2022/10/22 23:50

12日目(帰国) ホイスと共に行く、ニューオーリンズの旅!

 

誰にでもできる柔術の魅力を伝えたい!【ホイス・グレイシー公認道場-RG360】プロジェクトにご支援、応援いただき、大変ありがとうございます!


新道場の内装がほぼ完成した直後でまだカーテンやら、棚やら細々した部分に手を入れる間もないままに、そして何より発足したばかりのこのプロジェクト開始早々に米国遠征に出発してしまい、行きの便の乗り継ぎ失敗から始まった旅中の濃厚なスケジュールと時差もあり少し更新が遅れてしまいましたが、無事帰国いたしました。

今回の渡米目的は、ホイス・グレイシー柔術ネットワークアニュアルギャザリング、つまり年一度の全体集会です。丸4日の柔術漬けの毎日は、非常に有意義な時間でした!

私の道場は、10月1日に正式に「ホイス・グレイシー柔術アカデミー東京」としてホイス・グレイシー柔術ネットワークの一員となったばかり。つまりこの集会では最も新しい新入りとしての参加です。殆どの道場は米国からの参加で、海外の代表は英国、グアテマラ、エクアドルと日本の4国でした。参加者総勢約150人以上の大きなグループでのギャザリングでした!

このギャザリングは主に2つの目的、イベントで構成されています。
まず第一がブラックベルトテスト。新たな黒帯が厳正な審査により選ばれます。
そしてもう一つがホイスが選抜した講師陣によるセミナーの実施です。


ブラックベルトテストは、ホイス・グレイシー柔術ネットワークのギャザリングで最も重要、かつ特徴的な活動です。なぜなら、黒帯の承認をし授与できるのは、ほかならぬホイス・グレイシー師匠のみなのです。
つまり我々ホイス・グレイシー柔術アカデミー東京のメンバーは、私を含めホイス・グレイシー本人から直接黒帯を貰う事が出来るのです。そしてその機会は、このネットワークギャザリングで行われるブラックベルトテストを受けて合格する事以外にないのです。

このブラックベルトテストは、ネットワークギャザリング期間の中心にあるイベントで、まずは初日の午後3時から6時までの3時間で第一関門のテストが行われ、二日目と三日目は朝8時から2時間と午後3時から3時間の5回に分けて行われ、そして最終日にはついに黒帯の授与、つまり合格発表です。


ブラックベルトテストは、まずホイス・グレイシー自身、そしてホイスから直接黒帯を授与されたインストラクターと生徒(各道場代表とその黒帯達、恐らく60人~70人)、また今回テストを受ける茶帯で4本ストライプを授与されているブラックベルトテストへの推挙を受けた者のみだけで行われ、それ以外の人間は室外に出され、その中をのぞき見ることは決して許されないのです。
Maxの黒帯は、国際ブラジリアン柔術連盟(IBJJF)の承認による黒帯3段。黒帯を巻いてから既に9年、決して容易な段位ではないと自任してはいますが、ホイス・グレイシー柔術で承認された段位ではありません。ホイスとの出会いは1998年なので24年の付き合いですが青帯以降の帯はホイスから承認されたものでは無く、今回の状況に置いて私はあくまで壁の外で待機する一人でしかありません。ホイスの黒帯になりたい!だからはるばるニューオーリンズまで飛んできたのだけれども一番見たいものが見られない!そんな思いがこの後予想外のドラマにつながるのですが…(この件についてはまた別の機会にたっぷりお話しできたらと思います)


これほど黒帯の取得に強いこだわりがあり、かつその取得の難易度も高い道場は、世界中でも稀有ではないかと思います。それがホイス・グレイシー柔術。言い換えれば、ホイスから認められた黒帯を巻くことは、極めて名誉のあることだと改めて認識しました。

一方のセミナーは、今回は柔術黒帯4名、レスリング1名、柔道1名という構成でした。特に黒帯は全員がホイスの父、エリオグレイシー直径。
ホイスの実兄であるホイラー・グレイシーを筆頭に、女子の世界チャンピオン4連覇のレティシア・ヒベイロ、その旦那でホイラーの愛弟子、ファブリシオ・モランゴ、さらにプライド武士道でマッハ桜井氏と試合をしたこともあるクラウスレイ・グレイシー。

レスリングの指導は、ロサンゼルスで活動するジョンソン。また柔道の担当はマイアミ在住でホイスが日本で吉田秀彦と対戦前に柔道家対策のコーチとして招かれたオリンピック柔道キューバ代表の人でした。


柔術インストラクターの中で、ホイラーグレイシーは唯一、父エリオ譲りのセルフディフェンステクニックを数種類披露してくれました。
いずれもRG360™のカリキュラムに含まれるものと同じテクニック。しかしホイラー自身から微細なニュアンスをまなべる機会はとても貴重です。
その他の3名は、いわゆる柔術のポジションでのテクニック(レティシアはデラヒーバガードからの変化、ファブリシオモランゴはフックガード(バタフライガード)からの進行テクニック(最後はツイスター!)そしてクラウスレイ・グレイシーはマウントポジションからのクロスチョークという、基本ポジションからの基本テク肉!これこそグレイシー柔術。細部に魂がこもったグッとくる素晴らしいセミナーでした。

今回、私はこのセミナーだけに参加する茶帯以下の生徒とほぼ同じ立場でしたが、私の心の中には大きな目的がありました。

それは、現在承認を得ているRG360™LEVEL1の指導の手本となるセルフディフェンステクニックの実際のデモンストレーション。
ホイス師匠は勿論のことですが、このギャザリングに参加している黒帯の誰もが私にとってはセルフディフェンステクニックの動くお手本。日本ではなんとか限られた友人にビデオチャットでいくつかの動きを教えてもらうことが精一杯でしたが、直接これらの動きを見せてもらい、自分も動きながら修正してもらう事が出来たのは、本当に大きな収穫でした。
この収穫と共に、これからの毎日のRG360™のLEVEL1クラスの指導も、より明確でクリアーにテクニックを開設できるようになりました!


ぜひ、ホイスグレイシー柔術アカデミー東京でこのグレイシー柔術セルフディフェンステクニックを体験しに来てください。

 

ホイスグレイシー柔術アカデミー東京

代表 Max Masuzawa

新ウェブサイト  https://roycegracie.tokyo/