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福井豪雨災害で養殖池の川魚15万匹が死滅。「あまごの宿」を立て直したい

令和4年8月4日に線状降水帯の発生によって福井県勝山・大野地区を襲った豪雨で、地元の特産物アマゴ・イワナ・ヤマメなどを養殖する池が壊滅的な被害を受けました。養殖場の再建、そして育てた魚を提供する食事処兼宿泊施設「あまごの宿」の再起に、皆様のお力を貸していただけないでしょうか。

現在の支援総額

2,085,000

69%

目標金額は3,000,000円

支援者数

124

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/09/01に募集を開始し、 124人の支援により 2,085,000円の資金を集め、 2022/10/07に募集を終了しました

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福井豪雨災害で養殖池の川魚15万匹が死滅。「あまごの宿」を立て直したい

現在の支援総額

2,085,000

69%達成

終了

目標金額3,000,000

支援者数124

このプロジェクトは、2022/09/01に募集を開始し、 124人の支援により 2,085,000円の資金を集め、 2022/10/07に募集を終了しました

令和4年8月4日に線状降水帯の発生によって福井県勝山・大野地区を襲った豪雨で、地元の特産物アマゴ・イワナ・ヤマメなどを養殖する池が壊滅的な被害を受けました。養殖場の再建、そして育てた魚を提供する食事処兼宿泊施設「あまごの宿」の再起に、皆様のお力を貸していただけないでしょうか。

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はじめに・ご挨拶

はじめまして。勝山淡水漁業生産組合の組合長 兼 「あまごの宿」オーナーの、北川雅敏(きたがわのりとし)と申します。この度は、当クラウドファンディング* をご覧くださりありがとうございます。

私達は世界三大恐竜博物館の一つと称される「福井県立恐竜博物館」が有名な福井県勝山市の山中でアマゴ、イワナ、ヤマメ等の川魚や、県のブランド魚「ふくいサーモン」を養殖・管理し、また隣接する「あまごの宿」にてアマゴ料理の提供及び宿の運営を行っています。

令和4年8月の豪雨により、これまで約50年の歳月をかけて手作りで築き上げてきた魚の養殖池が甚大な被害を受け、約15万匹の魚が死滅しました。幸い人的な被害はなく、宿の被害も最小限に留まりましたが、大切に育ててきた魚の7~8割近く、成魚はその全てを失い大変なショックを受けています。

今後は養殖池の再建、一からの飼育の立て直し、魚を提供できない状況下での宿の運営など課題が山積みですが、沢山の方からお見舞いや温かい応援のお言葉を頂戴し、再び頑張ろう、何としても地元の産業を守り次世代に引き継いでいきたい、との思いを新たにし、前を向いて歩み始めました。

年中県内外からの多くの来場客で賑わう恐竜博物館が来夏にリニューアルするため、その頃には養殖の設備を万全にし、宿の運営を再び軌道に乗せることを目標に全力で取り組んでまいります。皆様のご協力をいただけますと幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

*このプロジェクトは、「勝山淡水漁業生産組合」及び「あまごの宿」の両法人によるクラウドファンディングです。


あの日のできごと

あっという間の出来事でした。8月4日未明から激しい雨が降り続き、午前8時半ごろから施設横を流れる野津又川が増水。川岸を越える勢いで焦げ茶色の濁流が迫り、大きな岩が流れるような地響きに恐怖を感じました。今まで見たことのない川の様子に命の危険を感じながらも、どうすることもできずに被害が最小限に留まることを祈るばかりでした。ようやく雨が治まり川からの轟音も止んで宿や養殖池の様子を確認できたのは翌日になってからでした。宿は幸いなことに1階の大広間が浸水する僅か10cm手前、ギリギリのところで水が止まり、大事には至りませんでした。それでも床下浸水は免れず、また調理場が浸水し冷蔵庫や冷凍庫が壊れたほか、上水道が利用できなくなり近日中の予約は全てお断りせざるを得ない状況でした。

養殖池は壊滅的な状況でした。養殖池の水の供給源であった川には、その形を変えるほどに土砂が流れ、大きな岩が剥がれ護岸が崩れたりしていました。 川から溢れた大量の泥水が流れ込んだ池は、川の地形が変化したことで取水* システムが機能せず川と池が断絶され、十分に新鮮な水が入らない池の魚は翌朝には一部が酸欠により腹を見せて浮いていました。なんとか生きている魚を救わなければと細いホースを繋ぎ水を流す応急処置を続けたのですが、大きい魚から順に次々と死んでいきました。4日後までに約7~8割の魚が死滅、残ったのは一部の稚魚のみでした。卵から大切に育ててきた大量の魚の死を目撃し、処理しなければならなかったあの時の悔しさと光景は、一生忘れることができません。現在は、32あった組合所有の池のうち、7つほどしか取水ができない状況です。大きい魚(親魚)が全て死んでしまったため、産卵繁殖を含めて、元の飼育状態に戻すまでに二年はかかります。

* 取水(しゅすい):川から養殖池に水を引くこと

死んでしまった魚の処理に追われながら今後のことを考えると気が滅入る思いでしたが、私達は諦めません。自信と思いを持って長年提供し続け、沢山のお客様に喜んでいただいているこだわりの魚、お料理で再びおもてなしができるよう、復旧活動に取り組んでまいります。

<参照>
福井新聞ONLINE(2022年8月7日)
「大雨で池のアマゴやイワナ20万匹ほぼ全滅 福井県勝山市、生産組合の養殖池」

※新聞社による取材・報道の後に一部稚魚の生存が確認されたため、上記の内容が最新の状況です。

これまでとこれから

昭和49年、先代(父)が生まれ故郷であるこの地で川魚の養殖を始めると決めた時から、私は創業スタッフの一員として養殖池の作りこみ、アマゴ料理の提供、宿泊施設の運営などに次々と着手し、今の施設を作り上げてきました。途中、記録的豪雪、同僚である家族の死、ウィルスによる魚の大量死など様々な苦難を経験しましたが、家族と地元のスタッフ、そしてお客様に支えられながらなんとか乗り越え、県内有数の養殖地として、また特に日本海側の地域では珍しい希少な魚であるアマゴのフルコースを提供する宿として山・里・川の幸をお届けしてまいりました。



「あまごの宿」全景(昭和60年9月3日 空撮)

私達は採卵(さいらん)から孵化(ふか)・成魚になるまで無投薬(農業なら無農薬)で魚を養殖しているため、その品質は安心・安全。「天然に勝る養殖アマゴ」を提供することをモットーに、養殖池の構造や餌の質・量に工夫を凝らし、骨が柔らかく旨味のある美味しい魚を最も新鮮な形で召し上がっていただけることに自信と誇りを持っています。お客様はお一人様から100名を超える団体様、お子様から年配の方まで幅広く、用途も一般的なご旅行から会社の慰安旅行、学校の修学旅行、部活動の合宿まで様々です。また、魚は和食のみならずビストロやバルなどにも幅広く出荷しており、高い評価をいただいております。

今回の災害は、コロナ禍によりお食事・宿泊のお客様ならびに外食店への魚の出荷量が激減した中、お客様からの応援の声を励みに困難な時期を耐え抜き、ようやく光が見え出した矢先の出来事でした。辛うじて各種魚の稚魚が残ったものの、秋から産卵を控えていた成魚が全滅したため、宿で今まで通りお食事をお出しするためには魚や卵を購入し続けなければいけないこと、また多くの池が機能停止状態のためそれを修復、魚で満たし災害前の状態に戻すにも相当な時間を要することから、創業以来の最大の危機を迎えています。それでも是非訪れたいとのお客様のご要望にお応えすべく、ボランティアの方々の多大なるご協力を得て、食事処及び宿は被災の6日後である8月10日より、被災前に予約をお受けしたお客様に限定し営業を再開しております。

今後は、①養殖池の復旧、②飼育の立て直し、③魚を提供できない状況下での宿の経営、を同時進行で進め、有事の際にも対応可能かつより安定したハード面の再建を目指すとともに、今まで培ってきた私達の技術、サービス、思いを次世代に引き継ぐべく、採用や教育にも注力していく予定です。


資金の使い道

目標金額は、1日も早く養殖池を一部復旧させ、成魚を購入して飼育の立て直し及び「あまごの宿」の安定的な運営を行うために必要な「300万円」とさせていただきました。概算とはなりますが、内訳は以下の通りです。

<勝山淡水漁業生産組合>
設備修繕費(一部) 約40万円
あまご成魚購入費 約50万円
運搬車両購入費 約120万円

<あまごの宿>
設備修繕費 約60万円

計:270万円 + 手数料・税:約30万円 = 約300万円


スケジュール

本プロジェクト公開時点では、今後の具体的な再建スケジュール作成のために関係者との協議等を行っている段階です。詳細がわかり次第、 活動報告などでご連絡させていただきます。

<目標>
2023年夏まで:取水施設を整え、養殖池の復旧、飼育の立て直しを軌道に乗せる
2024年夏まで:元の飼育状態に戻す

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
 

リターン

「あまごの宿」でご利用可能な割引券をご用意しております。詳しくはリターン欄をご覧ください。

尚、施設の再建や飼育状況の立て直しに多額の費用と時間がかかるため、配送の必要ないリターンばかりとなっておりますが、ご理解いただけると幸いです。

 

応援メッセージ

今回の被災を知ったお客様からはお電話やメール等で労いの言葉や応援の声をたくさんいただきました。

「皆さんが無事で本当に何よりでした。私達も自分事のようにとても辛いですが頑張ってください。」
「お魚が入ったらすぐに予約するので是非声を掛けてください!」
「皆さんの明るい笑顔を見れるのを楽しみにしています。」
「支援したいので、何か良い方法があれば是非教えてください!」

など、皆様からいただいた言葉、待ってくださっているお客様が沢山いらっしゃることを励みに、日々前向きな気持ちを取り戻して復旧に取り組んでいます。


最後に

最後までご覧いただきありがとうございました。豪雨災害による被害を受けマイナスからの再スタートとはなりますが、自分達の挑戦は必ずや地元、次世代への貢献に繋がるものと自信と誇りを持って日々真摯に取り組んでいく所存です。

皆様からの応援が何よりの励みになります。ご協力の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。

最新の活動報告

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  • 御礼・ご報告  連休を挟みご報告が遅くなりましたが、10月7日をもちまして、私達のクラウドファンディングの募集が終了しました。この度は、大変多くの方々に温かい応援のメッセージとともに多大なるご支援を賜り、心より感謝申し上げます。最終的な支援総額は、目標金額の約70%、2,085,000円となり、124人もの方々にご支援をいただきました。この数字だけを見ると、クラウドファンディングの目標金額の達成には至らなかったということになりますが、実際はクラウドファンディング上での支援の仕方がわからないからと直接お見舞いを持って来て下さる方、また遠方の方ですと郵送でお見舞いを送って下さる方も多数おられ、それらを合わせると目標金額以上のご支援が寄せられました。皆様のお気持ちには、本当に感謝してもしきれません。また、クラウドファンディングに寄せられた支援は、目標金額に達しない場合も受け取らせていただくことになり、すなわち復旧に向けた計画も、当初の予定通りに2024年夏の完全復旧に向け進めていくことになります。こちらの活動報告にて、今後も適宜進捗をご報告させていただきますので、引き続き見守っていただけますと幸いです。被災して思うことは、今までこの地で50年近くやってこられたのは、いつもこの様な時に応援して下さる方々がいらっしゃったお陰だということ。最近、毎日のように身に染みて感じております。連休中も、お蔭様で全国各地からご宿泊のお客様をお迎えすることが出来ました。お食事の際、「あまごという魚を初めて食べましたがとっても美味しかったです」と言っていただき本当に嬉しい気持ちになりました。また、災害以来、復旧を待って下さっていた常連のお客様がお越しになられ、「また来ますね」とお声掛けをいただいたことは大変な励みになりました。少しずつですが以前の活気が戻ってきたように感じ、これから頑張っていく活力を頂いたように思います。これからは、この御恩に応えられるよう、今後も末永く「また来たい!」と思っていただける宿であり続けることを目標に、スタッフ一同、心新たに頑張って参ります。また、皆様に来て頂き笑顔でお迎え出来るよう努めて参ります。以上、ご支援いただいた皆様には改めて個別に御礼のメッセージもお送りする予定ですが、取り急ぎこの場をお借りして温かいご支援に重ねて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。勝山淡水漁業生産組合/あまごの宿北川 雅敏 もっと見る

  • 御礼・ご報告まもなく私達のクラウドファンディングも残り3日で終了となります。お蔭様で、目標金額の66%、200万円を達成しました。ひとえに、ご支援下さった方々のご好意の賜物と改めて感動しております。先日、岐阜県から仕入れましたあまごは、料理内容ごとにサイズ分けしてお越し下さったお客様にお料理としてご提供させて頂くと共に、お土産等の加工品として弊社の売店や道の駅等で販売できるようになりました。また、次回のあまごの仕入れ先となる長野県から、10月11日には成魚の入荷が決定し一安心しております。ご支援頂いた資金の使途として挙げておりました運搬車両の購入につきまして、運搬用の軽トラックを豪雨の中で走らせた結果、完全に動かなくなり今までは代車でなんとか業務を繋いでおりましたが、この度発注を行い、10月末には無事に納品の運びとなりました。また、魚の卵の発注時期も控えておりますが、昨年までの仕入れ先も豪雨被害に遭われましたので、新たな仕入れ先から発注する準備を進めているほか、入荷した卵を保管する孵化場の準備等も進めている状況です。例年通りとまではいきませんが、それに近い状態で養殖場を復活できるよう、最大限努めて参ります。クラウドファンディングの終了が間近に迫る中、今までにご支援頂いた皆様にお願いばかりするのはとても心苦しいのですが、プロジェクトについて周りの方やSNS等での周知に今一度ご協力を頂けますと大変有難いです。今後も引き続き応援のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。勝山淡水漁業生産組合/あまごの宿北川 雅敏 もっと見る

  • 御礼・ご報告この度は、私共のクラウドファンディングに沢山のご支援を下さり誠にありがとうございます。お陰様で、目標金額の60%、180万円を達成。またご支援頂いた方が100名になりました。驚きと同時に感謝の気持ちでいっぱいです。あまりにも大きな災害に遭い、何から手をつけて良いやら途方に暮れておりました。そんな時にクラウドファンディングを始めさせていただき、多くの方々からの温かいお言葉を支えに、とにかく目の前のことを一つ一つ丁寧に行う事を心情にやって参りました。9月1日からは、岐阜県より仕入れたあまごで予約無しで来られるお客様にもお料理をお出しできるようになりました。最近では新しい環境に慣れてきたのか、以前養殖していたあまごのように、人影を見ると餌がもらえると思い魚たちが寄ってくるようになりました。9月初旬には、災害前にご予約いただいていた兵庫県からの団体様を予定通りお迎えすることができました。会社の慰安旅行で観光バス4台でお越しになったのですが、お帰りの際に「美味しかったです!」とお言葉をいただいた時は涙が出るほど嬉しかったです。災害以来、初めて団体のお客様をおもてなしできたことは、これからの仕事への大きな自信に繋がりました。また、地元の敬老会からあまご入りのお弁当をご注文いただき、75歳以上の方がお住まいのご家庭に配布いただきました。コロナ禍の為、ここ数年あまごの宿でのお食事会の代わりにご注文いただいているのですが、今年も例年通りご家庭で楽しんでいただくことができ本当に良かったです。まもなく、川から養殖池に水を入れるための取水口の復旧工事に向けた調整が始まります。取水口が復旧すれば、養殖池の水量が十分に確保でき、魚を仕入れて少しずつ魚の養殖を再開することができると期待しております。一歩ずつではありますが、復旧に向けて頑張って参ります。引き続き応援のほど、どうぞ宜しくお願い致します。勝山淡水漁業生産組合/あまごの宿北川 雅敏 もっと見る

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