多くの方のあたたかいご支援により、残り4日で、NEXTGOALの200万を達成することができました!!
正直、あと4日で達成できるかどうか分からず、ずっと不安でしたが、残り4日でNEXT GOALを達成できるとは思わず、正直、めちゃくちゃ嬉しいです!!
残り4日で初回の目標金額の2倍の200万を達成できたのは本当に嬉しいです!ご支援いただいた方、このプロジェクトにご期待いただいた方、本当にありがとうございました!!
ただ、今回、開発する予定の話す練習ができるVR×20コンテンツ、教育VR×4コンテンツを全て開発できたとしても、その先に吃音治療というレベル、VRにおける吃音改善の有効性、そのレベルを目指すべく、このVRの医療応用のための研究開発を進めるには350万が必要なので、THIRD GOALではこの350万という目標金額の達成を目指します!!
医療応用、吃音の治療としてVRを活用できるようにするには必ず必要となるのが
吃音の改善、吃音のトレーニングをしても、多くの人が感じるが、本当に改善に近づいているのか分からないということです。そして、VRがどんな吃音の症状、どんな悩みのある人に特に効果があるのか、VRを使う中での吃音の改善実感を得られるようになるには、少しずつ、吃音の改善に近づいているという主観的な満足感と、客観的な数値での変化、これが重要だと考えています。
一番有名なのは、吃音検査法という吃音の言語症状の頻度を数値化するものですが、吃音の悩み、困難度合いというのは表面的な言語症状だけでは不十分ということが以下のように吃音の研究でも言われています。
しかし、すでに吃音の症状や吃音の悩み度合いを数値するという試みは行われており、吃音の症状や吃音の悩み度合い、困難度合いを数値化するアンケート、質問紙は存在します。
一番有名なのが、OASESです。吃音の言語症状だけではなく、吃音の心理面などを含み、包括的な吃音の悩み、課題感を数値化した質問紙で、国際的にも有名な質問紙になります。
吃音の治療や有効性を検証する研究では、いくつかの質問紙が使われております。
特に今回の吃音VRは吃音がある人で社交不安障害が併発している方が対象となるため、そういった吃音と社交不安がある人向けの研究では、主に以下の3つの質問紙が使用されます。
・OASES
・UTBAS-6
・LSAS-J
この紙で使用されている質問紙をデジタル化することで、吃音の症状や吃音の悩み度合いを数値化することで、このVRでトレーニングして、本当に吃音が改善したのか、吃音の悩みが減っているのかを数値で自分で確認ができるので、より一歩ずつ成功体験を積むことができます。
今回の350万を集められることで、この吃音の悩みや困難度合い、吃音の改善度合いの数値化に使用されている質問紙をスマホやwebアプリにして、デジタル化するための研究開発費を進めることができ、より手軽に、より多くの吃音で悩み、苦しむ人に吃音改善の選択肢としてのVRを提供できるようになります。
また、こうした数値化ができれば、VRによる吃音の改善、吃音の悩みの軽減というところの有効性を学会で発表することができ、より多くの人に吃音におけるVRの可能性や価値というのを広く、知ってもらうことができますし、この数値化が今後、この吃音VRの医療応用には間違いなく必要な要素だと考えています。
THIRD GOALの350万の資金の使い道ですが、以下になります。
・吃音症状、悩み度合いを数値化する質問紙のデジタル化のための開発費 50万
・吃音症状を検知するAIをVRに組み込む開発費 100万
多くの方のあたたかいご支援により、2日という短い期間で目標金額の100万を達成することができました!!
吃音VRプロジェクトにこんなに多くの方からご期待、ご支援頂けるとは思っておらず、正直、めちゃくちゃ嬉しいです。
想定以上に早い期間である2日で初回の目標金額の100万を達成できたのは本当に嬉しいです!ご支援いただいた方、このプロジェクトにご期待いただいた方、本当にありがとうございました!!
ただ、今回、開発する予定の話す練習ができるVR×20コンテンツ、教育VR×4コンテンツを全て開発するには200万が必要なので、NEXTGOALではこの200万という目標金額の達成を目指します!!
教育VRとは、吃音がある人との理想的な接し方が学べ、吃音がある人が成功体験を積める環境を
みんなで作っていく方法を学ぶVRです。
吃音がある人がトレーニングをして、吃音の悩みが減る。そんな環境を作るためには吃音当事者が頑張るだけではなく、周りの人の力が必要なんです。
心無い言葉、吃音を理解していないことで、つい、吃音がある人を傷つけてしまう、そんな現状が未だにあります。その心無い言葉により、不登校になったり、話すことを避けてしまい、人と関わらなくなったり、吃音の悩みが増してしまうことがあるんです。
だからこそ、吃音がある人の周りの人が、吃音がある人が不安を感じにくい環境、楽に話せる対応や環境づくり、吃音がある人が安心して話せる、自信を失わずに、挑戦できる環境を作っていくそういう支援も必要だと感じています。
なので、吃音がある人がトレーニングをするだけではなく、
それが教育VRになります!
吃音でいじめられた時や本読みをする時などの場面で、吃音がある人にどう接すると、吃音がある子が一歩ずつ成功体験を積めるのかが学べます。
いくつかの選択肢が表示され、その選択肢によって別のシナリオになります。どの選択肢が一番、吃音がある子がされて嬉しいのか、理想的な対応なのかが直感的に分かるVRアプリになります。
今回、NEXTGOALの資金で開発する教育VRのβ版の内容は、主に吃音がある小学生への理想的な接し方を学ぶコンテンツなので、吃音がある小学生の支援に関わる小学校の先生や言葉の教室の先生向けになります。
そして、次の目標では、ただVRを開発するだけではなく、一人でも吃音で悩み、苦しむ人にVRを届けたいと思ってます。 そのためにNEXT GOALでは集まった資金で、国内全国47都道府県への出張VR体験会を開催したいと思っております。
自分が5年間、VRを開発する中で、お会いした吃音がある人、多くの方からそんな声を聞きました。
自分は悔しかったです。
そう、思いました。
だからこそ、吃音で悩み、苦しんでいる全国47都道府県の吃音がある人が自分の夢や可能性を諦めなくていい、そんな最初の一歩を踏み出せる機会をこのVRで提供したいです。
そのためのVR体験会の出張費を提供いただける方、吃音があっても自分のやりたいことや夢に挑戦できる、そんな吃音がある人の夢を応援したい方、ぜひ、このプロジェクトのご支援をご検討頂けると嬉しいです。
NEXTGOALの200万の資金の使い道ですが、以下になります。
・20個の菊池先生監修の吃音改善VRコンテンツの撮影費、人件費、開発費 100万
・4個の菊池先生監修の教育VRβ版のコンテンツの撮影費、人件費、開発費 60万
・国内全国の都道府県のうち10県への出張VR体験会
30万(1つの県への出張VRにかかる費用が3万)
初めまして。吃音症を改善するトレーニングVR「DomoLens」の研究開発をしております、梅津と申します。
私自身は、小さい頃からずっと吃音で悩んでおり、5年前まで吃音で悩み続けていました。ですが、その後、接客の仕事で少しずつ話すことでの小さな成功体験を積むことで、吃音を改善しました。それがきっかけで、吃音症という原因不明の言語障害をVRで改善する研究開発のプロジェクトを2017年に立ち上げ、今まで5年ほど活動しました。
そして、今年、九州大学病院の医師であり、吃音外来をされており、吃音の診察を受けるまで2年待ちと非常に人気の先生で、吃音の研究や吃音の支援に関して14冊の本を出版し、
200回以上のご講演をされており、吃音の研究論文も数多く執筆され、吃音業界の第一人者である、吃音ドクターで有名な菊良和先生にもVRを体験していただき、VR開発にご協力をいただける事になり、これから共同でVRのコンテンツ開発に取り組むということが決まりました!
そのためのVRの開発費、研究費を集めるためのクラウドファンディングに挑戦します!
このような活動を行なっている私が、なぜ、ここまでVRにこだわり続けているのか、儲からないし、よくわからない、吃音じゃなくていいと言われ続けたのに、なぜ、今でもこの吃音という領域で挑戦し続けたのか、まずは、その理由と背景についてお伝えできればと思います。
【目次】
・自己紹介
・VRを使ってくれた吃音当事者の声
・このプロジェクトで実現したいこと
・資金の使い道と実施スケジュールについて
・DomoLensとは
・DomoLensを開発し始めたきっかけ
・ DomoLensのこれまでの活動
・リターンについて
・ DomoLensに込める想い
NPO法人どーもわーくという吃音がある方の就労支援を行う団体にも1年以上所属し、
様々な当事者団体、吃音の学会にも精力的に参加し、
これまで100名以上の吃音当事者の方とお会いしてきました。
その後、VRの開発を行う会社で1年ほど正社員として企業向けの研修、
教育用のトレーニングVRのアプリ開発をする仕事を経験し、
その経験をもとにこの吃音症を改善するトレーニングVRアプリの開発に取り組んでおります。
私たちは障害で自分の夢や可能性を諦めなくていい社会を実現する
この想いで、VRの研究開発に取り組んでおります。
現在、専門家の先生や医療機関と連携して、自分が吃音を改善した原体験と心理療法を掛け合わせたVRプログラムの開発を行い、2017年から初めて、今年で5年ほど、このVRの研究を行なっています。
その中で、少しずつ、社会的に評価していただけるようになりました。
そして、2020年の11月、医療機関や専門家との研究開発事業を本格的に進めるために法人を設立し、この事業に人生をかけて本気で挑む、その覚悟を決めました。
今では、90名以上の方にVRを体験して頂き、VRを継続的に5名ほどの方に利用していただき、その中には
VRのおかげで大手企業への内定を獲得できた!という報告をいただいたり、
「現在、VRを実際に使用し、話す練習をしております。私は長い間吃音症で悩んでおり、やりたいことがあっても、吃音を理由に諦めていました。自己紹介では自分の名前すら言えず、仕事では電話が鳴る度にパニックになってしまう。自己嫌悪や劣等感から人に打ち明けることも難しく、私の中で話すことは、非常に大変で、つらいことでした。
このVRの試みは、非常に画期的で魅力的に感じました。より現実に近い感覚がありながら、一人で練習ができるためハードルが低く、繰り返し行うことで成功体験を積むことができることは、まさに私が求めているものでした。実際に練習を継続していると、現実の場面でも、VRで練習していた時のように振る舞うことができ、このVRの効果の高さを実感しております。
VRによって、多くの吃音者が自分のやりたいことができるようになる日が来ることを願っております。」
などの嬉しい声を頂き、少しずつ、VRで吃音で苦しんでいる人に価値を提供できるようになりました!
今回のクラウドファンディングでは、すでにVRのプロトタイプはできておりますので、これまで吃音当事者90名にVRを使って頂き、その声と複数の吃音の臨床医の声をもとに、より吃音の改善に効果的なトレーニングVRを実現するためのVRのコンテンツ、機能の開発費。
そして、ただのトレーニングではなく、吃音の治療法として効果的なVRプログラムにするための医療機関との共同研究開発費を集めたいと考えています。
①開発費
・20個の菊池先生監修の吃音改善VRコンテンツの撮影費、人件費、開発費 100万
・4個の菊池先生監修の教育VRβ版のコンテンツの撮影費、人件費、開発費 60万
②研究費
研究機関、医療機関との新規VRプログラム開発のための委託費 150万円
CAMPFIREの手数料 9%
吃音の重症度を評価する時に使用する「吃音進展段階表」というものをもとに吃音の軽度、中程度、重度の人向けに今後、VRコンテンツの開発を進めていきます。
DomoLensとは吃音という言語障害を改善するトレーニングVRです。
吃音がある成人のうち、40%以上に生活に支障をきたすレベルの話す場面での強い不安が生まれる
社交不安障害というものが併発し、その話す場面の強い不安によって吃音の症状が悪化している
と言われています。
(参照:エビデンスに基づいた吃音支援(2014年,第55回日本心身医学会総会ならびに学術講演会(千葉))
その話す不安を減らすために、吃音がある人が苦手な対人場面を再現し、
発話を行うトレーニングを何度も繰り返すことで、一歩ずつ成功体験を積み重ね、
その不安や緊張を減らしていくツールがDomoLensです。
認知行動療法という吃音に有効だと言われている心理療法の一つで、苦手な場面の不安に慣れることで、
不安を減らす、社交不安障害の治療法の1つでもある曝露療法をベースに開発しています。
では、なぜ私がこの吃音を改善するトレーニングVRを開発しようと思ったのか、
その原点には、自分自身が吃音で悩み苦しみ続けた経験があります。
私自身、小さい頃から吃音がありました。
それでも、小学4年生までは、活発な少年で、森を元気に走り回り、いつも笑顔でクラスの人気者でした。
しかし、小学5年の頃にいじめにあい、無表情で、一言も喋らない人間になりました。一言話すだけで、心無い言葉を言われ、存在を否定され、心臓にぐさっとナイフを刺されたような気持ちで、言葉を話すのが怖くなりました。
誰にも認められない、誰にも必要とされない、そんな中で、人の笑い声がいつも自分を否定しているように聞こえ、人の目が自分の存在を否定しているように見えて、前を見て歩くことができず、いつも下を見て、人の声や目を見ないように生きていました。
人の目や笑い声を聞くだけで、涙が出る、それぐらい精神的に疲弊していました。
誰にも理解されず、誰にも必要とされず、自分の存在を毎日のように否定され、生きるのがつらかったです。みんなと同じように話せない、自分は欠陥品なんじゃないかと思い、車に轢かれて、命を断とうとしたことさえあります。
それから、「死にたい」「面倒くさい」が口癖の人間になってしまいました。
そのいじめは中学まで続きました。そんな中、ある転機が訪れました。
それはテニスです。テニスに出会ったことで私の人生が変わりました。
「死にたい」「面倒くさい」
が口癖だった人間が
「頑張りたい!」
「もっと挑戦したい!」
そんな全くの別人になれたのです。
それからは、勉強もスポーツも頑張り、自己肯定感と挑戦する意欲を身につけることができました!
この経験から、人はたった一つのきっかけで人生を変えられる。
その想いから、誰もが成功体験を積むことができ、人生を変える一歩を踏み出せるような支援がしたい。
人の可能性を創りたい、その中でも自分と同じような苦しみを抱えている吃音者の可能性を創れるようなことがしたい、そう思うようになりました。
それから、その挑戦意欲とモチベーション、行動力で、大学以外にも学生団体やIT企業でのインターンなど様々な活動に挑戦しました。
それでも、吃音は治らず、言葉を話す仕事では失敗が多く、インターンでもライターなど話さない仕事をメインにやっていました。普通の飲食のアルバイトに挑戦しましたが、面接で落とされ、受かった先では、吃音が理解されず、かなりしんどい経験をしました。
その中でも特にしんどかったのが、焼肉屋でのアルバイトです。すごく恰幅が良く、図体のでかい、40歳ぐらいの方が上司だったのですが、
どもって話をしただけで、ふざけて話していると思われ、
「馬鹿にしてるのか!」
と怒鳴られたんです。
あまりにも不条理な理由で怒られ、怒りと悲しみがこみ上げましたが、何も言えない情けなさや理解してもらえない虚しさを感じ、精神的にかなりダメージを受けました。
その後、病院にも通いましたが、自分は緊張や不安を感じ、どもったらヤバイ!という対人場面で吃音が出たので、病院に通っても、吃音が出ず、あまり効果を感じられませんでした。
病院に来たら音読をさせられ、軟起声の練習など、音読では全くどもらないタイプの吃音のため、あまり効果を感じませんでした。勉強した今だと、これは心理的な側面に問題があり、連発がメインの人ではなく、難発が強く、20秒とか30秒とかどんな場面でも声が止まって出てこない人向けのアプローチだったと思います。
つまり、自分の吃音の症状に関してはあまり効果的ではない方法でした。
大学4年の春、いよいよ避け続けた接客に挑戦しようとカフェレストランに挑戦しました。
このレストランは、教育がしっかりしていて、どんなにどもっても、笑顔で明るく「大丈夫だよ」と言ってくれる人が多く、自分はここにいても邪魔なんじゃないか、そう思うことは吃音者では多いんじゃないかなと思いますが、少し、皿を運んだだけで、笑顔で「ありがとう!」と感謝を口にする教育がありました。
シフトに多く入るだけで、「○○君がいたおかげで本当に助かったよ!いつもありがとう!」と自分の存在意義や、役に立っている実感を感じられたのです。そんな、自分の吃音が出やすい注文をとる場面で、失敗が許され、自分のペースで何度でも練習できる、そんな経験から
最初は百円を言うだけでも、「ひゃ、ひゃ」とどもっていたり、「あ、あ、あ」とありがとうございます、いらっしゃいませが言えなかったのですが、吃音を改善することができ、気づくと普通に話すことができるようになりました。そこで、自分の経験を基に吃音者の課題解決がしたい、そこで体験に価値があるVRというものがあることを知り、吃音にも使えるのではないかと閃きました!
VRで吃音者の支援がしたいと色んな人に話をし続ける中で吃音研究者の方からの情報で、2016年のジョージワシントン大学のShelly Brundge博士が行った吃音臨床におけるVRの可能性に関する研究論文を知りました。
この論文をもらった時、衝撃を受けました。
もしかしたら、自分が経験した吃音改善の経験をVRで再現できれば、自分と同じような吃音で苦しんでいる人を手助けできるかもしれない。
吃音という障害で自分の可能性や夢を諦めてしまう、今の社会を変えられるかもしれない!
そう思い、そこから、ネットでVRについて色々調べ始めました。すると、吃音だけではなく、脳に問題がある鬱や自閉症、統合失調症など、様々な精神疾患や発達障害の改善に海外の研究では使われていることを知りました。
そこに吃音の文字もあり、雷に打たれたような衝撃を受けました。
吃音は脳に何かしらの問題があると言われている、そういう精神障害や発達障害、不安障害の治療に海外ではVRが使われ、研究が進んでいるということを知り、これに自分の人生をかけよう。
これで吃音でこれまで苦しんでいた人の新しい選択肢を確立し、吃音で苦しみ、悩んでいる人の希望になれるような、そんな新しい選択肢を実現し、吃音の歴史に変革を起こす!
誰も吃音に興味を持ってくれないし、誰も支援してくれないなら、俺がこの現状を絶対に変える!
そう決めて、経済学部のど文系でしたが、エンジニアの知識が0のところから、VR開発をするために努力をし始めました。
そこからはとにかくネットでVRの開発の仕方を片っぱしから調べ、Unityの教科書を買い、ゲームをひたすら作り、それを元にVRを開発する企業2-3社でインターンをし、そこから独学で、VRの仕組み、VRアプリの開発の仕方を学びました。
お金と仲間集めのために、東京都のビジネスコンテストにも応募しました。当時吃音がかなり強かった自分にとっては「人前で喋るなんて絶対無理」と思っていたので、この日は限界を超えた経験をしました。
おそらく、100回以上はプレゼンの練習をして、何も見なくても言えるレベルまでひたすら練習し、毎回、ボイスレコーダーで声を録音し、抑揚がつくように確認しました。
その結果、1360人中の10人のファイナリストに選ばれ、100人の前で自分の事業のプレゼンをすることができました。
そのプレゼンを通じて、
「感動した」
「吃音の人がこんなに苦しい状況にいるなんて知らなかった」
「応援してます!」
と多くの方から、応援の声をいただくことができました。
その中で出会ったエンジニアの方と協力して、そのビジネスコンテストの3ヶ月後の2018年3月に最初のプロトタイプである、面接VRのEasyモードを開発することに成功しました!この開発もかなり大変で、VR開発の情報がかなり少なく、英語の情報を和訳し、綺麗に映像が出るように、動画が止まらないようになど、調整や試行錯誤を何度も重ねた結果、VRのプロトタイプを開発することができました!
プロトタイプができたら、多くの吃音者にVRを体験してもらうために、とにかく走り回りました。吃音の研究では最先端と言われている国立障害者リハビリテーションセンターの先生複数名にVRを体験していただいた際には
「病院の治療法の効果を高めるのに役に立つ。クオリティが高い」
と非常に高い評価をいただく事が出来ました!
「自分の仮説、研究していた方向性が間違いじゃなかった」そう思えて、VRの可能性、自分のビジョンへの確信がさらに高まりました。それから、研究助成金を獲得することに集中し、動き始めました。
まず、静岡のTECTPLANTERという研究開発のビジネスコンテストでは、「日本ユニシス賞」という企業賞を頂くことができ、研究開発事業という観点でも評価してもらうことができて、嬉しかったです。
そんな中、NEDOという研究開発支援機関が主催のNEDO TCPというビジネスコンテストを勧められ、応募しました。その結果、審査員特別賞を受賞する事ができ、研究助成金を得られる可能性が一気に高まりました!
そして、今年、2022年の9月にはバイオや医療機器、遺伝子、ハードウェアなどの研究開発事業の社会実装を目指し、医療機器やハードウェアの専門家がメンターにつき、2ヶ月間、サポートしてもらえ、NEDO 、川崎市、川崎市産業振興財団が共同運営する「KNIC-StartupHandsOnProgram」にも21社の応募の中から、8社の採択企業のうちの1つに採択されました。
また、筑波大学の言語聴覚士の先生や国立障害者リハビリテーションセンターの流動研究員で、臨床心理士の先生にも協力して頂けるようになり、本気で吃音で苦しむ人に価値のある、VRプログラムの実現ができる、そういう段階に入りました。
1.お礼のメール
500円
2.吃音VRの企画会議へ参加できる権利
1000円
2.お礼のメール+吃音VRの動画1種類
1000円
3.お礼のメール+吃音におけるVRの可能性に関する勉強会の資料3つ
1000円
4.お礼のメール+吃音VRの動画4種類+吃音におけるVRの可能性に関する勉強会の資料3つ
3000円
5.対談動画
5000円
6.対談動画+吃音VRの開発者梅津のオンライン相談会(30分)
7.対談動画+吃音VRの開発者梅津のオンライン相談会(60分)
8.完成お披露目パーティーへの参加チケット
1万円
9.話す練習ができるVRをレンタルできるプラン(3ヶ月)
3万
10.話す練習ができるVRをレンタルできるプラン(6ヶ月)
4万5000
10.出張VR体験会(教育VR、改善VR)
5万
11.親御さん向けのVR体験会と交流会
1万
12.吃音の支援に関わる教育機関の先生向けの教育VR体験会
5000
13.HPとVRアプリ内にクレジット掲載(小)
5万
14.HPとVRアプリ内にクレジット掲載(大)
10万
15.HPとVRアプリ内にクレジット掲載(特大)
16.教育VRの購入プラン
13万2000
17.話す練習ができるVRの購入プラン
13万2000
18.超絶フル応援プラン
1万
19.全国の吃音で悩む人にVR体験会を届けたいプラン!
3万
20.吃音で悩む人にVR体験会を届けたい+VRアプリ/HPへのお名前掲載プラン(小)
7万
21.【60分】個別VR体験会プラン
5000円
22.【120分】個別VR体験会+相談会プラン
1万円
ただ、場数をこなすVRを作り、みんなでトレーニングができる。このプロジェクトはそれだけにとどまりません。
このVRのコンテンツや機能がどんどん増えていった後はこれを認知行動療法と呼ばれる、吃音の改善に効果的と言われる心理療法をベースとした吃音の治療プログラムをVRとAI技術、IoT技術を駆使して、大学、医療機関と共同して開発していきます。
吃音の治療法としての新しい選択肢としてのVRを実現する、そこまでを目指すプロジェクトです。
ただ普通に話せないだけで、自分の存在を否定され、自分は何のために生きているのか、普通のことができない、自分は欠陥品なんじゃないかと思い、車に轢かれて、命を絶とうとしたことがあります。自分と同じような吃音の苦しみ、悲しみの無い社会を創りたい。誰もがどもる苦しみを、話す喜びに変えられる社会を実現したい。
多くの吃音者は、吃音のために、やりたい仕事ではなく、吃音でも働ける仕事、生活ができる仕事を選び、自分の人生に妥協する。小さい子供でさえ、吃音があるだけで、将来は工場で誰でもできる仕事をするしかないと、将来に希望が持てない。そう、吃音があるだけで、周りが当たり前にできる挨拶や自己紹介、音読、それができないだけで、自分は欠陥品なんだと思うようになり、ますます自己肯定感が低くなる。
さらに、吃音があるだけで、周りからいじめられ、自分の存在意義まで分からなくなる。
そんな吃音があるだけで、人の可能性が奪われる社会なんておかしい!
吃音があるだけで、自分の人生に妥協しないといけないなんておかしい!
この想いで、2017年からVRの研究開発を始め、それはただの夢ではなくなりつつあります。社会的にも少しずつ、注目してもらえるプロジェクトになってきています。そんな中で、かなり有名で、大きい医療機関との共同研究契約も後少しで結べそうなんです。
それが実現すれば、新たな吃音の治療法としてのVRプログラムが本気で実現できそう、そんなところまで5年間で、ようやく来ました。そして、今年の吃音の学会である日本・吃音流暢性障害学会では、オンラインでポスター発表を行い、VRを使うことでの吃音に関する変化などを発表させて頂きました。
ただ、この夢、自分が実現したい未来は一人では実現できません。
儲からない、吃音という領域にはお金が入ってこず、多くの助成金にも申請しましたが、なかなか、このVRを実現する研究資金が集められていません。自分の実力不足もあり、なかなか、あと一歩のところで壁にぶつかっています。
だからこそ、多くの人の力が必要なんです。
「吃音という領域は、儲からないから、誰もやりたがらない」
自分は何度も、そう言われました。
それでも、夢を諦めたくないんです。
誰もやらない、儲からないこそ、自分が実現したい。儲からないこそ、俺がやる。
VRという吃音改善の新たな選択肢を実現し、どもる苦しみを、話す喜びに変えられる未来を創ることは
自分の使命だと思っています。
どうか、力を貸してください。
一人では実現できなくても、吃音で悩む人の力になりたい、そんな熱い想いを持つ人、みんなが協力すれば、どんな途方もない夢も絶対に実現できると確信しています。
命をかけて、自分の人生をかけて、VRという吃音改善の新しい選択肢を実現します。
精一杯、頑張りますので、応援のほど、よろしくお願いいたします。
菊池良和先生(九州大学病院耳鼻咽喉・頭頸部外科の医師/吃音当事者)
「吃音症とは、本番で話す場合に、流暢に言葉がでない症状のことを指します。スポーツで言うイップスと似ています。あれだけ、家で話す練習をしたのに、本番で流暢に言えず、悔しい思いから、話す挑戦を諦める人までいます。
吃音の特徴として、ひとり言ではあまり吃音がでないことがあり、自宅練習の効果は十分とは言えません。しかし、バーチャルリアリティー(VR)の世界では、ひとり言であっても、緊張感を体験できます。話すことに諦めた方であっても、スモールステップの最初の段階として、VRが活用できると信じています。皆さま、応援よろしくお願いします。」
中尾重嗣医師(精神科病院の浜田山メンタルクリニックの院長)
「私が主として勤務する精神科・心療内科のクリニックにおいて吃音症の方が受診される場合、社交不安症を合併してご相談に来られることが多い印象です。社交不安症の治療では薬物療法以外に認知行動療法が有効ですが、さまざまな問題(認知行動療法が実施できる治療者の不足、経済的な問題など)から希望する方に十分提供できておりません。
バーチャルリアリティー(VR)という新しいテクノロジーによって、吃音症やそれに伴う不安症に対する治療のブレイクスルーが起きる可能性を感じています。多くの方によりよき治療が広がるよう、このプロジェクトにも期待しております。」
NEDO TCP審査員 阿部浩之(国立成育医療研究センター知財・産学連携室長)
「国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の研究開発型スタートアップ支援事業であるTechnology Commercialization Program(TCP)のファイナリストとして2021年開催の最終審査会に登壇し、審査員特別賞を受賞した技術です。その時から注目していました。
有効な治療法や療育法がない吃音に対して、また、専門医や言語聴覚士といった専門家が身近にいない人にとって、いつでもどこでもトレーニングができる画期的なプログラムです。これが製品化され、日本全国で使われるようになり、みんなが明るく会話ができる世の中になるよう願っています。皆様のご声援・ご協力をお願いいたします。」
日本初のJavaプログラマー 木寺祥友(株式会社エル・カミノ・リアル代表取締役/吃音当事者)
「私が運営している起業家ゼミナールの生徒である、梅津さんは吃音をテクノロジーの力で改善させたいと奮闘しています。人前で話すことが苦手な吃音者は、ひとりで悩んでいる人が多くいます。だからこそ梅津さんは、なんとか改善させたいと思ってVRというテクノロジーにたどり着きました。
吃音者は、独り言や歌については問題ないのですが、人前で話すことで症状が出ます。心理的な問題といってもいいでしょう。だからこそ、ひとりでは改善することが難しいのです。VRでその空間をシミュレーションすることで、心理的な状態を再現できるということが画期的なのではないでしょうか。
VRならいつでも、ひとりで話し方の練習をすることができます。テクノロジーの力を借りることによって、今まで治らなかった吃音も、誰にも相談することなく改善させることができるでしょう。そうなれば、ひとりで悩んでいる人が少なくなると思います。皆様、応援よろしくお願いします。」
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。
最新の活動報告
もっと見る岡山県で開催!日本初の吃音音症を改善するVR体験会のサポートメンバー募集!
2024/08/22 13:13【岡山県で開催!日本初の吃音音症を改善するVR体験会のサポートメンバー募集!】9月に岡山県の倉敷で開催される吃音学会にて、吃音VR体験会ができるブースを出展する予定です!こちらのお手伝いをしていただける方を探しています!VRの操作はできなくても大丈夫です。写真撮影や当日のVRのブースに来てくれた方への対応などをお願いしたいです。開催予定:岡山県開催日時:9/79:00-18:009/89:00-18:00募集人数:3名開催場所の詳細:https://sites.google.com/view/jssfd12th/ご興味ある方は以下のURLの問い合わせページからご連絡ください!https://domolens.jp/contact【前回のVR体験ができるブース展示の様子】 もっと見る
【メディア出演!】テレビ東京「全力イノベーターズ」という番組に出演させて頂きました!
2024/08/04 16:30【メディア出演!】8/3の17:15から放送のテレビ東京『全力イノベーターズ』という番組に出演させて頂きました!吃音におけるVRの可能性やVRで今後、自分が目指す未来についてお話をさせて頂きました! また、実際にVRを使って大手企業の内定を獲得した当時、就活生の吃音当事者の方にも出演して頂きました!さらに、吃音VRを導入して頂き、通院されている吃音の方に吃音VRを使った支援を行なっている病院「はかたみち耳鼻咽喉科」の先生にも出演して頂き、実際の吃音臨床におけるVRの可能性についても少しだけお話をして頂きました。VR利用した人の声、そして、VRを導入してくださっている病院の先生の声をご紹介頂けたので、より吃音におけるVRの可能性や未来について伝わるような番組になったと思います!こちらの番組の動画ですが、テレビ東京の公式youtubeでもアップされておりますので、ご興味ある方はぜひ、こちらのURLからご視聴頂けると嬉しいです!https://youtu.be/IqMiOJfkbKg?si=MJYgcqI1IygiLlRF もっと見る
【活動報告】九州大学病院の菊池先生との吃音におけるVRの有効性を検証する研究が科研費で採択されました!
2024/02/29 16:26九州大学病院の菊池先生との吃音におけるVR研究の科研費ですが、無事、採択して頂くことができました!! 菊池先生に申請して頂き、科研費Bで採択して頂きました。テーマは「合理的配慮と仮想現実VR技術による吃音支援法の確立」になります。吃音におけるVRの有効性や効果を検証するのと吃音VRにAIを組み込む研究開発、主に吃音におけるVRの安全性、有効性の検証を行うものなのですが 正直、めちゃくちゃ嬉しいです!! 有効性の検証を九州大学病院と共同でできて、それを世界で発表してもらえる、そこが普及の1つの壁で、色々、これまで別の研究費の申請をして、なかなか採択されず、悔しかったので、本当に採択して頂けて良かったです!まだ未定ではありますが、今回のVRの介入で良い成果、研究データが出れば、2025年に開催されるオックスフォードでの吃音国際学会で、菊池先生の九州大学病院のチームに研究成果を発表して頂ける可能性もあるそうです!これまで7年間コツコツ、吃音VRの開発に取り組んできましたが、菊池先生のご助力が本当に大きいですが、そのおかげでようやくVRが吃音の世界、吃音の歴史を本当に変えられる、そんな瞬間が来たと感じました! 良い成果を出せるように今後もVR開発、頑張ります!! もっと見る
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