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街の木を木材に!伐られて終わりじゃもったいない!もっともっと活かしていきたい!

これまで木材の供給源として見られることのなかった街の木々。それは私たちが暮らす街で、私たちが育んできた素材。今回は、工事などで伐られた木々を集めて、街の木(=都市森林)が凝縮されたような建築をつくることに挑戦します。試行錯誤の現場の旅に、ネットを通じて、あるいはリアルの場でぜひご同道ください!

現在の支援総額

1,731,250

34%

目標金額は5,000,000円

支援者数

70

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/10/22に募集を開始し、 70人の支援により 1,731,250円の資金を集め、 2023/01/03に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,731,250

34%達成

終了

目標金額5,000,000

支援者数70

このプロジェクトは、2022/10/22に募集を開始し、 70人の支援により 1,731,250円の資金を集め、 2023/01/03に募集を終了しました

これまで木材の供給源として見られることのなかった街の木々。それは私たちが暮らす街で、私たちが育んできた素材。今回は、工事などで伐られた木々を集めて、街の木(=都市森林)が凝縮されたような建築をつくることに挑戦します。試行錯誤の現場の旅に、ネットを通じて、あるいはリアルの場でぜひご同道ください!

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応援メッセージ の付いた活動報告

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「子連れで気兼ねなく食事ができるカフェを作りたい」「木をふんだんに使った居心地のよい空間にしたい」2015年4月、私たちは「子育てカフェaona」をオープンしました。その際、店内のテーブルや椅子、什器などの制作を一手に引き受けてくださったのが湧口さんです。街なかで伐採された材を使っていますから、樹種もさまざま。種類によってこんなにも色や木目、手触りが違います。店内はちょっとした「街なか木材」の見本市のようでもあり、どこかの森か林のようでもあり。aona店内、テーブル席(桜とエノキのテーブル、椅子はカキ、モッコク、サクラ、スダジイ、エノキ、クリ、カキ)250㎡超という広い店内は27畳の座敷と無垢のフローリング。靴を脱いで上がるので赤ちゃんがハイハイしても気になりません。小さいお子さんたちにはテーブルや椅子にたくさん触れてもらって、木のあたたかさを感じてもらえたらいいなと思っています。aona店内、お座敷スペースあるとき、親しんでいた木が伐採されてしまったことを残念に思っていた方が、実はその木がテーブルとなり「カフェaona」にあることを知り、わざわざ訪ねてこられたことがありました。久しぶりの「再会」に、その方はとても嬉しそうだったと聞いています。「いまここにあるものでつくる」という湧口さんのお仕事の素晴らしさを、あらためて感じたエピソードです。aona店内、物販スペースの欠けがあるエノキのテーブル街なかの木々を活かす事業は手間も時間もお金もかかり、決して効率がよいとものではありません。しかし、開発に伴うさまざまな思いを受け取り、前向きで豊かな未来を提示することができるという意味では、最善の方法のようにも思えます。だからこそ私は湧口さんの事業を応援したいし、よりたくさんの人達に、その豊かさを実感してほしいと願っています。新拠点での新しい展開も大いに期待しています!NPO法人ちょうふ子育てネットワーク・ちょこネット理事長竹中裕子aonaのプロジェクト進行中に近くで伐られていたクスノキもお店作りに活用しました。aonaで使ったクスの製材調布子育てカフェaonahttps://cafeaona.jimdofree.com/


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街の木は、みんなの思いをつなぐ未来の大切な資源世田谷区立花見堂小学校の閉校が決まり、その場所に「さくら花見堂」を立ち上げるまで9年間、地域のお手伝いをしてきました。その中心にあるフリースペースは花見堂小学校のメモリアルの場であり、地域の「自由な居場所」としてここで育つ子どもたちの思い出をつくる場です。この場所の中心に置かれた家具は、花見堂小学校と旧代田南児童館にあった樹木からつくられ、地域の人たちで仕上げました。地域の人たちや行政と徹底的に議論をして施設の構想や計画をつくり、工事が始まるというとき、この施設の真ん中にあるものは何だろうか。相談したのがユグチさんでした。最も急いだのが、花見堂小学校のケヤキやソメイヨシノを確保しておくこと。廃棄寸前、その時はまだその木が活用できるかどうか、何も決まっていなかったのにどうにかすることを快く引き受けてくれました。強剪定を繰り返される街のサクラのほとんどが、実のところ深刻な傷みが入った危険な木になっています。このソメイヨシノも、このタイミングを逃せば、傷み(腐れ)が進行し、木材としての活用は不可能でした。2020年11月には、児童館の庭のタイワンフウを始めとした木々を木材にするために伐採し、樹皮を剥き、木こりの親方から怒鳴られながら、皆でトラックまで運びました。翌年の秋には、その時の樹皮と、児童館の樹木を使い草木染めをして新施設で使う椅子の座面をつくりました。児童館の木を活かす!「伐採ワークショップ」で自ら木を担ぐ福永さん児童館の木を活かす!伐採ワークショップ児童館の敷地内の木で染色した生地は椅子のクッション生地にユグチさんからこうしたアイデアを聞いたときには、面白そうだな、とは思いましたが、ここまですごいことが出来るとは想像していませんでした。ユグチさんの発想と熱意が、地域の人たちの強い想いにつながり、区の担当者の驚異的な頑張りと結びついて実現したプロジェクトでした。新施設の家具作りワークショップその家具はひとつひとつに個性があり、木の色が多様で美しい。そして誰かが世話をすることが必要です。常に使う人メンテナンスをする必要があります。地域の核となる施設の真ん中にある家具としてこれほど相応しいものはないと感じています。児童館や小学校にあった小さな木々の芽は苗木として地域の人に預けられ、またさくら花見堂に戻ってきます。街の木を介した「循環」は、地域の時間をこの施設とともに「家具」という形で引き継いでいくのです。これらの木々は、こうして活かされなければ、ただの効率が悪い邪魔な物、やっかいな物として廃棄されます。「価値」って何だろう?「効率」って何だろう? 街の木の活動や、出来上がった椅子やテーブルを見ているとつくづく考えてしまうのです。月並みなことしか言えませんが、心から思います。街の木を活かすための拠点づくりに、みなさんもぜひ協力してください。福永順彦 場所づくり研究所プレイス代表取締役/世田谷コミュニティ財団 代表理事宮地成子 場所づくり研究所プレイス 「さくら花見堂」ができるまでの物語


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私は樹⽊医という仕事をしています。樹⽊医は⽊のお医者さんですが、ただ最近この仕事、⽊よりも⼈相⼿なのではないかと感じています。秋は落ち葉で苦情が絶えず、残念ながら街の⽊はお荷物になっています。そうかと思えば、⽊が伐採される計画には反対運動がおこり、かろうじて残っても枝や根は切られ、じわじわ衰退(あるいは早期に伐採)することになります(私の観察だけですが、将来⽊が⼤きくなるなど考えず、残しただけの現地保存が⼀番持たないような気がしています)。 「じゃあ移植すればいいではないか」と⾔われるのですが、⽊は動かないことで成功している⽣き物なので、⼤⽊の移植は簡単ではありません。お⾦をかけても枯らすリスクは⼤いにありますし、活着しても根が腐り、倒伏する可能性も出てきます。伐採反対運動が起こっている⽊の形を⾒ると、「あれ?この⽊そもそも⽊材を取るために育てられてない?」という⽊もあります。林業でいう枝打ちがされていて、昔植えた⼈は「⼤きくなったら伐って⽊材に」と考えていたんではないでしょうか?「⽊を⽊材にして使い、また植える」という普通のことが忘れられているような気がしました。⼀番残念に思うのは、⽊をめぐって対⽴した結果「もう⽊なんていらない」と嫌われて、⽊を植えない傾向がみられることです。対⽴のきっかけは、⼀⽅的な計画の進め⽅だったりすることが多く、それで⽊が嫌われるんじゃ、とんだとばっちりです。 そして、どうも樹⽊を語るとき、「こうしちゃだめ」「こうしなきゃならない」など、 窮屈な雰囲気があります。⽊について、いろんな⼈がいろいろなことを⾔いますが、⽊⾃⾝に教えてもらうのが⼀番です。私は実際の⽊にふれ、もっと楽しく、笑っちゃうぐらいな空気にしなきゃと考えています。そうなれば、たくさんの⼈が集まって⾃由に樹⽊について語りあえるのではないかと思うのです。木で楽しませる! 岩谷先生(街の木ものづくりネットワーク設立記念収穫祭にて)ユグチさんが作ろうとしているこの場所で、いろんな⽊の魅⼒を楽しむことができると思います。⽊を⽣で感じ、⽊材加⼯だけでなく、⽊の実を⾷べたり、⽊で染めたり、匂いを嗅いだり、⽊で楽しいことがたくさんできるでしょう。そうしていくと、⾝近な⽊も気になってきて、都会の樹⽊も違って⾒えてくると思います。地味な樹⽊ですが、⽊にもいろいろ個性があって、おもしろい⽣き⽅をしていますので、眺めて欲しいです。たくさんの⼈が⽊に関⼼を持ち、街の⽊を楽しむ未来が楽しみです。樹⽊医 岩⾕美苗南町田鶴間公園での「苗木づくり大作戦」では、一緒に講師を勤めていただき、工事現場となった公園からたくさんの苗木を救出し、参加した市民の皆様に、またここに集まって植樹する日まで、育てていただきました。


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湧口さんと出会ったのは、9年前の公益信託世田谷まちづくりファンドの審査会でした。まち中にある、地域の人々にとって想い入れのある木が伐採された時、それがただのごみのように処分されてしまう。もしこの木を材木として活用させてもらえたら、地域の人と第二の木の人生を感じられる活用ができるというプレゼンテーションを聞いて衝撃を覚えたことを記憶しています。というのも、これまでみどりや風景づくりに関わる人や団体は、保全には声を上げることはあっても、伐採されてしまった木の活用について議論してきていなかったからです。木が伐採される背景には、経済活動の犠牲になるものもありますが、見た目より痛んでおり倒木する危険な状態のものも多いと聞きます。湧口さんに、公共の伐採樹木を活用する実績ができれば、きっとこうした考え方は広まっていくに違いないと思いました。その後、大きな公園のリニューアル事業に関わる機会があり、湧口さんに伐採樹木を活用するための専門家として、市民と一緒にワークショップや苗木を採取する会、植樹の会、そして伐採した木を使って新しい施設の壁をみんなでつくるイベントなど、さまざまな切り口でいろいろな人が木に関わることができるアイデアや機会をいただき、そして確かな技術と信念をもって実践していただきました。工事現場での苗木救出イベントにて工事完了後の植樹イベントにて。救出した苗木を2年間育ててくれた子と彼は、一年一年、活動の仕方を見直し、情報を発信しながら、有言実行で一歩一歩活動を進めてきています。今回のプロジェクトをクラウドファンディングで実現する過程で、湧口さんの思いや活動に触れて、同じ風景を見る仲間になる体験を少しでも多くの人にしてほしいと思います。株式会社石塚計画デザイン事務所共同代表 千葉晋也新しい施設の壁を木のレンガでつくる、まち開きイベント50樹種にも及ぶ色とりどりの木々でつくられたライブラリーが完成


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今から約8年前に初めて「都市林業」という名前を耳にしました。街の木を活かす活動をされていることを知り、すぐに連絡したのが湧口さんとの出会いでした。街の木などは普通なら産業廃棄物かチップ・バイオマスで処分されてしまうことが多い中で、1本でも材としての利用を考え、何とか形にして活かしたいと熱い思いを持って活動されている姿に大変感銘を受けました。街の木ものづくりネットワーク立上げの際、武田さんは三重県から駆けつけてくださいました戦後、植えられた庭木・街路樹・公園の樹などがどんどん大きくなり伐られていく状況になりつつあり、まさに「都市林業」です。街の木もとても大事な資産であり資源でもあります。庭木や街路樹・公園の樹などはとても個性があり魅力的な樹種が多いのが特徴でもあります。熱い創造性・強い創造力を持って魅力的なものに生まれ変わってほしいと願っています。是非、湧口さんの熱い思いにエールを送っていただきたいです!よろしくお願いいたします!武田製材有限会社代表 武田誠https://beaver-house.com/武田製材にて