こんばんは、YUKISHIBAです。
勢いの赴くまま、手探りで始めたこのプロジェクトも残り14日。
そして本番まであと約20日…!!
改めての紹介になりますが、このプロジェクトは、11月16日に開催する第弐回非接触型秘密会合「THE OMEN of THE AWAKENING」開催までの道のりを共に歩むためのプロジェクトです。
この会合の、春にリリースした新譜『THE OMEN』の内容を元に作り上げます。
プロジェクトが大詰めであること、そして音楽系即売会イベント・M3秋2022直前ということもあり、今回は改めて『THE OMEN』の紹介をしたいと思います。
1st Grand Cru 『THE OMEN』
Grand Cru(グラン・クリュ)とはフランス語で「特級(畑)」を意味するワイン用語。
「特級」の名の通り最も手間暇をかけ、最も贅沢に作り込まれた作品で、マリベリの描く濃密な世界を、時間をかけて存分に味わって頂けます。
『THE OMEN』は元々「ミニアルバム」として構想が進んでおり、収録曲もメインが7曲。
しかし、そのボリューム感はフルアルバムに匹敵します。
中身は全てオリジナル。
更に音源・画集・解説書の3体合体により、もはや音源作品を名乗ることすらはばかられる意欲作。
初リリース作品でやっていい仕様ではおおよそないことは百も承知。
承知の上で、マリベリの未来と、今を生きる皆への願いを限界まで詰め込みました。
常々マリベリを応援して下さる同志は勿論、マリベリに初めて触れる入門者にも適した作品となっています。
7つの世界を横断する音楽
『THE OMEN』は、1曲ずつ異なる7つの世界線を横断する構成になっています。
これは、マリベリがこれから描いていく世界の断片であり、マリベリが観測する世界の広さを表現する為のものでもあります。
ただ出来合いの曲を詰め合わせただけではありません。
一曲一曲の個性を最大限引き立たせつつ、不思議と一つの舞台のように自然に流れる、アルバムとして聴き飽きしない作品を目指しました。
~お勧めの聴き方~
一度目はぜひ最初から最後までフルコースとして聴いていただき、二度目以降はお好みの順番に並べ替え、あなたなりの”フルコース”を作ってお愉しみ下さい。
初めてと2度目以降、聴く順番など…隙間なく組み立てられているように見えて、触れ方や解釈の仕方でその様相を大きく変える余地のある音楽です。
画集(楽団員紹介)、マリベリの解説(そして箸休め程度に歌詞)をたっぷり盛り込んだブックレットをお読みの上でお聴きいただくと、更に音楽を深く愉しめるでしょう。
1 THE OMEN -Prologue-
2 SLY GARNET DOLL
3 Alice In Heavy Haze
4 doze
5 New Horizon Anthem
6 UNWITCH MAGIC!
7 Count the 4
And more ...
目覚めの”凶兆”
僕等は今、人生で一度あるかどうかの不安の時を生きています。
不安は僕等が生まれてから死ぬまでずっと付いて回ります。まるで僕等の人間性を刈り取ってやろうと常に隙を伺う死神のように。
それがここ数年で極まり、無力感、厭世観、そこに全くもって誤った恐怖や敵意がまき散らされている。
「自分には関係ない」?
「我慢してさえいれば大丈夫」?
「いつか誰かが何とかしてくれる」?
そんな風に目の前の何かに蓋をして眠り続けるなら、目覚めた時にはもう自分は自分でないかもしれない。
いっそ「自分」なんてものはフィクションだったのだと、きれいさっぱり諦めてしまう方が楽に生きられるんだろうか?
そんな風に思うことが無いわけではありませんが、それは死後の世界がどうなってるのかを考えるようなもので、今の人生を捨ててまで希望を託す程の価値はありません。
この世がどんなに絶望的に思えても、「諦めるのはまだ早い」と言い続けていたい。
だから、僕等は「夜」にこそ起きて、迎えるに値する「朝」を探しに行くことにしたのです。
この意志は最近芽生えたものだと感じていましたが、実は創立以来絶えることなくマリベリの根幹に生きているものでした。
そのことに気付かせてくれたのが『THE OMEN』だったのです。
そして来たる「THE OMEN of THE AWAKENING」。
僕等は眠って夢を見続けない。起きて夢を追い続ける。死神も震え上がるような、覚醒の音を鳴らす。
共に戦おう。それぞれの自由を勝ち取るために。