2022/11/02 11:50

―生物の独自性・多様性に富んだ地を楽園と呼ぶのなら、M3はまさに音楽の楽園である。―
 (YUKISHIBA)


音楽系即売会イベント・M3、無事終了しました!


今回で50回目という節目を迎えたM3。マリベリは48回から参加の新参ですが、個人的にはもうすでに10年来の親友のようなといいますか、愛着のあるイベントになっています。

これから100回、200回と「新しい音楽が生まれ育つ場所」として栄え続けて欲しいと願っています。


さて今回はリアル会場のみの参戦となったマリベリ。

リアル参戦は試行錯誤のし甲斐があって、感性が刺激されます。


前回の気になった点などを修正し、作品の種類や在庫数を調整。


Before (M3春)


After (M3秋)


御覧の通りグッズてんこ盛りモリモリエースでお送りしました←

春にリリースした『THE OMEN』のほか、プレゼント企画・#マリベリの秋 のプレゼント対象にもなった新譜『Myra’s Snuff Film』、更に #マリベリのある暮らし シリーズから『歌うトートバッグ』と『マスクアンチが考えたオリジナルマスク』も登場。

あくまで音楽がメインですが、理性がフェードアウトしがちなこのイベントでも役に立つであろうグッズを厳選しました。


さて、今回のM3はドラマの多い一日となりました。


ドラマ①300円オフ適用対象のゲストいらっしゃいましたの!!

マリベリは試行錯誤と、思いつくままに実験することが大好きです。
(そんなに突飛な発想は出来ませんが)


クリエイターの低賃金化・値下げ傾向には日頃から問題を感じているユキシバ。

値下げに頼ることなくお得感を出したい…ということで9月のおでライから実装した「○○すると××円オフ」キャンペーン。

9月のおでライでは「Twitterフォローでお会計から300円オフ 」でした。


今回は「音源作品+αのご購入でお会計から300円オフ」にトライ。


そりゃあやる前から負けることなんて考えないんですが、それでもそう都合よく行くかな…?という懸念が全く無いといえば嘘になります。

その分、複数お迎えしてくれるゲストがいらっしゃると本当にガッツポーズが出ます…!


ドラマ②ブースで雪崩が起きかけた


作品達がより魅力的に見えるようブースデザインにも力を入れ、ディスプレイ用品にもお金をかけ、己の体力にものを言わせたパワープレーでそれらを運び…

ただ、実際にブースでどう動くかのシミュレーションまでは頭が回っていませんでした。


音源作品を置いているひな壇の身長が意外と高く、意外と腕がぶつかるんですね。

そしてちょっとブースの前の方に置いてあるものをブースの裏側から腕を伸ばして直そうとしたら……雪崩が……笑

通りかかったお客さんやお隣さんに助けて頂き、事なきを得ました。


ドラマ③「映像上映コーナーで観て来ました!」

↑実際に上映された映像↑


M3には映像上映コーナーがあり、会場の一角に設置された大きなスクリーンに、参加サークルの短い宣伝用の動画が順番に上映されます。

大体抽選になるのですが、マリベリは当選しており、結果上のサムネのお顔がスクリーンで上映されることとなりました←


イベントも終盤に差し掛かったところで、一人のゲストから「映像上映コーナーで観てすごく良かったので来ました!」と伝えられました。


それを言われた瞬間はもう、本当ならその場でホッピング小躍りして喜びたかったぐらいでした(?)

もっともそのための映像上映コーナーなんですが、いざ本当に映像で興味を持ってきてくれる方がいるとこんなに嬉しいものなんですね。


しかも映像上映コーナーに選んだのは新譜『Myra's Snuff Film』ではなく春にリリースしていた『THE OMEN』。

いうまでもなくマリベリには僕にとって大切な作品しかありませんが、中でも『THE OMEN』は別格。


1st Grand Cru として手間暇を惜しみなく注ぎ、マリベリの世界観と、世界への願いを凝縮した作品。

その『THE OMEN』の映像に興味を持ってくれて、実際にお迎えして頂けたことが、マリベリそのものを気に入って頂けたようで特別に嬉しかったのです。


『THE OMEN』の秘密

1st Grand Cru 『THE OMEN』。

流石にグラン・クリュというだけあって、高嶺の花感が出ています。
それはもう、軽々しく手を出していいものではないぞオーラが…


それもそもはず、グラン・クリュはマリベリの音源作品における最高ランク・特級品。
ワインだって「とりあえず5大シャトーで!」なんて注文の仕方はしませんよね。


価格もイベント限定価格で2980円(通常3200円)。M3相場と比べたらかなり強気(いやM3相場が安すぎる)。
そしてこのボックス仕様。何もかもが異質です。


『Myra’s Snuff Film』や『Sound Horizonを愛の力だけでカバーしてみた』の売れ行きが良かった背景には『THE OMEN』との対比による影響も大なり小なりあるのではないでしょうか。


「売れなくても良いや」と言う気は無いのですが、
実は、僕はこれでも構わないと思っています。

本当ならもっとライトで安く売りやすい仕様で作ることも技術的には可能でした。
ですが、『THE OMEN』がそれを許しませんでした。
そして、『THE OMEN』の判断に僕等も全面同意しました。


「特級品」になるために生まれてきたのだから、ただ堂々と最上段で輝いていればいい。


売れ残る=価値が無いではなく、売れ残る=手が出ない。
結果が同じでも、意味は全く違います。

いつか価値をわかってくれるゲストにお迎えされるまで、堂々と売れ残っていればいい。



ただし。



音源作品の中で最も原価率が高いのが『THE OMEN』であることはあまり知られていない…


現在『THE OMEN』はメロンブックスにて通販しております✠

メロンブックスページ


イベントに次ぐイベントで駆け抜けてきた #Road2THEOMEN。ついにM3まで終了ということで、あとはいよいよ最終目的地・第弐回非接触型秘密会合「THE OMEN of THE AWAKENING」を残すのみ。

ここからラストスパート。本当の闘いが始まります。


このクラウドファンディングも残り1週間余りと迫りました。

あと少し。どうか一緒に走ってくれませんか。