイン・設計する仕事に従事してきました。
多くの人に似合う商品を考え、ブランドの方向性に合うデザインをするという作業の中で
「私は一体誰のために、何を作ったらいいのか。」と悩んだ時期がありました。
その時に思い出したのが、学生時代に始めた帽子作りのこと。
服飾大学の学生だった私の周りには、洋服を作れる人はたくさんいましたが、帽子も作る人は少なかった。そこで、「こんな帽子が欲しいけど、お店で売っていない」「自分に合うサイズの帽子が見つからない」「自分がデザインした布でベレー帽を作って欲しい」など相談を受け、ひとり一人の要望を聞きながら帽子を製作するオーダーメイドスタイルでの活動をしていました。
着用してくれる人と対話し「サイズ感は心地いいか」などを確認しながら製作するスタイルは「誰のために、何を作るのか」が明確で目の前にいる一人に喜んでもらえる商品を作る、という目標がとてもシンプルに感じました。
やっぱり「作り手とお客様の顔が見える仕事がしたい」と考え、2019年に退社。
学生時代より続けてきた帽子製作を「Première main」というブランド名で再開。
服作りで鍛えた立体裁断やドレープを生かしたデザインの帽子、フランスで学んだ刺繍の技術を取り入れたデザインを中心に商品作りを開始しました。
帽子作りで大切にしていること
帽子は顔に近いアイテムであるがゆえに、着用するその人の印象に大きな影響を与えます。
サイズが合うかどうかはもちろんのこと、クラウンと呼ばれる頭が入る部分のシルエットや、つばの長さや角度によって印象がが大きく変わります。そして、身長や体型によっても似合う帽子のバランスが変わります。
オーダー会を通して試着するお客様の様子を観察しながら、少し調整するだけでその人にとってより快適な帽子に仕上げることができるという事を学びました。そして、サイズやバランスが合っていない帽子は、どんなに素敵でも着用してもらえなくなるという事も学びました。
ご注文を受け製作する際には既存のデザインのイメージを大切にしながら、お客様に似合うようバランスの微調整も承ります。
製作販売だけでなくお客様に長く心地よく着用できるよう、販売後の型直しやサイズリボンの交換などのアフターサービスも行なっております。
プロジェクトをやろうと思った理由
「折りたためる素敵な帽子が欲しい。」
年に2回のオーダー会でのお客様との会話の中で、聞こえてきたのは「帽子は好きだけど、かぶって出かけると一日中着用していなければならない」という事。帽子を取りたいけど脱いだ後、荷物になる。
そして、持って歩くと変形してしまうから「折りたためる素敵な帽子が欲しい。」というお客様からのリクエストでした。
そのリクエストを受けて、今年の春の展示会でお客様にご提案したところ頭に結びつけて着用する新しいキャップスタイルは、期間中にお客様との会話で様々な着用方法や着用シーンのアイディアが発見され、じわりじわりと話題になりました。
そして、この9月にイベント参加を決めた時から
もっと多くの方にこのデザインを知ってもらいたいと感じ、こちらのサイトで紹介してみようと考えました。
資金の使い道
【目標金額:10万円】下記の項目のために使用します。
・リターン生産費
・その他:梱包作業費、輸送費、サイト運営費など
・BOOSTER手数料
リターンについて
「スカーフキャップ」
機能的でエレガントを実現する、新鮮なキャップスタイルのご提案
スカーフキャップの構造の話。
着物のように頭に着せつける帽子。
その特徴はスカーフのようなシンプルな構造で平らに畳めること、そして頭に着せつけることで初めて帽子が立体になるということ。本来、帽子は頭という球体に沿わせるために、多くの曲線によるパターン(型紙)によって作り上げられます。
このスカーフキャップは、今までの帽子の概念の真逆の構造である平らな一枚の布で出来ています。そして「結ぶ」というアクションによって、自然な布の流れのドレープが生まれ、帽子のかたちへと変化するのが最大の特徴です。
今回はオンラインでの販売ということで、サイズのないこのスカーフキャップをご提案することにしました。
手刺繍の加工の話。
バイザーのエッジ(端)には、ボールチェーンを手刺繍しました。
私はこの作業を「エッジング」と呼んでいます。
このエッジングの立体感がバイザーの輪郭を際立たせて、全体の印象を引き締める役割を果たしてくれます。
この刺繍の技術は、パリ留学時代に修得しました。
パリの婦人服を作るブランドのアトリエで、刺繍職人の方と一緒に仕事をする機会がありました。この経験がきっかけで、フランスのオートクチュール刺繍という世界に興味を持ち、刺繍アトリエの名門「Ecole Lesage(エコール・ルサージュ)」で勉強をしました。
長い時間ををかけて修得してきた、マニアックな技術も商品づくりに活かしています。ぜひ、こういった技術にも触れていただける機会になれば嬉しいです。
好きな面を表にしていいよ。っていうバイザーの話。
バイザーは表裏で異なる素材を使用し、リバーシブルでどちらを表にしても着用できるようにデザインしています。
表面:スカーフ本体と同じ素材のタフタ使用。雨が降っている時はこちらの面を表にして着用してみてください。
裏面:スエードレザー調の素材使用。秋冬シーズンには、こちらを表にして着用すると季節に合うと思います。
芯材について:通常キャップのバイザーには、変形しにくいしっかりとした厚みのある芯材が使われています。今回は軽量感にも重点を置いているため、一番薄手の0.5mmの厚さの芯を使用しています。
注意:非常に柔らかな芯のため、無理にな力を加えると変形の可能性がありますので、袋に入れる際や、持ち歩きの際には平ら保存してください。熱にも弱いので、アイロンがけは出来ません。
バイザーのサイズ
着用方法と商品の詳細情報。
90cmx90cmの正方形の生地の中央についたバイザーをガイドに、三角形になるように半分に折ります。
そして、バンダナや三角巾を巻くようなイメージ着用してみてください。スカーフ部分は、首の後ろを十分にカバーできる大きさがありますので、日焼け防止にも一役買ってくれます。
着用しないときは、折りたたんで付属の巾着袋に収納することができ、持ち歩きにも便利です。
着用方法は簡単スリーステップです。
着用Style-1 バンダナ風
真後ろで結ぶとハンサムに。
結び目を左右にズラすと、ぐっとムードが変わります。
着用写真
着用Style-2 三角巾風
布の量感を楽しむなら、このスタイル。
風が吹くと、生地がふんわりと泳いで気持ちいい
着用写真
付属の巾着袋
帽子と同じ素材の巾着袋が付いてきます。
収納後のサイズ:30cm×20cm
厚みは1.5cm程度まで小さくなります。
素材の話。
帽子本体のスカーフ部分には、撥水機能のあるマットタフタを採用しました。
特殊な構造で天然素材の様な、さらっとやわらかな風合いが特徴の薄手タフタです。
マットな表面感で水を滑らせ雨をよける、雨蓑の構造から発想された凸構造によって水滴をすべり落とします。
ノンラミネート加工なので汗、水分を内部から外へ素早く放出し、ムレをおさえ快適に保ちます。
帽子本体・袋 : 撥水加工マットタフタ ポリエステル100%
バイザー(裏) : ストレッチスエード ポリエステル100%
バイザー(芯材) : 発砲ポリエチレン 100%
ロゴプレート・チェーン:真鍮
<洗濯方法>
ご家庭でお洗濯する場合はネットを使用し、脱水の際は「弱」でお願いいたします。
ドライクリーニング不可
帽子スカーフ部分のみアイロンがけ可能:アイロンがけの際は、当て布を使用することをおすすめします。
※汚れがつきにくい素材なので せっけんで汚れた箇所を軽く手洗いするだけで、ほとんどの汚れは取れます。
▲注意 : バイザー部分は、熱に弱いのでアイロンがけが出来ません。
ストーブの周りや車中など高温になるところ、直射日光の当たるところに放置しないでくださ い。
変形・変色の恐れがあります。
着用のアイディア
どうしても帽子に本体にファンデーションがつくのが気になる、という声がお客様からありました。
ファンデーションがついてしまっても、すぐに石鹸をつけて洗い流すと汚れは取れますが、そのお客様は帽子に合わせて大きめのハンカチを三角に折り、額と帽子の額に当たる部分の間に挟み着用すると良かったです。と教えてくれました。
油分の多い化粧品は、付着後の汚れが落ちにくい場合がございます。不安な方は、あらかじめハンカチを挟んで着用するなどの対策をご自身でしていただけますよう、お願いいたします。ぜひこの着用方法もお試しください。
色バリエーションについて
カーキとブラックの2色をご用意しました。
KHAKI
BLACK
・9月8日(木): 受注 受付スタート
・10月31日(月): 受注 受付終了
・11月1日〜30日:商品製作期間
・11月末日:発送完了予定
※ご注文が、入り次第順次製作・発送していきます。
※商品到着まで、約1ヶ月程度の予定です。
たくさんのご注文をいただいた場合、発送が予定よりも遅れる可能性があります。
その場合には、ご購入いただいた皆さまにご連絡いたします。一人で製作してますので、その点ご了承ください。
<ご試着希望の方は、是非お立ち寄りください。>
最後に
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
一番大切にしているのは、お客様が心地よく着用できる商品を作ることです。
そしてこの企画を通して、新しいお客様と出会えることを楽しみにしています。
帽子のデザインの話や、お手入れ方法などの情報をご案内しています。
公式HP:http://akikoohba.com/hat/
公式Instagram:@_premiere_main_orderhat_
blog:帽子な話も不定期に更新中です。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る明日まで!
2022/10/30 15:28オーダー受付が明日までとなりました。秋のお出かけのお供にいかがでしょうか?一年を通して活躍でき着用後に洗濯も可能です。この機会にぜひ、お買い求めください。よろしくお願いいたします。 もっと見る
縫製の話。
2022/10/25 19:12私のバックグラウンドは、お洋服の世界です。だから帽子を作る時にも、帽子の技術と洋服の仕立ての技術の境界線を行ったり来たりします。スカーフキャップは、どちらかと言えば洋服の仕立ての技術を使っています。その一つは「三つ巻き」という仕様。生地端を2回折り、ステッチで縫いとめます。シャツやブラウスなどの仕立てによく使われます。スカーフの角には、スワロフスキーのビーズを縫い付けたので、光が当たるとさりげなくてキラッと光ります。三つ巻きステッチの作業風景、ぜひ見てみてください。動画はこちらからどうぞ。https://www.instagram.com/tv/CeVj0l1D_7a/?igshid=YmMyMTA2M2Y=受注受付も、あと6日間となりました。10月31日まで、渋谷PARCOのBOOSTER STUDIOにて実物をご覧頂けます。合わせてよろしくお願いいたします。 もっと見る
サンプル展示のお知らせ in 渋谷PARCO [BOOSTER STUDIO]
2022/10/21 10:5310月16日から31日まで、 渋谷PARCO1階にある「BOOSTER STUDIO by CAMPFIRE」にて、スカーフキャップを展示しております。この機会に、生地の軽さや刺繍の様子など実際にご覧いただけたら嬉しいです。是非、お越しください。注文の受け付けは31日までとなっております。よろしくお願いいたします。 もっと見る
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