<ご挨拶>
はじめまして。
菅原友希(すがわらゆき)と申します。
私は今年、スパイスにハマりすぎて、15年間続けた会社員生活をやめました。
そしてこれから、とびっきり "Spicy" なインドカレーパンとチャイのお店に人生を懸けてチャレンジしたいと思っています。
このお店を通じてたくさんの方々に、スパイスで心も体も豊かになっていただくことが私の目標です。
今回オープンするお店の屋号は
『Spicier』
(スパイシア)
といいます。
みなさまには是非、Spicierの一員として今後ブランドを一緒に育てていっていただけたらという気持ちで
今回クラウドファンディングに挑戦させていただくことにしました。
みなさまのご支援は、今後のブランドの成長のために大切に使わせていただきます。
では、少し長くなりますが、Spicierを創業した私の想いとこだわりの商品について、以下お読みいただけたら嬉しいです。
<スパイスで、もっと>
「スパイスで、もっと」がコンセプトのSpicier。
ここには、私の様々な国でのスパイス体験が背景にあります。
古代から薬として健康のために使われてきたスパイス。
私も多くの国でスパイスに出会い、心身ともに健康になり、人生までも大きく変えてもらった1人です。
ただ美味しいだけではなく、
体が温まったり、香りで気分が落ち着いたり、最後は食欲も満たされて、
「スパイスで、もっと」、体も心もポジティブになる価値観の提供をSpicierでは目指しています。
その価値観を私たちは”Spicy”と表現しており、もっとSpicyになれるように!という願いを込めて、
英語の比較級である”Spicier”というブランドを名付けました。
私たちの商品を通してみなさまの一日が"Spicy"になりますように。
<きっかけは60ヶ国での"スパイス”体験>
そんな私のスパイス体験について以下少しご紹介させてください。
南米のスパイスたっぷり幸せなご飯
父親が海外に関わる仕事をしていたため、小さいころからずっと外国に興味を持っていた私ですが、大学3年生の時に大きな転機が訪れました。
学校のプログラムで半年間ボリビア人の移民の家で過ごし、それまで日本やヨーロッパ、アメリカなどしか見てこなかった私はこれまでと全く異なる衝撃的な体験をすることになりました。
その家は子供が4人いましたが、ホストマザー(お母さん)は、毎日家事もほとんどすることがなく、いつもラテン音楽を歌ったりダンスをしたり楽しく家庭を盛り上げる役でした。
サラリーマンと主婦の家で育った私は想像すらつかない光景で、良い意味でショックでした。
左から菅原、ボリビア人ホストファミリー
一方でホストファザー(お父さん)は、朝からスーパーに買い出しに行き、お昼になると何時間もかけて食事の準備をしたり、子供たちに手伝ってもらいながら掃除も洗濯もこなします。
そして、彼が手掛ける絶品手作りご飯を囲んで毎日2時間半から3時間ゆっくりと家族全員で楽しむのです。どれも初めて食べる、美味しくてスパイスたっぷりの南米ご飯に感動の毎日でした。
そんな家族の一員として迎えてもらった私は、それまで極端に痩せ型でラーメン一杯も完食できなかったのですが、香りも味も美味しい食事に、見違えるほど健康になり帰国しました。
それまでの人生でも、たくさん「美味しい」料理を食べてきたものの、食の幸せを体と心で実感できた経験となりました。
スパイスたっぷり自作の料理を食べるお父さん
ドイツで出会ったハーブの効能
次のスパイスとの出会いはドイツでした。
大学を無事に卒業した私は、大手メーカーに就職し、海外営業というフィールドで思いっきり働いていました。
そして7年後、旦那の転勤で私は会社を辞め、ドイツに住むことになります。
海外での専業主婦・出産、そして子育てという全く新しい生活がはじまりました。
子供4か月の頃、大好きな友人と。
ある日、子供がまだ数ヶ月の時、便秘に悩まされ、助産師さんに相談すると、、、
処方されたのはなんと、ターメリック(スパイス)!
「薬じゃないけど大丈夫かな?これで本当に良くなるのかな?」
そんな疑問を抱きながら子供のお腹に塗って夜な夜なマッサージをしたのを今でも覚えています。
また、疲れて授乳がうまく行かない時は、フェヌグリークというハーブティーを飲むように勧められました。
その後も何度か病院や助産師さんにお世話になりましたが、処方は全てスパイスやハーブがベースでした。
ドイツで母子を助けてくれたハーブたち
(左からフェヌグリークの授乳ティー、赤ちゃん用のクリーム2種、ハーブの入ったベビーオイル、フェンネルとクミンの子供用マッサージオイル)
他にも、
スウェーデンではパンやお酒にシナモンやカルダモンやクローブが入っていたり、
メキシコではフルーツにもチリなど辛味を足したり、
インドネシアでは豆のデザートにシナモンやジンジャーが効いていたり、
訪れたどの国でも、私に驚きと発見、そして新しい価値観を与えてくれたのが「スパイス」でした。
<起業を決意>
2021年、コロナウイルスの影響が長引く中、私は別の会社の海外営業職として働いていました。
二人の子供がいる中で、一般的に見るととても順調なキャリアでしたが、
世界がこうも簡単に一変する様子を目の当たりにし、やりたいことをやるなら今しかない、と思うようになりました。
「スパイスの事業をやりたい!」
暫く海外にも行けない時期が長く続いていた2022年5月、東京・西葛西をたまたま訪れたことが転機となりました。
西葛西は日本一のインド人コミュニティがあり、インド料理屋はもちろん、スパイスのお店もたくさん存在しています。
そこでとてもワクワクした私は、それ以来ほぼ毎日スパイスを使ったカレーや料理を作るようになりました。
「ボリビア人ホストファミリーが作ってくれたとっても美味しく香ばしい料理と笑顔」
「ドイツでの体を想ったハーブ(スパイス)処方」
その他、今まで訪れた60カ国での経験の裏には様々なスパイスが存在していたことを思い出すきっかけとなりました。
私自身の体も心も豊かにしてくれて、大切なことを教えてくれたスパイスと食。
その価値観をもっと多くの方に提供できたら幸せだなと考えたのです。
「スパイスを最も手軽に、楽しく摂れる食べ物はなんだろう?」
「スパイスカレー屋さんをやろうかな・・?」
悩んだ末に行き着いたのが、
「本格的なインドカレーを包んだカレーパン」
でした。
そうと決めたら行動あるのみ。
私は、西葛西にいらっしゃるインド人会会長のチャンドラニさんのお店に飛び込み訪問をし、その後何度も足を運び、事業の構想や私の夢について(ほぼ熱意だけでしたが)お伝えしました。
そして、情熱が伝わったのか、見かねてしまったのかは分かりませんが、
チャンドラニさんにはSpicierの顧問になっていただくことをご快諾いただき、中に包むカレーを監修いただけることになりました。
西葛西にて。顧問のチャンドラニさんと。
また、カレーとスパイス界の第一人者である尊敬する水野仁輔さんのカレーの学校に通い、
カレーパンゼミを主催し、これまでにないカレーパンの研究をしました。
こうしてとびっきりスパイシーなこだわりのインドカレーパンが誕生しました。
カレーの学校「カレーパンゼミ」のメンバーと試作会
また、インドカレーといえば、スパイスたっぷりのチャイも外せません。
全国のチャイ屋さんやチャイ職人に会いに行き、また本場インドまでチャイを飲みに行き
毎晩チャイを煮出し研究を重ねた結果、本当にスパイスを愉しんでいただけるオリジナルレシピが完成しました。
インドの道端チャイは最高でした。
Spicierのチャイはスパイスたっぷり
<食べると感動!カレーパンへのこだわり>
Spicieはこれまで約半年間、シェアキッチンにてテスト営業をしてきましたが、
カレーパンを召し上がったお客様は、多くの方が口を揃えて
「感動的なもちもち感!」
「控えめに言って最高に美味しい!」
「今まで食べたカレーパンで一番美味しい!」
と評価してくださっています。
都内で催事に出店させていただいた時、テイクアウトで購入して下さったお客様が15分後にお戻りになり、
「美味しすぎて感動したので、もう4つください」
と即日リピーターになってくださったのは忘れられないエピソードです。
そんな Spicierのカレーパン、そのこだわりと手間のかけ方は普通ではないと自信を持ってお伝えできます。
私たちのカレーパンのこだわりポイントをいくつか紹介させてください。
1)本物のこだわりを丁寧に、無添加、そして手作りで
Spicierのカレーパンには本場のインドカレーがそのまま入っています。
クミン、チリ、ターメリック、コリアンダー、秘伝のガラムマサラなどインドスパイスの絶妙なミックスが、カレーパンとは思えないSpicyさと鼻に抜ける爽快感を与え、二度楽しませてくれます。
通常のインドカレーは水分が多くパンに包むことが出来ないのですが、シェフと何度も何度も試作を重ねた結果、食材とスパイスのバランスだけで添加物は一切使わず、本物のインドカレーそのままでカレーパンに包めるギリギリの粘度を実現しました。
いつも笑顔で無理難題に応えてくれるベテランシェフ(イメージ写真)
2)たまらない生地のさくさく・もちもち感
私たちのカレーパンはカレーはもちろん、生地にも驚きが詰まっています。
お餅かと思えるほどの究極のもちもち薄生地は多くのお客様が感動され、忘れられない食感を提供。
ほんのり甘い生地がスパイスをより際立たせます。
このもちもち感をぜひ店頭でお楽しみください。
3)「一口目からカレー」を保証
カレーパンは一口目が勝負。
ぎっしりと詰まったカレーと極限まで薄くしたもちもち生地により必ず一口目から自慢のカレーをお届けします。
一口目からカレーのぎっしり感を味わっていただけます。
<世界初?!チーフカレーオフィサー>
Spicierにはちょっぴりユニークな役職があります。
チーフカレーオフィサー(CCO)のチャンドラニさんです。
今回、Spicierを始めるにあたり、真っ先に協力をお願いした、江戸川インド人会会長のチャンドラニさん。
日本とインドの架け橋として、40年以上に渡り、日本で多大なる貢献をされてきた、本当に素晴らしい方です。
何度も西葛西に足を運ぶ中で、今では、
カレーの製造ばかりでなく、ビジネスのイロハから世界情勢、日本とインドの歴史、そして経営についても様々なアドバイスを定期的にいただけるようになりました。
CCO(チーフカレーオフィサー)の存在はまるでSpicierのお父さんのようで、とっても大きな支えになっています。
<おわりに>
Spicierを始めた当初、暫くサラリーマンと二足のわらじで歩んできましたが、
CCOのチャンドラニさん、西葛西のインド人シェフ含めSpicierで働いている全員の想いと
スパイスのたっぷり詰まった商品たちの感動をもっと多くの方にお伝えすべく、会社員生活をやめました。
私は行動力だけが取り柄で、自分自身でお店を経営していくというチャレンジは、正直期待と不安が半分ずつです。
でもそれ以上に、今は、
自分らしく、思いっきりやりたい事に打ち込めている日々にとてもワクワクしています。
そして、そんな母の姿は(私がボリビア人のお母さんから教わったように)子供たちにもきっと良い影響をもたらしてくれると信じて、この事業に全力で取り組んでいきます。
カレーパンに興味津々な子供たち
娘の母の日テスト「ママの宝物は?」「スパイス」!
そしてSpicierを国内はもちろん、世界各国に拡げていくことが私の夢です。
今年12月、そんなSpicierの記念すべき一号店がようやくオープンいたします。
神楽坂にてスタッフ一同お待ちしております。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
2022年11月吉日
Spicier
菅原友希
<資金の使い道・スケジュール>
皆様からご支援いただいた資金は、CAMPFIRE様の手数料を差し引かれた後、今後のブランドの発展のために大切に利用させて頂きます。
(予定スケジュール)
~11月末 内装工事
12月初旬 オープン予定
※クラウドファンディングはオープン後も12月末まで募集予定です。
<店舗所在地、公式情報>
〒162-0825
東京都新宿区神楽坂3ー2ー33 102 芸者新道Rosy(手前から2番目の店舗です)
(アクセス:JR/地下鉄 飯田橋駅 徒歩4分、地下鉄 神楽坂駅 徒歩7分)
よろしければ、こちらも是非ご覧ください。
公式Instagram: spicier.tokyo
公式Twitter: spicier100
どうもありがとうございました。
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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