こんにちは、向井です。9月はとくに台風が多い月です、被災された方々お見舞い申し上げます。
仏教ガチ勢にとって、9月と申しますと、お墓参り強化週間「秋のお彼岸」でございます。秋分の日を含めない前後3日間、トータル1週間が秋のお彼岸です。
台風の影響で全国各地のお寺さまや霊園・墓地では、例年よりも、お墓まいりの方がいらっしゃらなかったのではないかな・・・と存じます。
さて、「涅槃図」には様々な生き物が描かれます。死んだ者まで描かれますが、人、菩薩や天、動物や虫など描かれているものたちを「衆生」と言われております。
52種類の衆生が集まったので「五十二衆」とも申します。
動物や虫だけで52だったり、人型のものを数えると52であったり、と諸説あるようでございます。
この「五十二衆」にあやかりまして、『おえかきネハンズ』ではお手本イラストのカードを
「衆生カード(お手本イラストカード)」
と名することにいたしました。
衆生カード(お手本イラストカード)
(デザインは仮ではありますが)
カード上部には、白地にポンと、お手本のイラストが見えます。このお手本をしっかり見て写仏していただいてもかまいません。
真ん中には、「名前」、文字による「おえかき指示内容」、アイコンによるおえかき指示「簡易版イラスト」があるため、模写しなくとも簡易的におえかきでゲームを楽しめるようにもなっています。
最下部にはフレーバーテキスト。登場人物について詳しくなれちゃう説明が書かれています。遊ぶ上でのヒントにもなるかもしれません。
「おえかき」のハードルを下げる、しんどさを減らす
例として「菩薩」の衆生カードをお示ししておりますが、人物にひらひらしたリボンを描いてくださいね、とさせていただきました。天衣・羽衣を“ひらひらしたリボン”と言い換えております。
他の衆生カードとの兼ね合いで、同じ指示内容は書けないわけであります。文字だけだと分かりずらいためアイコンにもしております。
カードという限られたスペースの、どのような情報を、どこに、どれくらいの大きさでのせるか。悩むところです。指示内容自体、無い方がいいかなとも考えました。
『おえかきネハンズ』を遊ぶみなさまそれぞれが、ご自身なりに工夫して描いていただければ大丈夫だけど・・・とも思ったのですね。カードに情報を乗せてしまうことで“このように描かないといけないのだ”と縛られてしまう可能性がある。
しかし、長く遊んでいただくことを鑑みれば、「おえかき」のめんどうくささ・しんどさのハードルを下げられるようにしたい。であるならば、遊ぶ時間が長くなったり、プレイ感の軽快さのためには、アドバイスは必要かと考えたのです。