目標金額達成しました!
ご支援誠にありがとうございます!
村人の生活が潤うように丈夫な井戸を造ります。生きるうえで欠かすことのできない水。井戸は命をつなぐライフラインです。
ネクストゴールを目指します。
ネクストゴールの目標は80万円です。
1.井戸を造った後、屋根をつける
井戸の風化を防ぐため、また雨の中や直射日光の下で水汲みをするため屋根があれば天気による身体への負担も軽減されます。
必要資金4万円
2.小学校に井戸を掘る
小学校にトイレを建設予定ですが、手を洗うための水源がありません。現在は近くの村から水を持ってきています。学校の中に井戸があれば子ども達にトイレの使い方と共に手洗いの衛生教育を行えます。子ども達が小さな時から衛生行動を身につけることで、家族の中で広まり、そして村全体に衛生行動が波及する効果があります。また学校に水源があれば給食を学校で作れます。
必要資金38万円
どうか引き続きご支援をよろしくお願い致します。
小学校の手洗い場(Tippy-Tap)を生徒達とつくりました。
はじめに
私たちZen Espoirはベナンで2015年に登記したNGO団体です。「村人が主体となり村の生活を改善させること」をモットーに、衛生環境の改善や母子保健の向上を目的に活動しています。
活動場所 西アフリカベナン共和国
解決したい社会課題ー水の問題
日本は水資源に恵まれており、災害時でもない限り、日常生活で水不足で困ることなどないかもしれません。多くの生活用水は衛生的に管理されていて、その恩恵から高い平均寿命を誇っていると言っても過言ではありません。
一方でアフリカの国の一つ、ベナン共和国は、一般家庭の水道普及率が4割程度と低く1)、村落部では住民が1つの水源を共同で使用しているのが一般的です。(出典⇒https://theworldict.com/rankings/waterworks-rate/)
プロジェクトを行う場所
ベナン西部にあるクッフォ県、ドボ市で、都市部コトヌーからは車で2時間ほど離れた町です。
( Google mapより引用)
ドボの町の中心街から車で45分ほど離れたところにヴェジ村があります。村の中には15個の集落があり、その中の一つジェホンデホエ集落がプロジェクト実施地です。
村の水源の現状
ヴェジ村全体の人口は1850人ですが、現在利用できる水源の数はかなり限られています。
調査結果をもとに作成したヴェジ村の地図
中でもジェホンデホエ集落は市街地から最も離れており、現在この集落の住民は隣の集落の水源を使用しています。家から隣の集落までの3㎞を主に女性や子供たちが頭の上に水を入れたタンクをのせて運びます。雨季で大雨が降ると大きな水たまりができ、隣の集落に行くのが大変難しくなります。この集落は他の集落よりも夫を亡くした年配の女性が多くみられ、日々の水の確保が難しくなっています。
(写真:水資源のある隣の集落まで案内してくれた子どもや女性たち。雨季は水たまりができ、移動に時間がかかる)
(写真:水を運ぶ女性。このように桶やタンクに水を汲み、頭に載せて運ぶ。ほとんどが女性や子供の仕事)
プロジェクトによって実現できること
まわりの集落からもアクセスしやすい場所に井戸を造り、共用していこうと村人から声があがりました。他の集落には市役所が作ったポンプ式の水資源が数か所ありますが、どれも故障しており修理の目途は立っていません。
(写真:故障していて水が出ないポンプ式給水パイプ)
(写真:老朽化し枯渇しかかっている井戸。いつまで給水できるかわからない)
こうした村落部では、住民の多くが自給自足生活のため、定期的な収入はありません。そのため行政や団体が村の中に井戸を造った後、自分達で維持管理をしていくことが難しいのが現状です。
一方で村の中では助け合い、分け合う文化が根強く残っています。住民間の結束は強く、話し合いで解決をしていきます。こうした強みを活かすため、ジェホンデホエ集落では、以下のような取決めをしました。
<取決め事項>
- 1.井戸の工賃の5%は住民が負担すること
- 2.井戸を掘る手伝いを住民全員がすること
- 3.井戸が特定の家族のものではなく、住民全員のものである、ということを記した書面を記すこと
- 4.集落の女性の代表が、女性たちを組織化して掃除当番を決めて交代で行うこと
- 5.修理が必要なときは、各世帯が資金を出し合うこと
- 6.他の集落の住民も井戸を使用してもよいこと
このプロジェクトによって、この集落と近隣の集落の住民を合わせて約200人がこの井戸にアクセスできることになります。
井戸へのアクセスが改善されることで、水汲みに要した時間を女性は家事や育児、子どもたちは遊びや勉強のために使うことができます。
水資源が充実することで、手洗いや洗濯、掃除などに水を充分に使うことができ、衛生的になり感染症などの罹患率が下がることも期待できます。
資金の使い道
材料費:約20万円(セメント代、セメントに混ぜる砂・小石代、鉄線、針金、滑車、滑車を支える鉄骨)
人件費:約11万円 ※井戸の深さで変動する可能性あり。
通信費:約1万円(ベナン国内電話代5千円、インターネット費用5千円)
交通費:約3万円(1回3000円×10回)
材料運搬費(燃料費込み):2万円(1回5千円×4回予定)
水質調査キット:1万円
クラウドファンディング会社手数料(支援金合計の10%)
合計380000円 (クラウドファンディング会社への手数料含まず)
※目標金額を上回ってご支援いただいた場合は、超過分を現地住民の社会インフラ改善(電気・通信等)のために使用することとします。
実施スケジュール
4月10日 クラウドファンディング開始、ヴェジ村で井戸の管理方法について話し合い
5月10日 クラウドファンディング終了
2023年6月(資金調達次第)材料調達、運搬。運搬後、井戸の掘削開始、セメントでの内部補強工事を平行して実施
6月後半~7月前半(予定/水源に達した時)地上の外壁設置、滑車の取り付け
7月後半(予定/完成時)水質調査の実施
7月後半~8月(予定/井戸使用開始から半月~1か月後)管理方法の見直し
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行します。
最後に
生きるため、水を得るため、日々歩いている村人たちにご協力を、どうぞよろしくお願い致します。
自己紹介・活動実績など
◆Zen Espoirについて
ベナンで2015年に登記したNGO団体。
「村人が主体となり村の生活を改善させること」をモットーに、疾病予防、衛生環境の改善を目的にベナンの村落部で活動。
村落部に、衛生的なトイレを作ることで感染症の予防や
助産師の視点から、家族計画などを中心に女性の健康を守る活動も展開中。
活動を出前講座や医療系大学、国際交流イベント等で講演・報告をしています。
公式HP:https://site-8797643-5337-2529.mystrikingly.com/
Facebook Page:「NGO Zen Espoir」
◆活動実績
★2015年 ベナン共和国にてNGO Zen Espoir 設立
★ ベナン共和国アボメカラビ ポッシジャ村 ゲングベッタ集落およびドジャ集落 公共トイレ設置
★ダセコメイ村 NGO団体・ABPF(https://abpf.org/)と共同して家族計画・無料診療実施
★2018年 ポッシジャ村 ドジャ集落 公立小学校に井戸設置
★2022年 ポッシジャ村 ゲングベッタ集落のトイレをSATOに改修(https://sato.lixil.com/)
★2022年 ポッシジャ村 ゲングベッタ集落 公共トイレ外壁、屋根改修工事
★ダセコメイ村 NGO団体・ABPF(https://abpf.org/)と共同して家族計画・無料診療実施 2015年に行った家族計画対象者の実施後調査
★ 2023年ポッシジャ村 ドジャ集落 公立小学校に公共トイレ設置
◆Zen Espoir プロジェクトメンバー
エフン中田とも子(Zen Espoir 代表, 助産師)
EHOUN NAKATA Tomoko
アンジェロ ジェンデフエ(Zen Espoir 現地スタッフ、通訳、運転手)
杉山ゆり(Zen Espoir 現地スタッフ、助産師・医療通訳)
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