今回、私たちヘラルボニーとベアレンは、異彩のアートとこだわりのクラフトビールを地元・岩手から届けることで、「障害」のイメージを変容し、新たな文化を発信していきたいと思っています。
ビールは「人と人がつながり、楽しい時間や空間をつくりだすことができる飲み物」です。みんなで食卓を囲む場を障害のある作家のアートが彩ることで、作家や作り⼿の存在を感じてもらえる。贈る人から贈られる人を通じて、新たな繋がりの輪が広がり、やさしさが循環する。そんな、一杯のビールより、いっぱいの人に楽しんでもらえるビールにしたい。それをささやかなギフトに綴じ込めて、岩手という地から全国へ届けたい、という思いから私たちの挑戦がスタートしました。
みなさん、はじめまして。 株式会社ヘラルボニーの代表を務める双子・松田崇弥と文登です。
ヘラルボニーは「異彩を、放て。」をミッションに掲げる岩手発の福祉実験ユニットです。「障害=欠落」というイメージを「新たな価値や可能性」へと変えていくために、日本全国の主に知的障害のある作家や福祉施設と契約を結び、彼らが描くアート作品をさまざまなモノ・コト・バショに展開してきました。
作家たちの豊かな感性。繊細な手先。大胆な発想。研ぎ澄まされた集中力。知的障害があるからこそ描くことができるアートの世界観に、私たちは心を動かされ、地元・岩手で創業を決意しました。大都市ではなく、岩手という地方都市から異彩を届け、「障害」のイメージを変えてゆくことを目指しています。
今回は、私たち双子が異彩と出会ったはじまりの場所である、岩手県花巻市の「るんびにい美術館」のアトリエに在籍する岩手県出身の作家、小林覚と八重樫季良のアートを起用しています。
そんな私たちヘラルボニーの想い・ビジョンに強く共感していただいたのが、同じ岩手に根ざし、手造りの本格ビールで国内外で多くのファンに愛されているベアレン醸造所でした。
はじめまして。 ベアレン醸造所の嶌田洋一です。私たちベアレン醸造所は、ヨーロッパの伝統的なビール文化を尊重して、手造りの本格ビールを造っています。知識がない人でも堅苦しくなくクラフトビールを楽しめるように、また地域に根ざし、日本中そして世界中の方々に飲んでもらえるビールを目指し、毎日丁寧にビールを仕込んでいます。
父の日やお歳暮などの感謝を伝える特別な日のギフトとして、ビールはとても人気があります。
そんな贈り物の一つの選択肢に「アートとビール」があれば、より人と人がつながり、誰もが楽しい時間や空間を共有することができる。そして、これまで知的障害のある方や彼らのアート作品に全く触れてこなかった人にも、その素晴らしさを知ってもらうきっかけになると考えました。
ヘラルボニーと同じく岩手にこだわってビールづくりを続ける私も、岩手を「障害のイメージ変容を実現する」聖地にするためのパートナーとして最高のビールを提供したいと考え、今回のギフトを開発することに決めました。
今回ギフトとしてお届けするにあたって両社で議論を重ね、瓶をアートで包むという、初めてのスタイルに挑戦します。ギフトボックスを開けた瞬間からわくわく感が広がり、「ポン」と瓶を開けて、こだわりのビールの味、香り、のどごしまで。五感をすべて使って楽しんでいただきたいと思いました。
見た目によらずクセが強くなく、一杯飲んだらまた次もそのビールが飲みたくなる。 ベアレン醸造所では、普段からそんなビールづくりを心がけています。
人から人に想いを伝えるビールギフトという形をとるにあたって、やはり多くの方に親しみをもっていただけるビールにしたい。一方で、ギフトとしての特別感も演出したい。そこで思いついたのが、フレッシュホップビールの醸造です。
真夏の8月に収穫する岩手県産の獲れたてのホップを使って、みずみずしくホップの香りがふんだんに感じられるビールを仕込むことにしました。
ホップは収穫後、乾燥させてペレット化(固形化)するのが一般的ですが、フレッシュホップの場合は収穫後すぐに冷凍保存するため、ホップの豊かな香りをよりストレートに感じることができます。
ビールのベースは、受け入れられやすいピルスナータイプを予定。ピルスナーとは、世界中で最も広く普及しているビアスタイルで、日本で流通しているビールの約99%がこのピルスナーに分類されると言われています。
クラフトビールに馴染みがない人でも飲みやすく、フレッシュなホップの香りでみんなと楽しい空間をシェアできる、とびきり美味しいビールに仕上げる予定です。
今回のギフトセットを通じて、知的障害のある作家や作り手の存在を感じていただくためには、 お酒が苦手な方・飲めない方でも楽しめるノンアルコールビールが必要だと思いました。
そこで、麦芽とホップだけでつくった、特別な「ノンアルコールの黒ビール」をご用意します。
ビールテイストを再現するため、ノンアルコールビールを製造する際に一般的に使われる添加物や保存料。これらを一切使わずに麦芽とホップだけで製造するからこそ、本格的なビールの味わいを楽しんでいただけます。
しかも、黒ビールならではのロースト香としっかりとした飲みごたえがありつつも、食事に合い、飲みやすい口あたりとなっています。
今年1年間のご褒美としてご自身でも。お歳暮やクリスマスなどの贈り物として、あるいはご家族・ご友人と集まって乾杯する機会にも。2本〜12本までとバリエーションも豊富に準備しておりますので、幅広いシーンに寄り添ってお贈りいただけます。
オリジナルビール4本+ノンアルコールビール4本セットはこちら
ビールのみのギフトセットに加え、異彩のアートをもっと楽しんでいただけるグッズのリターンもご用意しました。
・アートビールグラス
・アートグラウラー(※グラウラー:ビールを含む炭酸飲料を、冷えたまま持ち運べる高機能タンブラー)
・アート豆皿
・アート陶磁器コースター
さらに、クラウドファウンディング限定のアートプレートもご用意!
特殊加工でアクリルに作品をあしらったアートプレートを飾れば、家で過ごす何気ない時間も、アートで彩られた素敵な時間に。アートの原画を購入したり飾ったりすることは難しい方も、気軽に手にとっていただけます。もちろん、ギフトとして贈呈するのもおすすめです。
・アートプレート
へラルボニー作家アートプレートとオリジナルビール4本はこちら
株式会社ヘラルボニー 代表取締役:松田崇弥/松田文登
自閉症の兄は、ビールを飲んだことが人生で一度もありません。いつも食卓にはお茶かジュースが並んでいます。
でも、きっとこのビールなら家族で一緒に乾杯する彩り豊かな景色がみれるはず。
作り手も、作家も。贈る人も、贈られる人も、そして社会も。
関わるすべてのひとの大切にしたい想いや価値観が「やさしさ」となって循環するギフトを目指しました。
岩手を、盛岡を「障害のイメージ変容を実現する」聖地にするために。
私たちはこれからも新しい文化体験を創出し、地方都市から世界へとその思想を届けていきます。
ベアレン醸造所 代表取締役 嶌田洋一
ヘラルボニーの地元での活動には、以前より強くインスパイアされており、過去にもコラボレーションを経験させて頂きました。今回の『ビールギフトを通じて、これまで知的障害のある人のアート作品に全く触れなかった多くの人にも、その素晴らしさを届けたい』という熱いメッセージに強く共感しました。
同じく岩手にこだわってビールづくりを続ける私も、岩手を「障害のイメージ変容を実現する」聖地にするためのパートナーとして最高のビールを提供したいと思っています。
ベアレン工場見学+飲み比べ+お土産はこちら(※本プロジェクト限定)
【STAFF CREDIT】
企画/デザイン/撮影:MOON-X株式会社
ビール製造:株式会社ベアレン醸造所
企画監修/アート監修:株式会社ヘラルボニー
映画監督 大友啓史さん
故郷盛岡の大好きなクラフトビール「ベアレン」に、華やかなアートの香りが加わりました。
震災を乗り越えた東北の地から産声を上げた、想像力の新たな可能性。
令和の時代にふさわしい新しい景色は、「異彩を放つ」こういう取り組みから生まれてくるのでしょう。
多くの方にぜひ応援していただきたいですね。もちろん僕も応援します!
映画監督 大友啓史
岩手県盛岡市出身。映画監督。『るろうに剣心』シリーズ5部作は、世界100ヶ国以上での配給・世界50以上の国際映画祭への出品、Netflixの世界配信で全世界視聴者ランキングで最高位4位など、世界基準の大ヒット記録を打ち立てた。また地元での活動も精力的に取り組み、いわて国体の式典アドバイザーや文化芸術大使なども務めている。最新作は来年1月27日公開の東映創立70周年企画『THE LEGEND&BUTTERFLY』
日本ビアジャーナリスト協会 ビールコンシェルジュ/ビアジャーナリスト木暮亮さん
「かっこいい!」はじめて写真を見た時に思った感想です。ラベルにアートを掛け合わせることはビールの世界では珍しくはありませんが、ビールを包んで魅せるブルワリーはほとんどありません。
リターンに用意されたグッズも一見無機質ですが、不思議と惹きつけられる魅力があります。
今回、リターンのビールは、夏の終わりから秋にかけてしか味わえないフレッシュホップビールと黒いノンアルコールビール。ベアレン醸造所さんがノンアルコールビールをリターンに入れたところに心のバリアフリーとも言われるノーマライゼーションの意識がしっかりあると感じます。アルコールを摂取できない人でも楽しめる選択肢を含めた配慮は素晴らしいです。
私は理学療法士でもあり、「障害」は決してハンディキャップではなく、「個性」であると考えています。ヘラルボニーさんの岩手という地方都市から異彩を届け、「障害」のイメージを変えていく考え方にも共感を覚えます。異彩のアートとビールが多くの人の生活を彩るのが楽しみです。
格闘家(K-1 WORLD MAX 3度優勝) 小比類巻貴之さん
今回ヘラルボニーさん、ベアレン醸造所さんという岩手県の会社と共同でプロジェクトを実施するということを聞き、同じ東北出身者として是非、応援させていただきたいと思いました。この取り組みを通じて、多くの方に、異彩のアートが詰まった素晴らしいビールギフトが届くことを期待しています。
酒類販売管理者標識:https://www.craft-x-beer.com/pages/sct
※20歳未満の者による飲酒は法令で禁止されています。20歳未満の方はこのリターンを選択できません。
原材料及び添加物等の食品表示はお届け商品のラベルに表記されます。
スケジュールについて
ビール:11/20以降充填・発送
アート雑貨: プロジェクト終了予定の11/20以降制作開始。1月上旬以降仕上がり予定。
※仕上がり時期はリターン品によって異なりますため、お申し込み時に「お届け予定日」をご確認ください。
集められた資金はリターン品製造代・アート代等に充てさせていただきます。
最新の活動報告
もっと見る御礼とご報告
2022/11/20 18:00ご支援いただきましたみなさまへこのたびは「岩手から全国へ。『異彩のアート×クラフトビール』で、みんなが楽しめるギフトを。」をご支援いただき誠にありがとうございます。9月22日にスタートした本プロジェクトは、本日終了の期日を迎えます。「岩手から異彩のクラフトビールをお届けしたい」という想いを胸に始動した本プロジェクトですが、残念ながら目標金額である600万円の達成は難しいことが予想されます。今回のクラウドファンディングでは「ALL or Nothing方式」を採用しており、目標金額に達しない場合、購入いただいたみなさまにリターンをお届けすることが叶わず、支援金を返金させていただきます(詳細につきましてはプロジェクト終了後、CAMPFIREよりメールにて正式にご案内させていただきます)。私たちの力が及ばず、プロジェクトにかける想いを社会に届けきるに至らなかったこと、そして何より、応援いただいた方々の期待に応えられず、悔しさとふがいない気持ちでいっぱいです。これまで応援コメントを送ってくださった方、リターンを心待ちにしてくださった方、プロジェクトの成功を信じ、終了間際にも関わらず応援してくださった方、ご支援いただきましたすべてのみなさまに、心からのお詫びと感謝を申し上げます。みなさまのあたたかい言葉の数々は、終始私たちの活動の励みとなりました。そして、90名もの方々に共鳴・応援いただいたからこそ、私たちの挑戦の歩みをここで止めるべきではないと考え、ヘラルボニーとベアレン醸造所の2社での再出発を決めました。今回のコラボビールをどうしても別の形でお届けしたいと考え、小林覚さんの「Let it Be」をラッピングした【クラフトビールのギフトセット】を一般販売させていただく運びとなりました。ご支援いただいたみなさまにはどこよりも早くお知らせしたく、この場を借りてご報告させていただきました。詳細は下記リンク先をご覧いただけますと幸いです。https://baeren.jp/shopbrand/ct117/また、今回のクラファンで製造を予定していたノンアルコールビールのギフトやオリジナルテーブルフェアの商品化も引き続き検討してまいります。このたびは、あたたかいご声援・ご支援をいただき誠にありがとうございました。本プロジェクトでの経験を糧に、私たちはこれからも社会を前進させるための挑戦を、果敢に、ひたむきに続けてまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。MOON-X株式会社株式会社ヘラルボニー株式会社ベアレンビール醸造所 もっと見る
『応援メッセージご紹介』日本ビアジャーナリスト協会ビールジャーナリスト 木暮様
2022/10/01 19:00皆様、こんばんは。開始からたくさんのご支援、並びに心温まる支援コメントをいただきありがとうございます!今回は、日本ビアジャーナリスト協会JBJAのビールジャーナリストの木暮様から人気のビール&ノンアルコールビールのギフトセットに関して応援メッセージをいただきましたのでご紹介させて頂きます!今回のギフトセットは関わるすべてのひとの大切にしたい想いや価値観が「やさしさ」となって循環するギフトを目指しています。こちらのギフトセットの発送は12月から。お届け日指定も可能なため、お歳暮やお年賀ギフトとしてもお贈りいただけます!オリジナルビール&ノンアルコールビールのセットはこちらビールコンシェルジュ/ビアジャーナリスト木暮亮「かっこいい!」はじめて写真を見た時に思った感想です。ラベルにアートを掛け合わせることはビールの世界では珍しくはありませんが、ビールを包んで魅せるブルワリーはほとんどありません。リターンに用意されたグッズも一見無機質ですが、不思議と惹きつけられる魅力があります。今回、リターンのビールは、夏の終わりから秋にかけてしか味わえないフレッシュホップビールと黒いノンアルコールビール。ベアレン醸造所さんがノンアルコールビールをリターンに入れたところに心のバリアフリーとも言われるノーマライゼーションの意識がしっかりあると感じます。アルコールを摂取できない人でも楽しめる選択肢を含めた配慮は素晴らしいです。私は理学療法士でもあり、「障害」は決してハンディキャップではなく、「個性」であると考えています。ヘラルボニーさんの岩手という地方都市から異彩を届け、「障害」のイメージを変えていく考え方にも共感を覚えます。異彩のアートとビールが多くの人の生活を彩るのが楽しみです。 もっと見る
コメント
もっと見る