おはようございます。
エベレスト24日目。
血中酸素濃度84。
深夜C1まで出発のはずが、強風の為延期になりました。
ベースキャンプはめちゃくちゃ快適で、日本食を作ってくれたり、マイナス40度対応の寝袋で、一切寒さを感じる事なく爆睡できます。
標高も5364mあり、知らない内に心拍数が上がり、疲労が蓄積しているせいか、日本にいる時よりも、睡眠時間が2.3時間多いです。
めちゃくちゃ快適には変わりないのですが、正直な気持ちを言うと、
早く風呂に入りたい、水風呂に入りたい、サウナに入りたい、延羽の湯に行きたい、甲子園の焼肉が食べたい、飲みに行きたい、色んな欲求をここまで我慢した事はありません。
ただ、今まで贅沢ばかりしていたので、自分の生活習慣を見直す良いきっかけになったのは、間違いありません。
ただただ、日々を過ごしていても、風呂の有り難さなど感じることはありません。
でも、2ヶ月我慢した風呂に入ると、多分涙が出るぐらい感動します。
何が言いたいかと言うと、日常生活に有り難みを感じる為には、環境を変えて、自分を極限状態まで追い込む。
そうすることで、何気ない些細な事に対して、感謝の気持ちや有り難みを感じることができる。
人生100年時代という長い期間の中に、ある一定期間そんな時期があってもいいのではないかと思う。
今後の人生を変える為にも、今の生活をひたすら耐える。
何事も忍耐力が必要ということで、本番に向けて今日も頑張ります。