
コロンボ市内の学校の様子
学校と一口に言っても、様々な状況によって違いがあります。
貧困層の子達が通う学校の様子です。
校舎は100年以上前に建てられたままのものを使っています。
窓ガラスは一枚もありません。
教室の仕切りもありません。
天井の板も崩れ落ちていて直せません。
黒板はありますが、ボコボコのベコベコで捨ててあったような物を拾ってきて活用しているかのようです。
チョークも少なくてありません。
学校の備品は戦前の物がそのまま使われている物がたくさん見られます。
子どもの様子
60-70人の男子生徒が通っています。
小学生から高校生までが一緒な学校にいます。
1日の食事が、学校でもらえる僅かな食事だけの子がいます。
お父さんお母さんは、街の掃除をして生計を立てていますが、貧しくて子どもに十分なご飯をあげられません。
年間、一家庭あたり1000ルピー(約400円)を集めて学校の備品を買っていますが、消耗品はすぐに無くなります。
貧富の差がかなり激しいようです。
先生方の給料は25000ルピー(約10,000円)、今年1月にはコロンボの平均月収が約5万円と聞きましたから、先生方も収入が大変に厳しい状態です。
物価が3-4倍になっているのに、給料据え置きとか、とんでもない危機です!!
フライドライスやラーメン一杯が1000ルピー前後でした。
ミックスジュースが700-1000ルピー。
家族5人いたとして、1人2000円/月でどうやって生きていきますか?!
今回の現地での支援は視察を兼ねており、現状の把握ができたので、後半のクラウドファンディングで集まった支援は、必要性の高いものを提供していきたいと考えています。
実際に見て、聞いて、話して、自分の目で確認しないと何も始まりません。
現地に、彼らに寄り添って動く支援者がもっともっと増えないと、根本的な解決には向かわず、状況は悪化していく。
日本支援の報道で安心してしまう諸外国、支援の厚い恩恵を受ける一部の人がいる反面、置き去りにされて深刻さを増す多くの庶民。
そんな中、世界に類を見ないほど「無私」の貢献を続ける日本の人々、スリランカの人々に寄り添う日本の関係者の方々に実際に会って来ました。
日本は、間違いなく世界に誇れる国際貢献に汗を流す人々がたくさんいる国です。
今回の活動を分析し、さらに効果の高い二次支援が絶対に必要です。
体重が軽すぎる、発育の遅れが見られる、そんな姿の子がたくさんいます。
皆様の、応援をどうぞよろしくお願い申し上げます。